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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

THE NOVEMBERS “zeitgeist” RELEASE TOUR 「Flower of life」 @HEAVEN’S ROCK宇都宮 14.1.13

2014-01-14 20:33:35 | ライブレポ

















THE NOVEMBERSのライブを観に宇都宮へ。今年初ライブです。

















宇都宮ですよ宇都宮。
宇都宮でライブを観るのは勿論初めてですし宇都宮自体に行ったのも初めてです
栃木自体は12年の夏に私用で那須方面に何泊か滞在した以来だから1年半ぶりなんですけどね。
今回は思い切って北関東のライブハウスに初来訪してみました。

千葉、それも内房からだと宇都宮って約4時間は掛かる(!)んですけど
それ故にまず「日帰りで行こう」なんて発想自体普段はしません
ただこの日は祝日だったのと開演の時間が早かったので「頑張れば行けそう」とかふと思い立ち
気が付けばチケットを購入していました 合計8時間の移動時間で大変でしたが結果的には行って良かったです
街並みも素敵でしたし肝心のライブが凄く良かったので。心洗われる想いでした。

個人的には「zeitgeist」ってアルバムが本当に大好きで、大切な作品なので
このアルバムのツアーには出来れば行けるだけ行きたい気持ちがあって
それが東京以外で最も可能に近かったのがこの場所だし
彼らの地元という事もあって、
更には独立して初めてのツアーの初日と言う事もあり
それらもあってどうしても行きたかった公演だったのでちゃんと思ったように行けて嬉しかったし
その分電車賃は東京の倍以上つきましたが(笑 それが苦にならないくらい貴重な体験が出来たと思う
今まで北関東のライブハウスは興味ありつつもスルー状態が続いてただけに、
今回初めて行けて地域の人たちの空気に触れる事が出来たのはやっぱり良い経験だったかなと
また個人的に好きな、思い入れのある場所が一つ増えて良かったです。
機会があれば再び宇都宮、栃木のハコに来訪してみたい。














経路としてはまず西船橋まで行って武蔵野線、そこから埼玉は南越谷まで行き
新越谷(東武伊勢崎線)に乗り換え久喜、久喜から東北線に乗り換え宇都宮・・・って感じですね
かなり長い移動時間だったので弁当まで作って臨みました
ちょっとした小旅行気分で楽しくもありましたが(笑
やはりというか、遠かったですね。

宇都宮に辿り着くと思ってた以上に「餃子の街」でした
そうだろうなあ、っていうのは個人的なイメージとしてあったんですけど
もう駅出てまず目に付くのは様々な所に点在している餃子の看板だったりイラストだったり、
驚いたのは駅に餃子の銅像、しかもかなり大きめのが建てられていた事でことごとく「餃子押し」でした
街並みを歩きながら見渡していてもコンスタントに餃子屋を発見したりと
すごく「宇都宮色」が強くある印象でそれもまた楽しかったです
ライブハウスで女の人が「宇都宮の人って3食餃子なの?」的な質問をしてたのには笑いましたが(笑
でも、それくらいいつも住んでる街とは全然違う空気だったのが面白かったですね
宇都宮駅からハコがある東武宇都宮駅付近まで徒歩で行ったんですけど
大きな神社があったり、イルミネーションが鮮やかだったり
これまた独特の趣を持つ街という印象でした
駅舎も大きくて目立つ感じですね。


ヘブンズロック宇都宮は地下にステージがあって地上に物販のスペースがあるという
あんまり見たことのない作りで中々新鮮でした
この季節だと番号が呼ばれるまで寒いので物販の温かい場所で待てるのは良かったですね
中に入ると思ってた以上に小さなハコで、でもそれ故にステージが近くて表情がはっきり分かった
その距離の近さもまたこのライブで良かった点の一つですね
メンバーのストイックな姿を間近で感じる事が出来たのが嬉しかった。

一曲目は勿論新譜のオープニングナンバー「zeitgeist」から。小気味良いアンサンブルの気持ち良さ
カクカクとしたリズムに独特のカタルシスを感じつつ
個人的に新譜で一番好きな「Sky Crawlers」が早くも奏でられる
スロウテンポだけど踊れる冒頭のアレンジや音源以上に主張していたギターサウンド
淡々と、しかしシリアスに歌われる歌詞の心地良さに終わり際の清廉とした咆哮の解放感・・・
正に音源の良さを引き継ぎつつ、それ以上のカタルシスも存分に感じられた会心のアクトに仕上がってました
この時点で今日ここに来れた事に感謝しつつ最後の咆哮に関して言えばある種の決意じみたものも感じられて
個人的な糧になってくれそうな予感がしたのも凄く良かったし有意義な時間だったかなと

これまたアンサンブルの小気味良さが印象に残った「We」、
ラストのサビを叫ぶように歌い切った音源からの変化も面白く
そうしたが故に音源よりも更に強い主張を感じる事が出来たのも良かった
普段の曲より少しユーモラスな感覚を含む「D-503」もアクセントになってましたし
「待ったりしない まったりしない お楽しみはこれから」というラストのフレーズもバッチリ決まってました

