トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

オバシギ

2010-08-15 | 野鳥
オバシギが居た
足が短めでややずんぐりしている

干潟に居るシギで砂質より泥質の干潟に多い シギの生態の違いで棲み分けている

語源は尾羽が目立つからと言う説があるが 見た感じそんなに目立った感じはない
採餌などおっとりしていて年老いた風情から姥鴫と言う字を当てたというが 結構忙しげに顔も上げずにエサを啄ばんでいる姿はおっとりなどしていない
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ダイゼン

2010-08-14 | 野鳥
渡り鳥の季節がやって来た
先陣はシギやチドリ ほとんどが北で繁殖し南方へ旅をする旅鳥

今年は北の方も気温が高く繁殖が順調で早めに終わったので 渡りも早いのではないかと言われている

チドリの仲間 ダイゼン(大膳)・・大膳は宮中の宴会料理 肉が美味しく昔は良く膳に供されたことが名前の由来
残念ながら未だ味わった事は無い
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ヤマホタルブクロ

2010-08-13 | 樹木 草花
ホタルブクロはぶら下がっている様子を提灯に見立てて火垂(ほたるー提灯の古語)
又は子供が花の中にホタルを入れて遊んだと言う楽しい説がある

学名はカンパニュラ(小さな鐘)プンクタータ(小さな斑点がある)
この斑点は言わば広告塔でハナバチたちが誘われてやって来て 花の中に潜り込み花粉まみれになって出てゆく かくしてホタルブクロは繁栄をしてゆく

大好きな花の一つだが 他にも好きな人は多いと見えて公園などでは盗掘される事が多いそうだ 花盗人は罪にならない などと言うことは無い 自然を花を愛する優しい気持ちがあるなら 己が行為も美しくして欲しい
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スジグロシロチョウ

2010-08-12 | 虫類
♪チョウチョ チョウチョ菜の葉に止まれ♪
チョウチョといえばモンシロチョウが普通だった
が今やスジグロシロチョウが目に付く

モンシロチョウが昔から居てスジグロシロチョウが最近帰化して増えた と思っていたが違うらしい
雑木林の多かった日本にはもともとスジグロシロチョウが居て モンシロチョウの故郷はヨーロッパの乾燥地帯で中国経由で入ってきたらしい
江戸時代以前ではモンシロチョウの記録は無い

モンシロチョウは明るい畑や原っぱを飛び スジグロシロチョウは林のヘリなど薄暗いところを好む
薄暗い林が減って畑になるとモンシロチョウが増え 畑が減ってビルが立ち薄暗いビル街ができるとスジグロシロチョウが増える

街とチョウの移り変わりの面白い関係
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オオスカシバとキバナコスモス

2010-08-11 | 虫類
庭のキバナコスモスの蜜を吸いにオオスカシバがやって来た

一見ハチのような感じだがガの仲間
ガだから刺すような事はないのでやさしく掴んでやろうと思っているが未だ果たせない
情けない話だがどーも怖い 手が出ない

スカシバとは透明な羽の意味
成虫になったときは薄い茶色の鱗粉に覆われているが何故かすぐに羽を震わせて鱗粉を落としてしまい蜂のような姿になる ハチの姿の方が捕食されにくいからか?

幼虫はクチナシの葉を食べる
クチナシは実を料理に使うからかあちこちに植えられているので
何処か近くの家で育ったのだろう

更に彼は空中にホバリングしながら蜜を吸う チョウやガの仲間では珍しい

花の方のキバナコスモスは浜離宮から始まってあちこちの種を(勝手に)頂いて
蒔いていたが中々定着せず 最近やっと10株ほど花が咲くようになった
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フタモンアシナガバチ

2010-08-10 | 虫類
我が家の外壁にハチが巣を作っていた
どーもフタモンアシナガバチらしい
図鑑を見ると危険マークが付いていて剣呑なので殺虫剤散布で駆除した

子供の頃コスモスにやって来たミツバチを捕まえようとして随分刺されたもんだが チョッとチクリとするくらいでなんとも無かった・・懐かしい思い出

このフタモンアシナガバチに刺されたり酷い目にあったことなど無いのだが スズメバチに刺されて酷い目にあっている話など聞いていて危険と刷りこまれていたのか

恨みも何も無いのになにやら可哀想な事をした
自然大好き人間を自称しているがこの辺りが限界か
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ドクゼリ

2010-08-09 | 樹木 草花
8月の湿原草原を歩いているとそろそろ秋を感じさせる風
その風にやさしく揺れているこの可愛い野草

ドクゼリとは知らなんだ トリカブト ドクウツギと並んで猛毒
全草特に根茎にムクトキシン(シクトシキン)という猛毒成分を含んでいる

味噌汁の具にセリらしきものが入っていたら気をつけよう
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カワラナデシコ

2010-08-08 | 樹木 草花
河原に咲くから河原撫子なのだが 日当たりの良い草原に咲いていた

花の先が細かく裂けてワサワサしているところが良いのだが見ていると櫛で梳かしたくなる
日本女性の美称ヤマトナデシコはこの花の感じと合致する?しない?

