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アセビ

2018-03-05 | 樹木 草花


アセビの花が真っ盛り

アセビ(馬酔木)はツツジ科の山地の日当たりの良い所に生える常緑低木~小高木 1~8m程になる
葉は互生 枝先に集まって付く 倒披針形又は長楕円形 縁の上半部に浅い鋸歯がある
花は2月下旬から5月にかけて咲く
枝先の葉腋から10cmほどの円錐花序を出し 白色の花を多数つける
花序は垂れ下がり花は壺型で浅く5裂し下を向いて咲く
器用な働き者のハナバチ類が送粉し 愚鈍なハナアブを除外するべく下を向いている
花の中を覗くと雄しべの花糸の先端に棘状の突起が2個づつ付いてて目立つ

果実は蒴果 花が終わると柄が上向きに曲がって伸び 5mm程の扁球型で上向きにつく
1個の実に種が50個ほども付き 上向きになった実から風で少しずつ飛ばす

アセビは有毒植物 葉をかむと苦いそうだ
馬が食べると酔ったようになるので馬酔木の和製漢字が作られた
この毒を利用して殺虫剤に利用する
よく乾燥した茎葉を10倍量の水で煎じ 煎じた液をさらに10倍量の水で薄めて作物にかけると良い
コメント
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