「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



フィルムスキャナーをデジカメと引き伸ばしレンズを
使って実現しちゃおうっていう話の続き。

オークションとかで35mmフィルムに見合う引き伸ばしレンズ
を買っちゃう手もあるんだけど、ちょっと足踏み。
現像タンクは家にあるものの、自宅用に引き伸ばし機を
買うほどの気合は無いオイラ。

M42マウントのレンズなら変換アダプター経由でちょっと
撮影にも使えそうだな…とそっち方面でも探し始める…

なかなかめぼしい物無し。

ちょっと困って、手持ちの短焦点レンズで実験を試みる。


あのサイトによると、35mmフィルム用にしっくりくる
焦点距離は75mm~90mmが良いと書かれているので、まずは
それを信じてタムロンのSP90mmマクロを持ち出してみる。
(デジカメは、愛用のペンタックス製3倍ズーム機)

arduinoサイトのtopページからひとコマをパチリ。


うーん。イメージサークルが小さくて、画面周辺が
蹴られちゃう。

もうちょっとレンズの近くまで寄りたいんだけど、
タムロンのSP90mmはレンズの先端にフードみたいな
出っ張りがあるからなぁ…

次。ためしにペンタックスのFA35mm2.8を。
…うーん。やっぱりイメージサークルの大きさが…
蹴られちゃう。

でもさすが35mm(の逆付け)。拡大率が顕微鏡レベル。
画素等倍で見るとこんなにでかい!

液晶ディスプレー素子の1画素がこんなにデカく!
「く」の字なんだねぇ。

…そんなことがやりたいわけじゃない。


35mm用カメラレンズだとどうやら「ケラレ」が生じるって
ことなのかなぁ?ってことは、ブローニーフィルム用
のカメラレンズならどうだ???と。

ブロニカSQシリーズ用のレンズを引っ張り出してみる。
焦点距離はとりあえず80mmF2.8を。

取り込んだ視野の全域を縮刷で見てみるとこんな風。


うーん。ちゃんと全域入るじゃないか!イメージサークル
的には十分ok。

で、これを画素等倍で見てみると…


まぁまぁ。ただ、手振れ対策などの為にISO感度を最大
にしたり、露出補正をマイナスにしてPC側で輝度調整
したりした都合、ノイズざらざらですが…

とりあえず、ブロニカの80mmでゴニョゴニョすれば
なんとかなりそう。


…そうか。普通のカメラ用レンズを使わずに、
引き伸ばし用レンズを使ってスキャナーの代わり
にしようっていうアイデアは、そもそもレンズが持つ

   「イメージサークル」

の大きさが重要ってことなのかもしれない。
引き伸ばしレンズにしてもブローニーサイズのレンズ
にしても、イメージサークルが結構デカいからね。
焦点距離だけじゃないんだな…


とりあえず、ブロニカのレンズを使ってもそれなりの
品質で取り込み出来そうだってことは判った。

ライトボックスはいつものを使いまわし出来るから、
あとはアタッチメントの部品を自作すればなんとか
なりそうだな。

ホームセンターでめぼしい部品を探してこよう…。



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