カワラナデシコはナデシコとも言い秋の七草の一つ
母種はエゾカワラナデシコ
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キバナノヤマオダマキ

2010-08-07 | 樹木 草花
思わず見とれてしまった 花の基部が伸びて距となり絡まって
全体は恥ずかしげに下を向いている

オダマキは昔 麻糸を巻いた管のことで 距の立った花の形が似ているというが見たことは無い 花から逆にオダマキ(苧環)を想像するしかない

ヤマオダマキの黄花品がキバナノヤマオダマキ
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ヨツバヒヨドリ

2010-08-06 | 樹木 草花
深山に生える多年草
密な淡紅紫色の小花が散房状に付いているが 花柱が長く飛び出して全体が白っぽく見える

ヒヨドリが鳴く頃花が咲くのでヒヨドリバナ という見た感じそっくりの花がある
葉が3~4個輪生するのでこちらはヨツバヒヨドリ
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カラマツ

2010-08-05 | 樹木 草花
山の上でカラマツをみた
風や寒さが厳しい場所なのであろうか 枝が一方方向になびいてしまっている

命と言うものは凄いもんだと思う 同時に自然は厳しいものだと思う
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ハス

2010-08-04 | 樹木 草花
ハスの花が美しく咲いた

ハスの花は朝咲いて一定時間経つと閉じてしまう これを3日間繰り返し4日目には散る
雌しべは多数で真ん中のジョウロの先のような花床に有り 成熟すると蜂の巣のような穴が開きこの穴の中にそう果が1個づつ出来る

ハスの古名ハチスはこの花床から連想したものでなまってハスになった

地下茎が夏から秋にかけて肥大しレンコンになる
我が家では正月以外食卓に上る事は無いのだがどうしてかなー
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サルスベリ紫花

2010-08-03 | 樹木 草花
代々木公園で紅いサルスベリの木に囲まれて珍しくも紫色のサルスベリが咲いていた
普通は紅でピンクか白は見たことがあるが紫色は初めて

百日紅と書いてサルスベリ 紅い花が100日咲き続ける 花の少ない真夏の代表花

初めて気が付いたがオシベは2種類有り葯の茶色な長い6本が周りを囲み 内側に花糸が短く葯は黄色のものが多数(数えなかったが20本は超えていた?)

名前は言うまでも無く「サルがすべる」程樹皮が滑らかだから
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マメコガネ

2010-08-02 | 虫類
何処にでも見かけるコガネムシの仲間 豆の葉などを食べる金属色の虫だからマメコガネ

20世紀の初めにアメリカに渡り大発生し果樹農作物に大打撃を与え
Japanese Beetleと呼ばれ恐れられている

日本でも被害は有るのだろうが少ない 何故?
良く分かっては無いようだがマメコガネに寄生する菌が居るため大発生は抑えられている
と言う説がある
長い間その環境で生息した生物は食べたり食べられたり連鎖の輪が出来るが 全く異なる環境から突然やって来ると輪から外れて困った事になる

大きさは10mm程で 下方周囲の白い点々は白い毛のかたまり 加えて色も綺麗で中々の洒落者とお見受けする
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アブラゼミの羽化

2010-08-01 | 虫類
                   
           イナバウアー

           
           フーもうちょっと

           
           羽に色が出てきた

概ね日が落ちた頃に幼虫が地面から這い出して木に登って羽化が始まる
チョッとのんびり屋さんのセミが朝方羽化をしていた
2時間ほどで翅が固まりつつ色が出た来た
アブラゼミのようだ 名前の由来は鳴き声がアブラを揚げた時に似る又は翅が油紙に似ているため と言われている

その翅の色だが全面茶色なのはこのアブラゼミだけ
世界的にも珍しくて外人が見ると珍しがる(だろうと思う)

因みに抜け殻の背中に糸くずのようなものが付いているが 気管と言って空気の出し入れの管 抜け殻の中を覗くと裏側全面に広がっている

セミは寿命が話題になるが虫の中では超長寿命だと思う
アブラゼミは4~6年も土の中で生きている 繁殖のために地上に出て羽化して2週間ほどで寿命が尽きる 
4~6年と言う長い時間と2週間というバランスの崩れた命が 何か愛おしさを誘う
   
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