nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

一之宮神社お参り-2

2014-02-02 15:35:42 | 生活

日光二荒山神社のお札を戴いて外へ出たが、まだ10時前だったので11時の護摩焚きにはまだ時間がある。

神社の左にある有料の散策ルートに入る事にした。有料と云っても祈願をした人には無料券をくれるのでお金を払う事は無い。

境内を横切って行こうとすると、開いていたはずの一般参拝用の正面扉が全て閉じられていた。 どうしたんだろう?

取りあえず有料入り口を入ると、昨夜ネットで見ていて見つけたのが、その散策コース内に「高天原」があると言う情報。

入り口入って左手に早速見つけた。

 

何度も来ているがちょっと奥まっていて気が付かなかった。

高天原とは神様がおられる場所で、祝詞の最初に出て来る。「高天原に神留り坐す・・・・」

祝詞のくだりが本当にこの場所を差している訳では無く、その場所を疑似ってこういう場所を作ったみたいで、看板によると春の例祭に御前神楽を行う場所らしい。

その後ろを振り向くと、神社本殿の屋根が見える。 先ほど神主が私たちのために祝詞を挙げていた場所で、私たちは丁度灯篭の突き当り付近の壁の向こう側で座っていた事になる。

そしてその左脇には化け灯篭がある。

下の写真の金属の角の傷は全て刀で切りつけて傷がついた跡らしい。 刀もさぞ傷んだ事だろう。

当時、どんな化け物に見えたのか一度見てみたいものだ。 しかし、複数の見回り当直侍が70箇所も切りつけたともなれば、その化け物の存在も信憑性を帯びてくる。 よほどの霊的存在があったのかも知れない。

その先の通路左側には大国殿がある。昨年も書いたが、ここは「大黒様」ではなく「大国様」なのだ。 でも、同じく打ち出の小槌を持って袋を背負っている。

大国殿からの眺めはこんな感じ。

本殿が左にあり、右側には一般の参拝者が手を合わせる正面建物がある。

朝来た時の正面からの写真で見るとこんな感じ(門の奥に見える建物)だが、先ほど書いた扉とは写真で見える黒い扉が全て閉じていた訳。

そうこうしている内に、太鼓の音と祝詞を挙げる声が聞こえて来た。 次の人が来たのか?

その奥に行くと小さな茶屋があり、そこで恒例の甘酒を飲んでいると、茶屋の方が昨日から10時半位に豆まきをやってると云った。

実はこの神社は神聖なお祭り事があると、正面扉を閉めて中だけで執り行うのだ。 そう言えば昨年の2月11日の時も建国祭を行う関係でかなりの時間足止めをくった事を思い出した。その時も正面扉が閉まっていて一般参拝の人はお賽銭をあげる事も出来ない。

結局、この祭事が迫っていたので、時間的に余裕が無いため直ぐに私たちの祈祷を行なってくれたのだろう。やっぱり早起きは三文の徳とはよく言ったものだ。 チャンスを物にしたわけだ。

そうそう。 あの老人たちは何だったのか? 想像するに、豆まきをするために集まった近隣の氏子なのではないか? 話しっぷりは正しく栃木弁丸出しの地元民だった。

甘酒を飲み終わって、門の所まで来ておみくじを引いてお守りのストラップを買った。 おみくじは「吉」だった。 妻は正月に「凶」を引いたのでもう二度とおみくじを引かないらしい。

本来、おみくじは占いではなく神様からのお言葉であり、凶が出たからと云って悪いことが必ず起きるのではなく、その様な事態を回避するためのお言葉が書かれているんだと説明しても頑として聴く耳がない。

そんなマイナス思考で目を閉じていては本当にそのような事態を招きかねない。 今度引けば大吉だったかも知れないのにね。 

私も過去に片手くらいの数の凶を引いたことがあるが、凶に書かれいる注意点を何度も読み、回避策を考える様にしている。 肝に命じると言う事ですね。

つまり、凶は自分を戒める注意点がたくさん書かれたもので、吉は自分の勢いを加勢してくれるような言葉が並んでいるだけの事。 それは、おみくじの最初に書かれた文面で、私は下の方の占い的なところは殆ど見ない。 あまり意味をなさない。

豆まきはいつ始まるのか巫女さんに聞いたら11時位になると言うので、輪王寺の護摩焚きと重なってしまい、諦めて輪王寺に向かう事にした。

・・・続く


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