韓国産業通商資源部などが4月12日までの公表
資料による貿易実績では、今年1～3月期の貿易
額は2458億ドル（約29兆5000億円）となり、前年
同期比で8.9％の大幅減少となった。
韓国の輸出額は1336億ドル（約16兆300億円）で
前年同期比2.8％と小幅減少した。
一方、輸入額では1122億ドル（13兆4600億ドル）と
なり前年同期比２桁減の15.3％減となった。
輸出入の金額差による貿易黒字額が2兆数千
億円もでる典型的な不況型黒字体質を備える
経済構造に陥ってしまっている。
要因は輸入額の大きい原油価格の下落と、主要
輸出先の経済低迷が原因だとしている。
輸入原油の主要用途である石油化学製品の
中国向け輸出が大きく落ち込んでいるため、原油
安のメリットが生かされず、生産活動は沈滞。
スマホ関連のパネルディスプレイや乗用車など
高利益性を備えた主力製造品の輸出が10％
前後の大幅落込みが経済に与える影響は大きい。
GDPの半分ほどを占める輸出の減退による影響で
今年度のGDP成長率の目標の下方修正が続く。
韓国銀行は4月9日、3.1％に再引下げ。
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