いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

コロナ対策のパラドックス。 paradox of corona counterplot

2021-05-15 19:59:58 | 日記
 (1)コロナ感染対策のキメ手として抗体力をつくるワクチン接種が実施されることになり、政府はまず医療従事者から始めて高令者優先での接種方針が示された。高令者は新型コロナウイルスが感染すれば死亡率が高いこと、介護施設、病院での入居率、入院率が高くクラスター発生の恐れがあったことも影響している。

 (2)しかし、コロナ感染率を高めているのは外出、移動、密の多い若者層であることが分析からわかっており、ここに焦点を当てることが感染を抑え込むことに必要で、効果的であり、感染力が減少すれば高令者への感染率も減ることは当然考えられる。

 コロナ感染対策として若者層への対応、対策が必要であって、ワクチン接種でも若者層優先で対応することは有効なキメ手と考える。政府はGWを控えた3回目の緊急事態宣言ではようやく若者層中心の人の流れ規制、抑制に動いたが、人出は増加持続で効果はなく、感染増加を止めることはできなかった。

 (3)高令者に比べ若者層は人口が少ないこともあり、海外から輸入する1回のワクチン数量限定のワクチン接種には若者層優先に適しており、感染力拡大の要因でもある若者層のワクチン接種は感染阻止の効果性も高いことが考えられて、効果的な対策だ。

 各種コロナ変異株置き換え感染拡大は若年層、10代にも感染が増加する傾向がみられて、若者にも重症化傾向がはっきりして、結果として若者層優先のワクチン接種は感染阻止に有効で効果的なものであった。

 (4)コロナウイルス感染力、死亡率が高いとみるや、抵抗力の低い感染すると危険率も高い高令者が医療的にも安全的にも必要と考えられて対策の中心になるが、コロナウイルス感染事情、状況、構造を考えるなら、分析結果を考えての感染力、影響力の「元」を完全に抑え込む対策が必要だ。

 政府は社会弱者、高令者を何が何でもまずは守る普遍的な社会倫理観に縛られてコロナウイルスの本質性、病理性、社会性、構造性を見失い、感染力、影響力の元を絶つという分析対策を実施してこなかったことが3回の緊急事態宣言を発出しても感染力を抑え込むことができずに、感染増加、医療不安、社会不安、経済不安を招いている。

 (5)政府のコロナ対策のパラドックス(paradox)であり、国民の不幸だ。

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