大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

尖閣諸島を武力占拠しても許される?

2012年12月18日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


       



尖閣諸島問題は、当初から習近平総書記が

直接担当しているとされている。

11月15日の就任演説では、「中華民族の復興」を

掲げて「中華民族は偉大な民族」だと鼓舞。

国連総会では楊外相が、日清戦争で日本が

尖閣諸島を盗んだ歴史的事実は変えられない」と

在りもしなかったことを罵った。

11月のASEM首脳会議では、反ファシズム戦争の

成果である現状を日本は否定し、国際秩序を

否定してはならないと日本をファシズム国家であり

戦犯国家であるとの印象付けを行っている。

尖閣諸島では、政府の公船(海事局=海巡や、

海洋局=海監、魚政局=海政など)が領海を

侵犯し、12月13日には航空機の領空侵犯まで

エスカレートさせている。

更に、武装漁民による上陸や領海近接地での

軍事演習などへの備えを進めていることだろう。

問題は、中国は尖閣諸島を武力で占領しても

国際社会では認められるべき当然の権利の

行使だとの勝手な判断で行動を起していることだ。

京大の中西輝政名誉教授は、国連憲章にある

敵国条項を持ち出そうとしている節があると推定。

知って驚いたのは、旧敵国である日本が侵略

行動や国際秩序を破壊する行動に出た時は

安保理の許可なく独自に攻撃をしても許されると

記されており、これは日米安保条約よりも上位の

国際法上の効力を備えた規約であることだ。

1995年に敵国条項削除の決議がなされたが

条項そのものは改定されずに現存している。

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