そんな新譜の這うようなビート、メロディ、格好良さを存分に感じつつ
少し盛り上がりを加味するように「primal」、この曲は音源よりも若干テンポが上がり気味で
その性急な感じが上手く新しいスパイスとなり得ていて通常以上の興奮を味わえました
滾るようなラスト付近のヒートアップには相当白熱しちゃいましたね。
 そして、リリースツアーに行けなかったので生で聴けなかった「Fiedel」がようやく聴けました!
これが想像してた以上の仕上がりでひんやりとしたアレンジが非常にツボ、
この曲もまた音源よりもギターの主張が強くてその意味合いでも新鮮に楽しめました
コーラスワークの美しさもまた聴き所ですね。

最後の歌唱パートを歌い終えてからすぐに「ありがとう。」と言い放った演出も冴えてた「Sea's sweep」
相変わらず音の広がり、スケール感が圧倒的で、更に洗練された感覚もあり純粋に気持ちが良い
「心だけで生きていけたら身軽だわ」という歌詞が刺さって来て沁みました。
 透き通るようなギターサウンドとポップセンスに陶酔してしまった名曲「pilica」、
結果的に聴き手の能動を促すような楽曲観が素晴らしい「Flower of life」をしっかりと味わい
個人的にハイライトだったのが「逆さに吊るされてもかまわない」と歌った「philia」の絶頂感。
音に迷いが一切感じられないクリアで熱に満ちた感触に凄まじいカタルシスを貰いました
そのくらいここら辺のパートはノベンバの凛とした、美しい佇まいが際立っていて私的に至高の時間でした。
なんかこう、筆舌にしがたい「意思」がまた芽生えたような・・・そういう感覚でしたね。


「Meursault」の雰囲気溢れる演奏に浸りつつ、
歌詞もまた思いっきり頭に入って来て中々に思考を巡らせつつ聴き入る
いつもより渋く響いた「アマレット」の憂いに、いきなり奇声を上げる印象の「Louder Than War」
この曲は音源だとサウンドを篭らせているので生だと余計に衝撃的で良かったですね
「鉄の夢」のガンガン突き上げる重たいビートに痺れつつ、
小林祐介のシャウトも更に熱量を増して衝撃性を含みながら思い切り響いていました
イントロの時点で格好良さが滲み出ていた「dogma」でも悲鳴に近いシャウトを響かせていたし
正に「美と醜の同居」というのが今のTHE NOVEMBERSのテーマの一つのようにも思えました。
汚い部分は限りなく汚くし、美しい部分は優しさを込めて美しく表現し切る。

続く「Wire」はやはりというか新譜の曲の中でも随一に盛り上がってましたね
鋭く疾走するアンサンブルにどんどん熱量が加味されてストイックさも極まっていました
特にアウトロのピリピリしたどシリアスな演奏の白熱っぷりは印象に残っています。
名曲「彼岸で散る青」は小ハコながらライトの演出が冴えてて感動。
歌にもかなり力が入っていて熱かったです。

ここでこの日初めて長いMCが挿入されました
小林高松両メンバーが宇都宮東高校に通ってたという事
ケンゴくんも含めて自分らは男子校だったという事、吉木くんは生粋の共学っ子だという事(笑)。
「あけましておめでとうございます。」と律儀に挨拶を交わしながら
「自分達はあんまり栃木のバンドだと思われてないかもしれないけど、ここ栃木で結成したんで」
「自分達の独立後初めてのツアーの始まりを絶対にここにしたかった。」等ニュアンスですが語っていました
栃木で結成した事実、そして栃木という場所に思い入れがある雰囲気だったのが良かったですね
そういう事を話す小林祐介の表情はとてもニコニコしていたのも印象的でした。

最後にしっとりと「Ceremony」を鳴らして終了
この曲は生で聴いてもめっちゃ感動してしまう曲ですね
メロディの旨味、込められた想いの温かさに胸いっぱいになりつつ本編は幕引き
なんというか・・・本当に身が引き締まる上に沢山の情感をもらえたような豊かな夜でしたね
原曲とは若干アレンジ、演出が違っている楽曲もポツポツあってその変化もまた楽しかったです。


アンコールでは観客の人々のこの年の快方を祈るかのように雄大な「再生の朝」、
押し付けがましくない能動への意欲を掻き立てる歌詞に壮大で温かいサウンドが乗っかって
素直にまた「明日」へ向かいたいと思えるような、希望を感じるような一曲に仕上がっていました
ちょっと神々しく、また凛々しい感じもあって益々ノベンバを好きになれたラストでしたね。
忌憚抜きで本当に良かった、ここにこれて良かったと思えた一夜に心から感謝します。


















セットリスト
1.zeitgeist
2.Sky Crawlers
3.We
4.D-503
5.primal
6.Fiedel
7.Sea's sweep
8.pilica
9.Flower of life
10.philia
11.Meursault
12.アマレット
13.Louder Than War(2019)
14.鉄の夢
15.dogma
16.Wire(Fahrenheit 154)
17.彼岸で散る青
18.Ceremony

アンコール
19.再生の朝









いや~新譜の曲はすこぶる良かったし
過去曲も過去曲でしっかりと洗練されていたしで
新年早々破格のライブだったんじゃないかと思います
今のTHE NOVEMBERS、相当格好良いバンドになってるので是非今観て欲しいですね
「primal」の毅然としたロックバンドらしい佇まいの演奏を見ている時に深く思ったし
神秘性のある楽曲を演奏させたら本当に右に出るもの思いつかないくらい凄いなあ、と。
色々と感じるものが多かったワンマンでした。一番のハイライトは「philia」、
後は「Sky Crawlers」がやっぱり素晴らしかったです。そして「再生の朝」はやはり決定打的な名曲ですね。


