大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

国連 中国のウイグル族に深刻な人権侵害報告

2022年09月16日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



      

国連人権高等弁務官事務所は、中国の新疆

ウイグル自治区のウイグルの人たちなどイス

ラム系住民の人権状況について、[テロ対策や

過激派対策を名目に深刻な人権侵害が行われて

いる]と指摘した報告書を公表した。

そのうえで、[関係する法令のあいまいさが

解釈の幅を与えている]として、当局が法令を

恣意的に解釈できることが人権弾圧に繋がって

いると批判。

更に、中国政府が職業訓練所だとする施設に

収容されている人たちについては[施設内で

拷問などが行われているとする主張には

信憑性がある]と断言している。

報告書では、こうした人権の侵害は[人道に

対する罪に該当する可能性がある]と指摘。

人権高等弁務官バチェレ氏の中国訪問は、。

2005年以来のことで、6日間の滞在中に新疆

ウイグル自治区を訪れ、中国側が職業訓練の

ために使用していると主張している施設や

刑務所を訪問したことを明らかにした。

訪問後の記者会見などでは、訪問事実や詳細な

状況などが明らかにされず、中国寄りとも

とれる発言に終始したため、ウィグル族に

よる[世界ウィグル族会議]を始めとして、

欧米各国のメディアなどから透明性に欠ける

として厳しい批判の声が上がっていた。

報告書に対して、中国政府代表部は[報告書は

中国をひぼう中傷するとともに内政に干渉し、

国連人権高等弁務官事務所の信頼と公平性を

著しく損うものだ]とする声明で強く非難。

5月中旬、中国政府による新疆ウイグル族弾圧に

関連する大量の秘密文書や写真などが流出。

その中で、習近平の指示のもと、残酷な

ウイグル人抑圧政策が行われていたことが

明らかにされており、報告書が注目されていた。

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