どこ吹く風

旅のことを主に書く。

べんけいがな

2006年06月13日 05時11分28秒 | 再びスイスへ
 Zweilutschinen ツヴァイリュチーネン、ツヴァイリュッチネンInterlakenから鉄道で暫らく登るとGrindelwaldとKlinescheidggねの分岐点に来る。そこがZweilutschinenである、何と読むのだろう。ドイツ語は読めないのでフリ仮名を見るも発音しにくい、どこで切るのか分からないのでむつかしい。

 ベルンのように一音で発声するのは読める、またローザンヌは二音でも発音し易い、ウン!これはフランス語かな。二音・三音と長くなると発音しづらくなる、それでも何度か見て読むうちに何とかいえるようになる。ところがZweilutschinenにはマイッタ。ガイドブックを見るとフリ仮名の読み方が二つある、それに発音しようとしても一語一語の音でしか言えない。

 何回も読んでいるうちにZweilutschinenをツヴァイリ、チューネンと発音するまでに至った。ドイツ語の発音は難しい、ドイツ語を取らなかったのでABCの読み方さえ知らない、それがタンゴで出てきて読めるわけが無い。ZやWが多くCHもよく出てきてチと読まずにハと発音するのが多いようだ。ガイドブックを見ていて気付いた事です。

 それと似た言葉がよく出てくる、alp、bach、see、bergなどはその語に意味があるのだろう。日本の地名でも地形を現す似た地名が全国各地にある。そのように考えると長い地名でも何らかの法則があり、そこで切ると読み易くなるだろうと思い、Zweilutschinenを見ているとツバイ、これは2という意味ではないかと考えた、学生の頃歌の歌いだしで誰かがアイン、ツバイと掛け声をかけて歌いだした事を思い出したのだ。それに鉄道の分岐点すなわち二股だ、それに違いない。

 そこでツバイ、ツヴァイで切ると残りはlutschinenだ、これで読み易く覚えやすくなった。tschはチかツと発音するのだろう。chだけでチと読みたくなるがこんなに長いtschでもチとだけ読めばいいと分かりZweilutschinenが言えるようになった。嬉しかった。

 地名にしろ言葉にしろ意味のあるところで切って読めば覚えやすい、「べんけいがな ぎなたをもって・・」式ではダメだというのを改めて知らされました。
わざわざローマ字表記にしているのは、その文字を覚えたいからです。カタカナで覚えてもカタカナ発音では現地でゼッタイに通じない、万が一の場合書けるようにしたいからです。それに書いていると読むときに切る場所まで分かるような気がするまでになった。
これも計画を立てる楽しみの一つとなった。

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