帰りは駅付近で宇都宮の餃子を買って帰りました。新年早々良い思い出が出来て豊かな気持ちでした。




OGRE YOU ASSHOLE 2013 ONEMAN LIVE@恵比寿LIQUIDROOM 13.12.28

2013-12-29 18:08:08 | ライブレポ


















今年のライブ収めでした。また来年もライブに行こう。





















新曲や最近のモードの楽曲を演奏したり昔の曲も適度に組み込んだりと
割とバランス良くサービス精神も旺盛なライブだったと思います
ゆらゆら踊れる感じと適度にダンサブルなテイストが均等に来るのでメリハリも良く
本編最後の「ロープ」のロングバージョンでは最高の盛り上がりを演出して終わり、と
何気に観客の一体感も受けられてとても楽しかったですね

新曲を聴く限りではまたOGREのモードも変わっていきそうで、
「何もないタイミングでワンマンやってるのにこんなに集まってくれて・・・」と出戸学は言ってましたが
新曲勢を聴くだけでもニュー・モードが垣間見られたので収穫は十分にあったワンマンでした
吸い込まれるような独自の世界観に大いに浸りつつ陶酔も出来た約2時間でしたね。













会場入りするとミニトートバッグが渡されました
「OYA」のロゴ入りで粋な計らいだな、と思いつつ真ん中らへんまで進む
チケットは完売でかなりギュウギュウ人が居た感覚ですね
でも基本的にみんな動かないのでギュウギュウでもそれなりに快適なんですが(笑

一曲目の新曲は、フラッグのオルタナバージョンを更に研ぎ澄ましたような
或いはポップさも加味されたような軽快かつスカスカの音像が気持ち良い踊れるタイプの楽曲でした
ひたすら気持ち良い心証を抱きつつ憂い漂うメロディが心地良い「レール」へと流される
この曲はリフが和っぽくてその点でも格好良かったですね。

「フラッグ」のアレンジ×2、そしてオリジナルと3段階に分けて「フラッグ」が鳴らされる
これもまた各々テイストが違って面白い上に
「朝にはもう決めたあなたがぐらついた」って歌詞が何気に刺さって来てそれもまた良かったです
アレンジバージョンもスタイリッシュに、そしてディープに決まっていて格好よかったんですが
最後のオリジナルではまたアンサンブルがタフに進化した気がして負けないくらい格好よかったですね
まさかの3段変化とは正にオルタナ・ロックの極みを垣間見たような気分になりました。


抜けの良いメロディが印象的だった新曲から、
一転してリズムが心地良い「ネクタイ」へ、この曲も後半のアレンジがスペイシーで心地良かった
引っ掛かりのあるフレーズのループにもカタルシスをもらいつつ
伸びやかで緩いメロディが癖になる「ふたつの段階」、深みのある音像を味わいながら
かなり久々に聴いた「アドバンテージ」は非常に妖艶な雰囲気がツボで最高の仕上がりでした
元々こういうリフもの多めでしたが久々にやるとアクセントとして機能してましたね
この日一番踊れる曲調だった「ヘッドライト」は不思議な開放感が備わっていて良かったです

そんな軽快に踊れるパートを繰り出した後は個人的に好きな「黒い窓」を深く叩き付ける
この曲もまたストレートにダークな雰囲気が出てて好みでした 虚無的でもあるというか。
その後の「素敵な予感」のオルタナバージョンはやはり新木場の時と同様に絶品、かつ圧倒的。
何もかもを拒絶するような暗黒のサウンドは強烈な格好良さがありますね
ポップさをあまりにも捨てすぎて逆にポップに感じるというか。この曲は是非ライブで体験して欲しい。

そんな真っ黒なオーラを浄化するように純朴なボーカルが胸に沁みる「夜の船」、
冒頭は弾き語りのまっさらなアレンジで、その暗闇を抜けたような感覚がまたカタルシス満点でした
温かみのある空気とシビアでもある詞のコントラストを味わいつつ本編最後の「ロープ」の長尺ver.へ。

この日のロングバージョンも凄かったんですが
ある意味フェスのでかいステージで観たら相当気持ち良いんじゃないか、ってくらいのカタルシス放出
年末に最後に観るライブの締めとしてはかなり相応しい高揚感を演出してくれたと思います
昔の曲で踊れたり、最新の新曲で気持ち良くなったり、ここ最近のモードの曲で興奮出来たりと
色々なOGREのテイストが楽しめる面白くまた心地が良いライブでした。
ありがとうございました。


アンコールでは「これから」を演奏
感傷溢れる出戸学のギターソロが印象的で優しさをもらったような気分になりました
祈りのような福音に背中を押されつつ、二重に良い締めを観れて個人的に嬉しかったです。















セットリスト
1.新曲
2.レール
3.フラッグ(オルタナバージョン)
4.フラッグ(別アレンジ)
5.フラッグ
6.新曲
7.ネクタイ
8.ふたつの段階
9.アドバンテージ
10.ヘッドライト
11.黒い窓
12.素敵な予感(オルタナバージョン)
13.夜の船
14.ロープ(ロングバージョン)

