米国の大手２銀行が明らかにした調査報告では、
中国の銀行や影の銀行、債券市場に政府部門を
合わせた負債総額はＧＤＰの２２０％に達した。
これは債務額１１５兆元（約１１６０兆円）相当額。
ここから政府の債務額１０兆元を引いた１０５兆元
（約１７００兆円）となり、１９９０年代後半の金融
危機の際と同様に１/５が不良債権化すれば
２１兆元となり、ＧＤＰの４０％に達して、国の
経済が破綻する危険性を備えている。
銀行部門の不良債権率に関する公式統計では
１％を僅かに下回る比率であり、大手銀行の
一つで、延滞融資残高が大幅に増加している
中国建設銀行が公表している不良債券比率は
０．９９％に止まっている。
銀行部門の総額では、５４００億元であり信用
不安に繋がる可能性は備えていないとする。
この差の大きさは、影の銀行関連部分を除外し
簿外として公表されず、統計には表れていない。
米銀の推定では、２１兆元の半ばぐらいの不良
債権が存在するとしている。
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