大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

米格付け会社 中国の銀行リスクを警告

2013年09月15日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし




大手格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ

(S&P)は、中国国内の上位50銀行が備え

いるリスクについての報告書を発表した。

その中で、現在中国経済が抱える3つの問題点を

指摘し、これらの問題が今後の中国経済を揺さ

ぶると警告している。

 1:賃金の急上昇による国際競争力低下を主因

とする輸出低迷。

 2:需給バランスを無視した野放図は設備投資に

よる余剰生産能力と過剰在庫量の存在。

 3:影の銀行を通じて積み上がる地方政府の

過大な負債の存在。

中央が不動産バブル抑制に備えた規制や指示を

出しても地方政府は歳入維持と増を図るため、

土地の譲渡を進めざるを得ず、不動産投資を

過熱させるので不動産バブルは終息しない。

中小銀行は破綻に瀕しており、大手銀行も覆い

隠された簿外の負債額が増加の一途。

2013年5月、ゴールドマン・サックスが工商銀行の

全保有株を売却、バンク・オブ・アメリカも9月3日

中国建設銀行の全保有株を売却して撤退した。

S&Pは中国の銀行の評価引下げに動いている。

一般企業でも資源関連企業を中心に、過剰設備と

過剰負債により格付け引下げが急増している。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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