備えよ常に! 備えあれば憂いなし
韓国では、韓国銀行が基準金利を7回にわたり
合計で2・25ポイント引上げ、3・25%となった。
米連邦準備制度理事会(FRB)は、12月14日に
フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を、
3.75%~4.00%から4.25%~4.50%へ引上げた。
今後の利上げでは、最終的に5・10~5.25%まで
引き上げられそうだ。
韓国は、現在3・25%まで金利を引き上げて
ウオン売り防止のために、米国との金利差を
縮小させる必要がある。
このため、米国に追従した利上げを迫られる。
市中銀行の貸出金利も、既に利上げが始まって
いるが、金利高の影響をまともに食らうのが
GDPの105%にまで膨れ上がった家計債務。
この多くを占めているのが、住宅ローンなどの
不動産関連だ。
ソウルの人気住宅地のマンション価格は、
天井知らずの高騰を続けてきたが、バブル化に
積極的に参加してきたのは30~40代の世代。
今夏には、値下がりが伝えられていたが、
7月には1億2500万円で取引された物件が、
12月には約17%も値下がりした価格に。
1億円を超える物件が、短期間保有に22%も
下げて売られるなど、値上がりの激しかった
高級物件は軒並み2割ほど値をさげている。
無理をして購入したものの不動産市場の先行き
見通し悪化に慌て、金利上昇に伴う元利金
返済に行き詰まりを感じて投げ売りが始まった。
月収の半分以上を、元利金返済に充てる
必要がある若年層が増加しているという。
住宅ローンなど、不動産担保の金利は、今後
一段と上昇速度を速め、8%台が予測される。
23年は、返済に行き詰った事故物件や負担に
て兼ねた投げ売り物件の増加で、不動産市場の
暴落が予測されている。
韓国銀行は、23年の大きなリスクの一つに
不動産市場のハードランディングを上げて
警戒を強めている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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