備えよ常に! 備えあれば憂いなし
国連人権高等弁務官事務所は、中国の新疆
ウイグル自治区のウイグルの人たちなどイス
ラム系住民の人権状況について、[テロ対策や
過激派対策を名目に深刻な人権侵害が行われて
いる]と指摘した報告書を公表した。
そのうえで、[関係する法令のあいまいさが
解釈の幅を与えている]として、当局が法令を
恣意的に解釈できることが人権弾圧に繋がって
いると批判。
更に、中国政府が職業訓練所だとする施設に
収容されている人たちについては[施設内で
拷問などが行われているとする主張には
信憑性がある]と断言している。
報告書では、こうした人権の侵害は[人道に
対する罪に該当する可能性がある]と指摘。
人権高等弁務官バチェレ氏の中国訪問は、。
2005年以来のことで、6日間の滞在中に新疆
ウイグル自治区を訪れ、中国側が職業訓練の
ために使用していると主張している施設や
刑務所を訪問したことを明らかにした。
訪問後の記者会見などでは、訪問事実や詳細な
状況などが明らかにされず、中国寄りとも
とれる発言に終始したため、ウィグル族に
よる[世界ウィグル族会議]を始めとして、
欧米各国のメディアなどから透明性に欠ける
として厳しい批判の声が上がっていた。
報告書に対して、中国政府代表部は[報告書は
中国をひぼう中傷するとともに内政に干渉し、
国連人権高等弁務官事務所の信頼と公平性を
著しく損うものだ]とする声明で強く非難。
5月中旬、中国政府による新疆ウイグル族弾圧に
関連する大量の秘密文書や写真などが流出。
その中で、習近平の指示のもと、残酷な
ウイグル人抑圧政策が行われていたことが
明らかにされており、報告書が注目されていた。
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