大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

南海トラフの巨大津波 “定期的に”

2013年01月01日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


     



明けまして おめでとうございます。


宝永4年(1707年)10月に発生した

宝永地震は、駿河湾から四国沖まで連なる

南海トラフ全域が震源となる大地震だった。

記録はM8.6とされているが、その後の研究で

古文書などによる調査で判明した余震の範囲が

全長830Km、幅240Kmにも及んだことから

地震の規模は東北地方太平洋沖地震のM9.1

にも匹敵する規模であったのではないかとする

説も出ている大地震であった。

この地震による倒壊家屋が信濃、甲斐から北陸、

山陰にまで及び死者数が200000人ともされる。

高知市西部の約20平方キロでは、最大2mの

地盤沈下が発生し、大津波が襲った。

土佐市の海岸から約400mの位置に在る蟹ヶ池

の高知大学によるボーリング調査では、宝永地震

による約50cmの津波堆積物が見つかっている。

更にその後の6000年前までの地層調査では

15程の地震堆積物層が発見されている。

これらの層の解析から、過去6000年間に亘って

300~500年間の間隔で、M8.6級の大地震が

発生し、繰返し大津波が襲っていたことが判った。

12月21日に発表された、2012年度の30年

以内に震度6弱以上の地震に見舞われる確率

では、高知市は66.9%と数値が高まっている。

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