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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

国会の低俗化が止まらない。 the vulgarization of the diet doesn't stop

2020-11-09 20:16:02 | 日記
 (1)政治家総とっかえ論を書いたが、国会審議の低下、劣化、低俗化(vulgarization)は深刻だ。安倍前政権の森友、加計、桜を見る会疑惑は関与した政府職員の自死者まで出しながら政府は全容解明調査を拒み、野党は詰め切れないまま当時疑惑の中心の安倍首相は辞任してうやむやのままだ。財務省の改革はどうなったかだ。

 (2)菅政権になって今度は日本学術会議推薦6人の菅首相の任命拒否問題は、理由として総合的、俯瞰的、多様性とかよくわからない任命拒否事実と逆行する言葉を平気で並べて突っぱねて野党追及とかみ合わずに、メンツ合戦に終始している。

 政府と独立した立場の日本学術会議の会員を首相が任命するという二律背反性の組織の本質問題がありながら、任命拒否問題だけに焦点を当てる国会審議は時間の浪費だ。

 (3)自民党が日本学術会議のあり方、組織について見直すというのは、二律背反性解消のためなら間違った方向ではない。この間、それぞれの問題は安倍前首相、菅首相にかかわる問題なだけに見捨てることのできない政治問題ではあるが、200日以上連続で中国艦船、漁船による尖閣諸島領海侵犯が続いており、海上保安庁や自衛隊の警備、緊急出動は深刻さを増している。

 (4)菅首相に近いとされる大阪維新の会の松井大阪市長の大阪都構想2度目の住民投票は否決されて地方過疎、財政危機の政治戦略にも影響が考えられるし、米国大統領選も民主党バイデン候補の事実上の勝利宣言をトランプ大統領が認めずに法廷闘争を主張して混迷しており米国政治、経済、軍事同盟関係にもどう対応し、影響が出るのか、コロナ社会は冬場を迎えて第3波感染拡大が懸念されてワクチン開発、治療薬の実用化がどうなるのか、欧州であらたな感染拡大、増加で米国では収まる傾向もなく来日外国人の緩和、促進で国内感染対策が十分なのか、来年開催予定の東京五輪対策は十分なのか解決すべき国内外の重要課題、問題は目白押しだ。

 (5)安倍前首相、菅首相にかかわる疑念、疑惑追及は必要だが、本質論を論じないでかみ合わない論議のくり返しでは国会審議の低俗化といわれてもしかたがない。100兆円を超える自民党の来年度予算案、1000兆円を超える累積国家財政赤字解消の財政健全化の問題もあり、本質論の国会審議が求められている。

 (6)菅首相、政府、自民党、国会議員は党利党略、既得権益独占、政治の私物化に終始している場合、状況ではない。

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