大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中国 1月住宅価格の過去最大5.1%下落

2015年03月04日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        


中国の住宅バブル崩壊は、ますます加速し、大型化

する雲行きで製造業を始め、経済全体に波及する

様相を備えて来た。

国家統計局が発表した1月度の不動産価格統計に

よれば、全国主要70都市の新規住宅価格が前年

同期比で5.1%下落した。

この下落率は昨年12月の4.3%を上回り、連続

5ヶ月の値下がりで、統計開始以来最大となった。

主要70都市のうち、アモイ市だけが上がったが、

69都市で下落、北京市では3.2%、上海市は4.2%

それぞれ下落している。

まだ、売れない住宅在庫が山となっており、不動産

市場も同様に低迷しているため下落基調が続く。

1月の製造業PMI(景況指数)も49・8と50を割込み

バブル崩壊が経済活動へも影響し始めている。

また、大手不動産企業の佳兆業集団が1月に

デフォルト寸前にまで追い込まれたが、最近公表

された財務報告書では、昨年12月末時点の有利子

負債残高は約650億元(約1兆2220億円)で、昨年

6月末時点の298億元(約5602億4000万円)から

約2倍に膨れ上がっていることが判明した。

物件が売れない中で資金ショートに備えた借入を

増やしたことが想定され、残高のうち355.53億元

(約6683億9640万円)が影の銀行からの借入だ。

創業者が周永康と密接な関係にあったため、党

中央の圧力で物件販売停止処分を受けている。

反腐敗キャンペーンの広がりと共に、不動産や

インフラ関連業界だけでなく、経済活動全般への

影響が深刻化する可能性を備える。

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