アンコール
15.これから









物憂げな気持ちになったり、軽快に踊れたり、妖艶な気分になったり
凄みのある音像に浸れたり、最後には盛り上がりも楽しめたり良いバランスのライブでした。

これにて2013年のライブ参加及びライブレポートは終了です
来年分のチケットも既に何枚か手元にあるので来年もちょこちょこライブレポ書いていくつもりです。
最後の最後にきれいな音色に心酔出来て嬉しかった。



marble 空中迷路vol.18「ゆるmarble忘年会」~今年はお試し2Days~@新宿SACT! 13.12.27

2013-12-28 14:55:02 | ライブレポ



















前更新の地続きで、今度は二日目のレポートです!

















メルマガだとセットリストはそこまで違わないっぽい感じでしたが
実際行ったら流れが違っていたりこの日だけの曲があったり正直満足度高かったですね
個人的に二日間行って良かったなあ・・・とつくづく思いました
今年はこれでmarbleのライブ収めですけど、既に来年2月にワンマンも決まってるので早くも先が楽しみ。
昨日に引き続いて感想を書きたいと思います 宜しければ初日のレポートも是非読んで下さいね。














この日はSACT!の開演前SEの調子が悪くて音が飛びまくっていました
トークコーナーのBGMを若干心配しましたがその頃には飛んでなかったと思うので良かったです
しかしあそこまで音飛びまくってると不協和音にしか聞こえないのが何とも(笑
原曲がどれも素晴らしいだけに。

一曲目は「a faint sound~」からゆったりと静謐な始まり
流石の歌の上手さを感じつつ前日よりもギターは渋めに鳴らされてた印象
そして「流星レコード」~「つつまれて」と沁み入るような楽曲を連発
後者はmiccoさんの父親に対する想いが反映された曲でもあります
私自身父親は健在ではあるんですけど、もう二度と会えない人達を想起しながら聞いていました
この曲は「会いたい、でも会えないのは既に分かってる」って半分は悟っている大人っぽさが何とも素敵です
でもそんな風に思い描けるシーンの数々に気が付かない内に背中を押されてるのかもしれません。
この曲はシングルでも良さそうな曲ですね、改めて。

デビュー曲「芽生えドライブ」を披露した後に
「唯一北海道で(TVから)流れた曲」という事で「空中迷路」
この曲は個人的にmarbleで一番好きな曲なのでここで聴けて嬉しかった
前日行かなければ久々の「clover」は聴けなかったし
この日行かなければ一番大好きな「空中迷路」は聴けなかった
同じコンセプトのライブでもマメにセトリや曲順を変えて両方行く人でも新鮮に楽しめるようにしてくれる
そんなサービス精神に感謝しつつ・・・やっぱりこの曲のメロディと歌詞は至高ですね
私は楽観的な歌詞より能動的な歌詞の方が好きなのでこういう曲はかなり好みなんです
ワンフレーズ毎に伝わるエネルギーとコーラスワークの美しさに陶酔しつつ
また機会があればやって欲しいな、と
オシャレかつグッと来るバランスが好きです。

鉄板の「初恋limited」で盛り上がった後に恒例のトークコーナーに突入。


この日は順序を入れ替えてまず「2013年走ったこと」から
相変わらずライブ関連の話題が多くてファンの熱さが伝わって来ましたが
実際大阪のライブで東京でよく見る顔を見ると菊池さん曰く「心強かった」そうです
でも別の場所でライブを観るのって新鮮で楽しいですし、来年は久々に遠征もしてみたいですね

ちなみにこのブログにコメントをよく頂ける&marbleライブレポをツイートして下さる
きょむりんさんの回答が読まれてて嬉しかったです 六本木ケントス以来でしょうか・・・?
この日も長崎から来てる人もいるそうでそりゃ即日完売になるわ、と(笑
「たまゆら」のくじを120回引いたとか
東京から広島までバイクで13時間とか・・・
凄い人達もいるもんですね(笑 私は昨日読まれましたが内容は一応伏せます。恥ずかしいので。

一年を振り返るコーナーでは「たまゆら」に再び出演した事に触れて、
菊池さん「Blu-Rayでは実写になってますから。」
miccoさん「いやいや、そういう嘘言わないで(笑)」と
突然菊池さんがボケをかましたのが個人的に面白かったですね(笑)。
こういう二人中心のライブだとたまに菊池さんがボケ側のコメントを出すのが楽しい。

このシリーズの初回から来ている方がいたり、
marbleのファンはずっと応援しているような人が多いですね
バースデイライブも是非ソールドしてみんなで楽しめたらいいな、と。
菊池さんのバースデーライブは「覚えてたらやる。」そうです。
菊池さんのバースデーライブやるとしたら歌は必須だと思いますが・・・(笑)。


トークコーナー後はお馴染みPatさんを加えて3人体制でライブ再開
新曲の「ねがいごと」が既に名曲だと感じられるクオリティと熱量で・・・
願いが叶う、んじゃなくてまず砕け散るっていうのが地に足が付いていて素敵でした
ポップで口ずさみやすいメロディに不穏な言葉を混ぜることでバランスを取る上手さは健在ですね。

