アパルトヘイト運動をされた南アフリカのネルソン・マンデラさんが
12月6日プレトリアで亡くなられた。
人生の殆んど全てを人種差別解放を叫び続けて・・・・
喜望峰見学のおり ガイドさんが
この先にマンデラさんが収容されていた島があります・・・・と説明だった。
我々が旅した時(平成8年)人種差別を痛切に感じたことが多々あった。
街は黒人の住むところと白人の住むところが分かれている。
ウオーターフロントのショッピングモールも入り口が厳重で黒人は絶対に入れない。
殺人罪も白人1人殺したのと黒人10人殺したのとが同じ罪との説明であった。
我々が旅した10月はジャカランダの花の季節で
マンデラさんが住んでいたプレトリアの街は別名ジャカランダシティと呼ばれ
街の街路樹はジャカランダの花で紫のトンネルであった。
この時 夫と2人ホテル近くの坂道を早朝散策していて
ジャカランダの花の香りを嗅ごうとして枝を引き寄せた時
割と大きなその枝がベシッと折れてしまった。
わっ! どうしょう? と思ったそのとき坂の上からパトカーが降りてくるではありませんか
どうしょう? どうしょう? と慌てふためき脇の土手から その枝を投げ落としました。
ハラハラ、ドキドキしていたらパトカーは我々の脇を通り過ぎていった。
この時は心臓が止まるくらい慌てたが 今になれば旅の思いでの1こまだが
夫とその話をする度に 今でも何となく胸が苦しくなる程である。
南アフリカの旅は本当に沢山の思い出のある国である。