韓国は、2019年1~3月期の実質成長率が前期
比0.3%減とマイナス成長に転落した。
経済協力開発機構(OECD)の資料では、韓国の
今年1~3月期の輸出は1386億ドル(約15兆円)で、
前四半期に比べ7・1%減少しており、減少幅は
主要20カ国・地域(G20)諸国中で最大だった。
一方、貿易戦争の当事者の米国は0・7%増で
中国も3・9%増と増加している。
韓国は輸入でも、1252億ドルと前四半期より
7・7%減少している。
韓国の産業通商資源部によれば、5月の輸出も
前年同期比9・4%減で、6ヶ月連続の減となった。
韓国では、輸出産業はGDPの4割を占める最も
重要性を備えた産業部門であり、このうち
半導体輸出は2割を占めている。
世界的な競争力を備えた主力の半導体輸出が
17%と大幅に落ち込み、スマホなど無線通信
機器は32%、自動車や鉄鋼も落ち込んでいる。
輸出の不振は、設備投資にも影響し、1~3月は
前期比10・8%の落ち込みとなった。
輸出と設備投資の不振は、企業業績にも悪
影響を及ぼし、雇用や個人消費に打撃を与える。
危機感を強めた政府は、景気の回復に備えて
総額6兆7000億ウォン(約6500億円)の補正予算
案を国会に提出したが、何が柱かは不明。
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