「未来スコープ」はライブで聴く度に良くなってるなあ、と感じる曲です
ファンを想って作った曲だけに相応の熱量と思いの丈を感じさせるのがイイんですが
ふんわりとした始まりからサビで一気にストレートに弾けるメリハリも個人的に大好きだな、と
「不器用な落書き」って言葉も何気に自分に当てはまるので感情移入しつつ、聴く。

north piccoの「ぐるぐる」をまさかの披露
やっぱりこの曲は程好くノスタルジックで気持ちの良い曲だなあ、と
Patさんの奏でる音色も気合が入っていてとても鮮やかでした。
 最後はその熱量を保ったまま「さくらさくら咲く~」で本編は締め
この曲はアコースティックでやると原曲以上に素朴になって、
なんだか青春映画の主題歌にも出来そうなくらいの爽やかな情景が浮かびますね
バンドで盛り上がるのもいいけど、アコースティックでやっても違った良さが滲み出る楽曲です
正直凄く心地の良いラストでした。ありがとうございました。


アンコールでは中島愛の「神様のいたずら」をカバー
昨日はインディーズ時代(手のひら)の歌い方を想起させるような選曲でしたが
この日は王道のバラッドを選曲 オリジナルと言われても違和感のない仕上がりで良かったです。

そういえばアンコール前にアドリブでオリジナルソングをPatさんと菊池さんで披露してましたが
最終的にmiccoさんも入って「マブ達ありがとう~♪」ってワンソングに仕上がってたのが面白かった
ああいうフリーダムな感じもこのライブイベントっぽいな、と(笑

最後の最後は昨日本編最後だった「君とうたう。」で終了
後半の「ララララ♪」の部分は無条件で楽しくなれる多幸感があるな、と
「Lingering Fizz」とはまた別の意味で会場の一体感を受けられる楽曲ですね
ああいう狭いハコでみんなが楽しそうに歌ってる風景が好きです。


終了から間を置かずにmiccoさんと菊池さん客席に登場
このイベント限定であろうカレンダーにサインしてもらい感想を伝えて会場を後にしました
今年は二日間あってたっぷりと温かいエネルギーを貰う事が出来て凄く幸せでした。
この日は後半の熱量が特に印象に残りつつ大好きな「空中迷路」を聴けたのが嬉しかったですね。
















セットリスト
1.a faint sound~随分と時間が経ってしまったようで~
2.流星レコード
3.つつまれて
4.芽生えドライブ
5.空中迷路
6.初恋limited
7.ねがいごと(新曲)
8.未来スコープ
9.ぐるぐる(north picco)
10.さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~

アンコール
11.神様のいたずら
12.君とうたう。












そういえばこの日のプレゼントコーナーは久々に当たりました・・・(笑
手袋でしたが、何気にmiccoさん袋も渡してくれた事に優しさを感じました。
来年のライブ活動、リリースにも大いに期待ですね。二日間すっげえ楽しかったです!




marble 空中迷路vol.18「ゆるmarble忘年会」~今年はお試し2Days~@新宿SACT! 13.12.26

2013-12-27 12:44:41 | ライブレポ



















年末恒例のmarbleの新宿ライブに行って来た。初日のレポートです。























ある意味このイベントが最も「年末」を感じさせるイベントかもしれない(笑
毎年冬コミで一年が終わりますがコミケ自体は年に二回あるので年末だけ、って訳でもないから
このライブに足を運ぶと「今年も色々あってここまで来たんだなあ・・・」としみじみと思えます

それは限りなくアットホームで距離感の近い「温かさ」にもあるのかもしれません
ここまでファンと演者の距離感が近いライブも中々ないよなあ、って思いつつ
この場所はきっとファンにとって特別な空間
普段のライブとはまた一味違った趣の良さやカタルシスがあって今年も今年で非常に絶品でした
定員が少ない為即日完売がデフォルトのイベントですが、狭い空間で一緒に共有する事による一体感
このライブに行くとそういう良さをまざまざと味わう事が出来ます だからmarbleのライブが好きです。
あそこまで上手くオシャレでもある歌が近距離で聴けてギターの音色も間近でしみじみ聴き入れる、
その贅沢な感じもまたこのライブの満足度に貢献してるんじゃないかと
素晴らしい初日だったと思います。















もう既に道は覚えた新宿SACT!
個人的にも今かなり好きなハコになってます
ここに来るとなんか不思議と「帰って来た」感覚になるんですよね
内装も素敵ですし何より超小ハコでありながら音がかなり良いです。
ずっとこの場所でやりつづけるのも分かるなあ・・・なんて個人的に思います。

一曲目は「芽生えドライブ」、
伸び伸びとした歌声に情感溢れるギター
サビ前のピンと弾くカッティングも独特でこの日もまた良い仕上がりでした
続く「流星レコード」は初めの方はじんわり来る素朴なギターサウンドだったのに
終わり際に掛けてどんどん音が大きくなっていくアレンジが情熱的ですこぶる良かったです
3回目のサビの「どうしてそんなに急いで足音」の部分は不意に涙腺くすぐられる位の破壊力は健在
この曲の歌詞もじっくりと聴くと詞の端々から憧憬のようなものが感じられてグッと来ますね。
改めてすごく良い曲だ。

