9月4～5日に開催されるG20に備えて、8月20日には
会議場周辺は厳戒態勢が敷かれ、市内各所に
戦車や人民解放軍兵士が配置され第1級の防衛
準備態勢に入っている。
一方、外交政策で失敗続きの習近平は気が重い。
７月のハーグの仲裁裁判所の中国の主張を｢全く
根拠がない｣とし、裁定は｢紙屑｣だと完全否定。
裁定後も、人工島での軍事基地化の工事を進め、
国際法の順守を求める各国には、武力で恫喝。
尖閣諸島の接続水域や領海には、連日、海警局の
公船が侵犯を繰り返し、海上民兵が乗り込む漁船を
約300隻も繰り出させて威嚇。
習近平は主導的な会議の進行に備え、事前に
会議では、ハーグ仲裁裁判所の裁定や南シナ海
問題を取上げないように出席国に強く要請して
いることに対し、参加国の現在の最大の関心事を
議題にしないなら中国抜きのG19にする案も。
参加国のインドネシアとは南沙諸島で激突が
頻発し、韓国ともTHAAD配置で関係が悪化し、
ヨーロッパの盟友、英国もEU離脱後、原発建設
投資の見直しなどでギクシャク。
味方に付いてくれる国が離反してしまい孤立無援。
鉄鋼市場の改善に備えた過剰設備や過剰生産の
解消要請も無視して、ダンピング輸出を継続。
会議では、軍事問題だけでなく経済でも激突必至。
｢備えよ常に！ 備えあれば憂いなし」です。
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