ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

森永先生のこと

2017-11-20 17:19:11 | 思い出
(香櫨園浜で群れていたユリカモメたち。記事とは関係ないけどね。)

土曜日の同窓会の余韻を引きずりながら、用事をこなし、配達されてきた炬燵を組み立て、洋裁を仕上げた。
我ながらよく働いた。
明日は、早朝に古い炬燵を大型ゴミに出さなくては・・・。

土曜日の同窓会で、テーブルでオードブルやら、お寿司などを食べながら、皆が先生の思い出話をしているのをじっと聞いていた。

森永先生の話が出た。

「成績順に座らされるのが嫌やったなぁ。」という人がいたので、

「ほんと、嫌やったねぇ~。」と突然ねこ吉は話に割り込んだ。

おとなしく、目立たないように食べていたねこ吉が、突然喋ったので皆びっくりしただろうね。


森永先生とは、数学の先生で年配の女の先生だった。
ねこ吉の中2の担任で、怖いのでねこ吉は毎日ビビっていた。

中間テストと、期末テストだったか、返却するとき点数を大きな声で言われ、窓際から成績順に座らされる。
2列目と、ビリから2列目が交代する。
授業中、出来る子が出来ない子を教える仕組みになっている。

ねこ吉は気づいてなかったけど、廊下側の窓は開けて授業をする。
他のクラスの子が、誰が何処の席に座っているか見て行くのである。
初めて聞いた話。

ねこ吉は数学が超苦手。まぁ、高校の時よりはマシだったけど・・・。
そして、代数と幾何(今はどうゆう言い方をするのか?)なら、幾何の方がマシだった。

あれは何かの間違いだったのだろうか・・・。奇跡的に証明問題が解けて、確かクラスの最高点をとってしまった。

クラスのみんなもびっくりだっただろうね。
ねこ吉の後ろに、いつも成績優秀者として常連の子が座ってる。

次のテストで、毎度の席に戻るのは確実だけど、それまで針の筵ですわ。
隣の成績の悪い子に教えるなんてことは到底できないし・・・・。

あの悪夢のような日々を思い出してしまった。

ねこ吉は、目立たずぼんやりした子だったけど、悪いことはしなかった。

そんなねこ吉に、「ねこ吉さん、森永先生が『職員室に来なさい。』と言ってるよ。」と誰かに言われた。

一体ねこ吉は何をしたんだ!怖いよォ~。

恐る恐る職員室に入ったら、

「あんたの家の近くにある○○という毛糸屋で、この色の毛糸買ってきて。」とくすんだローズピンクの毛糸の切れ端を渡された。

ねこ吉の家は商店街の中にあった。中学校には越境入学だった。

母について来てもらって毛糸を買った。

成績順に座らす、生徒に買い物を頼むなんて、今では考えられないことである。

しかし、当時は今ほど陰湿ないじめはなかったような気がする。
心を病んでる生徒、いや、先生も病んでいる。

次から次と起こる教育問題。どうして世の中は良くなっていかないんだろう・・・。



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