ドラマチックな旋律と心に沁みる歌声が聴き手を揺さぶる「つつまれて」
間奏のギター一本で弾いてるとはあまり思えない豊かで鮮やかな音色が心地良い「a faint sound~」
丁寧に情景を綴る歌詞と歌声も相俟ってかなりの名曲としてこの日も響いていました。
売れ線ではないだろうけど、地に足の付いた良さがある。だからファンです。


miccoさん「このCDが売れない時代に4枚目のアルバムも出せて・・・」
菊池さん「CDが売れない時代に売れないアルバム出したって?」
miccoさん「そんな事は言ってない(笑)。」
この流れがツボでした(笑
菊池さんやっぱ二人きりのライブだと時折ボケ役に回るなあ。それが面白いんですけど。
でもmarbleには根強いファンが沢山いますしファンからの信頼も厚いと思いますから。
ここまで真面目にポップ・ミュージックと向き合ってるユニットは貴重です。

そんな流れを経て「未来スコープ」、力強くかつオシャレなメロディの調和が素敵で
「まっすぐな道を歩いてく~」からの一連のフレーズにはかなり勇気付けられるパワーがありました
特に「まっすぐな道を歩いてく」の歌声はストレートに伸び切っていて個人的には最高でした。
「誰か」になるんじゃなくあくまで「自分で」という主張に関しては
marbleが抱いている個性の一つかなあ、なんて思いつつ。

miccoさん「達也、さっきまで寝てたんだよ」
菊池さん「寝る子は育つ、っていうからね」
miccoさん「ん?(笑)」
っていうMCも面白かった(笑 直後にちょっと久々の「初恋limited」!
この曲もしかしたらこの日一番盛り上がってたかもしれない。コーラスワークと広がりを見せる歌声
ところどころから漂うロック的なエッセンスも加味して鉄板的なアガりっぷりを証明してました
間奏の「ギター達也!」からのアグレッシヴな掻き鳴らしも非常に格好良かった
以前晴れ豆で聴いた時も思いましたがこの曲二人でやるのにも向いてますわ。


ここからはトークコーナーと題して事前のアンケートから
「2013年走ったこと」とmarbleへのメッセージを読み上げたりプレゼントの抽選会を行ったり
あとはこの一年を振り返ったりとここもまた盛り沢山で面白かったですね
結構大阪や神戸、札幌に遠征してる人もいるようで
去年と違って今年は一回も「遠征」は出来なかったなあ・・・なんて思ったり
札幌では親戚の方々もいらしたようで緊張が半端なかったそうです
菊池さんも「miccoの母親とか来てたから俺まで緊張したよ」と語ってましたね
イベントで武道館のステージに立って泣いた思い出、様々なライブを振り返ったり
まったり、と言いつつ結構ステージ数は多かったんだなー、なんて
それとプラネタリウムライブは寝てた人がいたので今度は電気イスにするそうです(笑)。

「走ったこと」のアンケートで「艦コレにハマって~」みたいな回答があって
それに対してmiccoさん「冠婚葬祭的な?」って斜め上のリアクションをされていました
他は「終電に向かって走りました」とか「広島から札幌までmarbleのライブに走りました」とか
「マブ達会を結成してライブの後飲みました」とかそういうのだったかな
自分の回答が何気に読まれたんですけど
恥ずかしいのでここでは書きません(笑 でもちょっと嬉しかった。

菊池さんに対して「ブログ更新して下さい」ってメッセージがあって
菊池さん「じゃあmiccoの更新にレスでもつけようかな」みたいなお返事
それはちょっと違うでしょう、と思いつつ、それはそれで観たい気もします(笑
miccoさんが「今年は大きな風邪とか病気とかまったくなかった」と話したら菊池さん
「なんとかは風邪を・・・」とかやっぱり普段のバンドライブよりもお茶目だった印象です
そういう部分が見れるのもいつもとは違って楽しいなあ。

プレゼントコーナーは残念ながら当たりませんでした、が2年前に一度当たってるので
あんまり贅沢は言わない、という事で。前のライブの物販の残りが中心ですね。
レコーディングで使った小品をあげたりと太っ腹でした。


トークコーナーが終わって再びライブパートへ
ここで奏でられたのは・・・なんと「clover」!
個人的にこの曲をライブで聴いた記憶があんまりない(「手のひら」時のduo以来か?)ので
めっちゃ感動してその歌声とコーラスに涙腺までくすぐられちゃいました
そもそも原曲がかなりの名曲だと思ってる上に
アルバムバージョンではなく初めてシングルバージョンのテンポで聴くことが出来て
本当に感無量、昔から大好きな曲だったので未曾有のカタルシスが個人的に溢れていました
「ここで揺らいでいる」の歌声に関しては原曲の凛々しさがそのままライブでも出てて凄かったです。

青春を感じさせる「さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~」は
二人バージョンの方が感傷が漂っていて何気に好きかもしれません
そしてこの曲もまたコーラスワークが抜けが良くて気持ち良かった「monopolize」、
「初恋limited」に継ぐ盛り上がりを見せて本編はクライマックスへ キュートな魅力が出ていました。
後この曲は少し懐かしいテイストも垣間見れるのが尚良かったかと思います。

