熾烈な開発競争が繰り広げられている武漢
ウィルスワクチン。
最速、9月から量産などと調子の良い話も
出てきだしたが、現在、アメリカのモデルナ
社を中心としたグループが3万人を目標と
する第3相試験に入るとの報道が出されて、
英国オックスフォード大学とアストラゼネカ
チームと中国カンシノ・バイオロジクスとの
2チームとで3チームが第3相試験に入った。
世界保健機関(WHO)によれば、現在、COVID-
19に対するワクチン開発プロジェクトは、
世界で120~130が進められているという。
これらの中で、最も早く実用化が期待できる
のは「DNAワクチン」だという。
ウィルス本体を量的に必要とする細胞培養や
有精卵を用いて製造するワクチンと異なり、
DNAワクチンは、ウイルス本体ではなく、
ウイルスの遺伝子情報のみを投与する方法。
ウイルスの遺伝子情報を入れたプラスミド
DNAと呼ばれるベクター(運び屋)を体内に
入れると、ウイルスが細胞に侵入する際に
用いるタンパク質が大量に発生し、それに
対して抗体ができる仕組みを利用したもの。
製造コストも安くて済む上に、ウイルス
そのものを用いないので病原性を備えない
ので、安全であるという利点もある。
WHOは、ワクチンができるまで18ヵ月、
最短で1年かかるとされている。
日本国内でも、DNAワクチン開発が大阪大学と
バイオベンチャー企業と共同で急ピッチで
進められており、6月に第1/2相臨床試験を開始。
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