大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

日本漁業の衰微 乱獲で減少は当然のこと

2017年09月07日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        



2016年、全国のサンマ水揚げ量は10万9585

トンで、2年連続で過去最低を更新した。

今年の水揚げ予測も不振で、更に減少しそう。

安定漁獲量確保に備えて、7月に中国、韓国、

台湾、ロシアなど8つの国と地域が参加する

北太平洋漁業委員会の会合で、サンマ漁獲量

上限を定める「漁獲枠」の新設を提案したが

賛同を得られず失敗。

日本のサンマ漁は伝統的に沿岸漁業であり、

殆どが排他的経済水域(EEZ)内で行われる。

一方、中国や台湾などは最新の装備を備え

大型船団で日本のEEZ外で沖取りをする。

すでに、サンマの資源量もマグロなどと同様

乱獲で減少の一途をたどり、水産生産量は

1984年の1282万トンから、現在は479万トン、

生産額は1兆5057億円に。

漁民1人当たりの所得も、1984年の229万円

から2014年には199万円と減少傾向に。

水産業の安定化に備えた養殖も、ハマチから

マグロ、ウナギ、更にはスマへと企業化が

進むが、漁船による沖合漁業は乱獲体質が

改まらず、南北朝鮮に中台も入り乱れた

獲ったもの勝ちの漁獲合戦が続いている。

1900億円に上る水産予算も、将来に備え

投資開発型ではなく、水産ボスが仕切る

漁業補償や施設整備に多くが振り向けられる。

逃げ道だらけの密漁罰則や資源管理の在り方の

見直しが日本の水産業復活のカギとの指摘も。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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