最後は「君とうたう。」
マイクを持って客席でみんなと一緒に歌い続けるmiccoさん
こーゆーの観てると本当にアットホームというか、他のユニットでは有り得ない
観客ありき、って感じのパフォーマンスはやはりオルタナティブで素晴らしいと思う
何より純粋にみんなで音楽を楽しんでる空気感が素朴で絶品なんですよね
ここには純粋な音楽の楽しさが詰まってる。
そう大声で言いたくなるくらい独自のハピネスが漂っていたラスト、菊池さんの笑顔も眩しかった。
最近ライブ会場限定でリリースされた新曲ですけど早くも定番の匂いを感じさせてくれました。
最後まで、本当に楽しかった!感謝です。


アンコールでは坂本真綾の「Kingfisher Girl」をカバー
インディーズアルバムのようなクールな歌声を久々に味わえて良かったです
miccoさん「この曲は絶対に間違えられないからね」
菊池さん「なんでそんなプレッシャー掛けるの?(笑)」と今度はmiccoさんがSに(笑)。

新曲の「ねがいごと」も初披露
これがまた相応の名曲で地に足が付いた歌詞も印象的で初聴きでグッと心を掴まれてしまいました
この曲も早く音源でリリースして欲しい!と思いつつ来年の活動にも思いを馳せられる終わりだったかと。
本当にいいメロディを書くことに関しては妥協がなくて素敵ですね。

帰り際にこのライブだけなのかな?2014年のカレンダーを購入して新宿を後にしました
たっぷりと心地良い雰囲気と純度の高い音楽を楽しみ切れた2時間半でしたね。ありがとうございました!















セットリスト
1.芽生えドライブ
2.流星レコード
3.つつまれて
4.a faint sound~随分と時間が経ってしまったようで~
5.未来スコープ
6.初恋limited
7.clover
8.さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~
9.monopolize
10.君とうたう。

アンコール
11.Kingfisher Girl
12.ねがいごと(新曲)







この日は「未来スコープ」がやっぱり名曲だなあ、って思ったのと
久々の「clover」、そして新曲の完成度の高さが素晴らしかった印象でした。
そして「君とうたう。」のハピネスは早くもファンの間に根付いてるんだなあ、と感じられたのも良かった。
歌の上手さと無添加さ、そしてギターの純朴な音色はやはり独特のカタルシスと個性がある。
二人きりのmarbleの底力を垣間見れた気もした公演でした。このシリーズは格別ですね。



LOSTAGE [KNNN2013] vol.4 w/おとぎ話@新代田LIVE HOUSE FEVER 13.12.15

2013-12-24 19:57:03 | ライブレポ



















先々週の日曜日にLOSTAGEとおとぎ話の対バンを観ました。
凄く良かったのに、セットリストを紛失しました。先に謝っておく(笑)。
















この日はおとぎ話が凄くて・・・
「光の涙」って曲を演奏したんですがプレイヤーも聴き手も感極まっていて
尋常じゃない位のカタルシスを捻出する空間が生まれてたのが個人的に深く印象に残っています
それくらい堂々とした佇まいでキレッキレのライブを繰り広げてくれたおとぎ話
まるでワンマン?ってくらいの満足感が漂ってたのが素晴らしかったですね
それだけにバッチリとセトリ覚えてないのが悔しい(笑

対するLOSTAGEは今年最後の関東ライブ。
しばらくは関東公演がないそうなのでじっくり聴き入り姿を目に焼き付けました
実はおとぎ話でジーンと来過ぎて最初の方は私的にモードを切り替えるのが大変だったんですが
最後の牛尾さんが加わって4人で演奏する頃にはすっかり楽しみ切れていたので良かったです
久々の曲も多くて嬉しかったなあ。
また来年もツアーやワンマン公演、楽しみにしています。














◆おとぎ話

新曲(APRILなんちゃら)
HOPE
ネオンBOYS
Boy's Don't Cry
ロックンロール(新曲)
HOKORI
KIDS
Chanmery
COSMOS
光の涙
STARSHIP
WHITE SONG



今思い出せるだけ思い出した曲を一応記憶を頼りに・・・
でも正しくはないと思うので今回は基本的に総括的に書きます
もうしょっぱなから清く正しいロックンロールモードで無条件に楽しかったんですが
途中から楽しいだけではない深く沁みる部分もニョキニョキと顔を出してました
ライブで格段に化ける「HOKORI」はどんどんヒートアップしていくバンド演奏の熱気に圧倒される出来栄え
また歌も必死さを含みつつシリアスに響いてきて個人的にかなりツボを押されました

拓人さんが一番好きな曲だと言う「KIDS」は私自身も大好きなので久々に聴けて嬉しかった
メランコリックなメロディのワンフレーズワンフレーズがスッと気持ち良く入ってくる感覚と
後半パートの高まって弾けて終わる感覚はやはり独特のカタルシスがありますね
この日もこの曲で感動しつつ、
時期も時期なので「Chanmery」、この曲は以前聴いた時よりもバンド演奏がタフになっていて驚き
ニコニコしながらガツンと来るアンサンブルを浴びせられる感覚が堪らなかったです

