ナイル川の上流のヌビア地方では アフリカンのイメージの強い色黒の人が多い。
彼等は独自の言葉、文化を守ってきたヌビア人で 温厚で人なつっこい性格である。
アスワンのファルーカ(帆船)の漕ぎ手もヌビア人が多い。
我々もファルーカに乗り ナイル川の中にある島のホテルへ向かう。
ホテルまでは1時間かかるとか・・・
船には 漕ぎ手ともう一人の男性が乗っている。
船が動き出すとナイルの風が心地良く 爽やか~! 気持いい~! 昼寝でもしたい感じである。
現地ガイドが男性を指差し「この男は有名な音楽家である・・・」と
だったら 聴かせてくれ~~~! と言うと やわら直径40cmk位の太鼓を取りだした。
太鼓はタンバリンの様なもので 顔の前で両手で持ち両手の中指、薬指を器用に動かして
リズミカルに演奏しながら歌ってくれた。
我々ものせられて 狭い船の上で彼の太鼓に合わせ お尻を突き出して踊る
ヌビアの踊り? そして彼の演奏する日本の歌を歌ったりして楽しんだ。
彼の熱演に チップ! チップ! と全員がなにがしかのお金を渡した。
が、が、が、彼が やわら風呂敷包みらしきものを広げた。
風呂敷の中は 貝や水牛の骨、角、ビーズ等で出来たネックレスやブレスレットがごっそり・・・
なんと 商売が始まったのである。
誰ものせられてご機嫌のところであり 財布の紐が緩みっぱなし
欲しくもないのについつい気分で買いまくった次第である。
上手く時間の調整が出来ており 買物が終わった時 島のホテルへ着いた。
何のことはない 10分か15分の所を た の し ま せ て?? くれたのである。
日本人の お人好しを ここでも体験。
(ナイルに浮かぶファルーカ)
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