備えよ常に! 備えあれば憂いなし
9月16日、ウズベキスタンで開かれていた
上海協力機構(SCO)首脳会議が閉幕した。
SCOには、中国・ロシア・カザフスタン・
キルギス・タジキスタン・ウズベキスタン・
インド・パキスタンの8か国による多国間の
協力機構で、更にイランとベラルーシが加わる。
上海で設立されたために[上海]の名を冠し、
本部(事務局)は北京に置かれている。
旧ソ連邦の中央アジアの国々が中心で、それに
中国、インド、パキスタンが加わり、更に
オブザーバー国のベラルーシやイランなどの
4カ国と対話パートナー国としてアルメニア、
カンボジア、ネパール、トルコなどが参加。
地球上の人口の半分、GDPは4分の1を占める。
ロシアのウクライナ侵略開始後、初めて開かれる
会議であるため、中ロの首脳会談や中国と
インドのロシアに対する対応が注目された。
結果は、プーチンの来なかったら良かったとの
嘆きが聞こえるような状況で終わった。
中国は、侵略開始前の[限りない友情]という
ロシアとの絆が、外して欲しいと願う重い
鉄の鎖に変わったようで、習近平は明らかに
不機嫌であったとされる。
習近平は、夕食会もボイコットして帰国。
インドのモディ首相は、プーチンに[今は戦争を
しているときでない]と面前で明確に批判。
こうした中国やインドのプーチンへの批判的な
対応から、両国が今後、ロシア及び西側諸国への
対応を変える可能性があるとの見方も出ている。
ロシア制裁に加わっていない2大国が、ロシアに
対してウクライナ侵略を公な場で批判する場と
なってしまったことで、プーチンは当てにして
いた支援や協力、或いは支持を得られるどころか
完全に孤立していることを世界に知らしめた。
ウクライナ東部戦線では、ロシア軍が機密
扱いであるはずの電子戦装備品までほったらか
して遁走する大敗を喫している。
兵力不足の中、国民の間にも戦況が不利に
傾いている情報が静かに伝わりはじめ、厭戦
気運の広がりもあり、プーチンは窮地に。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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