でも、一番良かったのはとにかく「光の涙」ですね。


「来年の今も笑い合えたならさ
 それはもう奇跡と呼ぼう」



このフレーズに相当気持ち的に助けられた気がしてるんですが
このフレーズだけではなくどの部分でも滾るような気合と万感の想いがはっきりと伝わって来て
所謂バンド・マジックがバシバシ出まくってる感じに完全に心を揺さぶられていました。
元々好きな曲ではあったんですけど
この日をきっかけに更に思い出に残る、好きな曲になった気がしました
気合が迸る、っていうのはああいう瞬間瞬間の事を言うんだろうな・・・ってつくづく感じました。
生きることは平坦でも退屈でもない。もっとドラマチックで尊くて、「能動」を気にかけるべきで。
なんかそんな事を深く感じて文字通り少し涙が出そうになりました。
出てないけど、出る寸前まで感極まっちゃったという。
また来年、元気に演奏するおとぎ話のステージを観て今日の感動を思い出せたらな、って思いましたね。
来年の今頃もおとぎ話のライブを観て笑顔だったり感極まっていられたらいいな。

そして「STARSHIP」の圧倒的な多幸感!
アドレナリン出まくりでラスト付近も相応に素晴らしかったです
純粋に音楽を楽しみ切れた、と断言出来る出色のステージを堪能させてもらいました。
ありがとうございました。このバンドはやっぱり特別ですね。




◆LOSTAGE

BROWN SUGAR
僕の忘れた言葉達
SURRENDER
断層
BARON
BLUE
あいつ
楽園
JACK NICOLSON
眩暈
こどもたち
手紙
GOOD LUCK(新曲)

アンコール
NEVERLAND
MIND JIVE
2:50



これも今即興で思い出したんだけど、こんな感じかなあ・・・。
順番は自信ないし抜けもあるかも。でもこれだけでもワンマン並の曲数ですね。

最初の方、おとぎ話の感動・多幸感モードが続いてて中々意識を切り替えられなかったんですけど
「断層」や「あいつ」辺りから段々ロストエイジモードに切り替えれてたんで良かったです
「断層」はダンサブルさを感じるくらいに前のめりでキレッキレ、
激情の渦にカタルシスを感じつつ
「あいつ」はもう大好きな上にあんまり演奏しない曲なので二重に嬉しかったですね
コーラスワークも気持ち良いし歌詞も突き刺さってくるので盛り上がりつつ聴き入ってました
この曲を聴くと無性に気持ちが逸りますね。背中を押してくれる曲というか。

ブッチャ-ズのカバーは本当にオリジナルに近い印象でまたあのイントロが流れただけで嬉しかった
ストレートに「JACK NICOLSON」を歌い切り演奏し切っていた姿は相当のリスペクトを感じました
そして個人的に大好きな「こどもたち」のイントロでもテンション上がりましたね
この曲の儚い少年性が非常にツボなんですがこの日もまた疾走感溢れるギターフレーズに陶酔しつつ
あの頃よりも更に純度を増した印象のプレイに釘付けになっていました
「久々にやったからミスした」そうですが
私的にそれは全然気にならなかったです(笑)。最近はセトリに自由度があってホントに素敵ですね。

最後の「GOOD LUCK」の頃には完全にロストエイジのステージに魅了されていました
轟音に継ぐ轟音にメロウなサビのポップさが絡み付いて独特の味わいに
ラスト付近の無我夢中に演奏を延々と続けるパートの高まりは何度聴いても至高。
先月のハスキンに続いてセトリの面白さも印象的なライブでした。
来年のモードにも期待です。激情もメロウも一緒に味わえて幸せでした。


アンコールではおとぎ話の牛尾さんを入れて4人でプレイ
一時期彼は失踪していて予定だった奈良での対バンでは拓人さんが代わりに一部弾いてたそうです
その借りを返す・・・と言うことで3曲も一緒にプレイされていました

これが物凄く良かったんですよね~
まず「NEVERLAND」ではおとぎ話のライブに負けないくらいの多幸感出まくり
岳久さんも終始笑顔で相応のハピネスが場を包み込んでいました
最高にあったかくて、観てるこっちも笑顔になれて。

一転して「MIND JIVE」では牛尾さんのギターが更に原曲の刺々しさを煽る
冒頭の岳久さんの「牛尾くん、ギターちょうだい。」って掛け声がゾクッとするくらい格好良かった
この曲は定番と言えば定番だけど牛尾さんの違うエッセンスのギターが入ることで新鮮さも加味されていました
バッキバキのアンサンブルに痺れつつ、最後が「2:50」っていうのも相当粋だったなあって思います
多幸感と絶頂感に溢れていたからこそ万感の想いを感じさせるこの曲で締める―
この曲もまたこの日のお陰で特別な印象が加わりました。本音でね。
確実に必然性を感じるチョイスに感動。
どっちのバンドも特別さを感じさせるプレイ・セットリストで非常に気分の良い夜でした。感謝。


















セットリストが紛失、総括的な書き方しか出来なかったんですが
それでもこの日ははっきりいって筆舌にし難いエネルギーと熱量があった・・・
という事だけは伝えたかった。
両バンドのそれぞれに対する愛情や思い遣りも伝わって来ました
有馬さんはロストエイジを「対バンしたことを自慢出来るバンド」
岳久さんはおとぎ話に対して「また4人になって観れて良かった。今日のライブもすごく良かった」と
リスペクトの念に満ち溢れていた幸福な対バンだったと思います。今年も両バンドの熱演を味わえて良かった!