まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

カイロ考古学博物館

2009-07-01 | 日常
 フランス人考古学者によって創立された巨大な博物館である。

正面入り口前にはパピルスとロータス(蓮)が植えられた池がある。

館内は吹き抜けになっており ぐるりに沢山の部屋がある。

1点1点をじっくり見たら とても半日や1日では見切れるものではない。

それが 15年前は 博物館で見学中 館内の係員? らしい男性に声をかけられ

脇の部屋へ案内されて 何やら訳の分からない説明で長い時間を取られてしまい

沢山見る事が出来なかった。(どうも後で思うに チップが目的だった様である)

今回は心おきなくじっくり・・・と思いきや またもやここでも人、人、人の波

15年前は人があっちにポツン、こっちにポツン 人影のない展示室も珍しくなかった。

それが 今回は順番に並んで見る有様、いやはや参ってしまう。

まっ先に見たのはやはりツタンカーメンの黄金のマスクである。

ツタンカーメンの黄金のマスクのご対面は3回目であるが 何回見ても素晴らし~い。

1回目は昭和40年日本へ来た時(海外持ち出しはそのときだけ)京都の博物館へ

一人で泊まりがけで見に行き、感激したのを昨日の事のように思い出す。
(その時のパンフレットを今も大事に保管している)

2回目は15年前カイロ博物館で、そして今回同じカイロ博物館で人波の中で・・・

若くして亡くなったツタンカーメンですら その福葬品のすごさ、豪華さである。

ラムセス二世の墓が盗掘に合わなかったら どれ程の副葬品があったことであろう。

それは 想像を絶するものであろうことは容易に想像できる。

ミイラ室で そのラムセス二世のミイラを見たが長身でかぎ鼻の顔はミイラとは思えない威厳がある。

そのミイラは 今にもむっくり起き上がりそうな感じさえ覚えた。

ミイラ室には沢山のミイラがあるが その目立たない場所に hatshepsut liver との

説明書きされたかわいい箱が置かれていた???

何と それはハトシェプスト女王の肝臓のミイラではないか、驚きであった。

ミイラを作る時 取り出した内臓は蓋つきの壺の幾つかに分けて入れられるが 

ハトシェプストのは箱である。 何故なのかは分からない・・・。

動物のミイラ室では オム・コンボ神殿にあったと言うワニのミイラを見た。

そのワニの大きさにはビックリ5メートル余もあった。

猿や鳥、ネコ、イタチらしきミイラもあったが 動物のミイラも人間と同じように内臓を取り出し

壺に入れ ミイラは麻布でぐるぐる巻きにして作る。

動物をも崇めていたことが これらのミイラを見て納得した。

普通は 2時間の見学であるが 特別3時間の見学であったがアッと言う間に過ぎてしまった。




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