大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

上海機構 会議後にプーチンの孤立化が明白に

2022年09月22日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        



9月16日、ウズベキスタンで開かれていた

上海協力機構(SCO)首脳会議が閉幕した。

SCOには、中国・ロシア・カザフスタン・

キルギス・タジキスタン・ウズベキスタン・

インド・パキスタンの8か国による多国間の

協力機構で、更にイランとベラルーシが加わる。

上海で設立されたために[上海]の名を冠し、

本部(事務局)は北京に置かれている。

旧ソ連邦の中央アジアの国々が中心で、それに

中国、インド、パキスタンが加わり、更に

オブザーバー国のベラルーシやイランなどの

4カ国と対話パートナー国としてアルメニア、

カンボジア、ネパール、トルコなどが参加。

地球上の人口の半分、GDPは4分の1を占める。

ロシアのウクライナ侵略開始後、初めて開かれる

会議であるため、中ロの首脳会談や中国と

インドのロシアに対する対応が注目された。

結果は、プーチンの来なかったら良かったとの

嘆きが聞こえるような状況で終わった。

中国は、侵略開始前の[限りない友情]という

ロシアとの絆が、外して欲しいと願う重い

鉄の鎖に変わったようで、習近平は明らかに

不機嫌であったとされる。

習近平は、夕食会もボイコットして帰国。

インドのモディ首相は、プーチンに[今は戦争を

しているときでない]と面前で明確に批判。

こうした中国やインドのプーチンへの批判的な

対応から、両国が今後、ロシア及び西側諸国への

対応を変える可能性があるとの見方も出ている。

ロシア制裁に加わっていない2大国が、ロシアに

対してウクライナ侵略を公な場で批判する場と

なってしまったことで、プーチンは当てにして

いた支援や協力、或いは支持を得られるどころか

完全に孤立していることを世界に知らしめた。

ウクライナ東部戦線では、ロシア軍が機密

扱いであるはずの電子戦装備品までほったらか

して遁走する大敗を喫している。

兵力不足の中、国民の間にも戦況が不利に

傾いている情報が静かに伝わりはじめ、厭戦

気運の広がりもあり、プーチンは窮地に。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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