二荒山神社を後にして、東照宮入口の所まで来て後ろを振り返ると整然と並んだ灯篭がきれいだ。
日光東照宮付近は至るところ杉の大木が何百年と通りすがる人々を見守ってきた。
この杉は五重塔の左側にそびえる杉だが、何となく右側の杉を左側の杉が手を出して抱きかかえているようにも見える。
10:20になり、やっと観光客が来始めた。 この杉の木を撮っていたら若い女性5人組が一生懸命手を伸ばして何とかして自分たちと五重塔を写真に収めようと四苦八苦していた。
「撮ってあげますよ!」 と声を掛けるとみんな満面の笑みをして「お願いしまーす」
参道を少し下って来たところで、面白い物を発見。
この場所がスカイツリーと同じ高さの標高だと言う看板。 この赤い小屋は郵便局の臨時切手売場。
その後、護摩堂に行き50分近い護摩祈願を受けてお札を戴いた。
そこからもう少し下ると黒門があり、ここを抜けると三佛堂がある。
平成の大修復中で、巨大な建物がさらに巨大な建物の中にすっぽり入っている。
私と妻の戌・亥年の守り本尊である阿弥陀如来像を拝見するために中に入った。
本来ならば、巨大な阿弥陀様を下から見上げるところですが、工事中で目線の高さでお顔を拝見できた。
こんなに真近に顔を見た事無かったけど、ナマズの様な髭が書かれている事に気が付いた。
しかし、この大修復はあと7年も掛かるそうだ。 それもそのはず、中の文化財のみならず、建物自体をも全て分解して修復した後元通りに組み立てるらしい。
その反対側には静かなたたずまいの庭園があり、一周して来た。
周囲には苔が綺麗に生えて昔の風情を感じさせる。
三佛堂もこの庭園も有料だけど、護摩祈願すると1年間無料のカードをくれるので、何度でも見る事が出来る。
20年位前には護摩祈願すると生涯無料のテレフォンカードの様なカードが頂けた。 私は何時もそれを使って拝観させて頂いている。
と言う事で、今回の連載は終了。