備えよ常に! 備えあれば憂いなし
中国国家統計局が、11月16日発表した10月の
新築住宅価格指数で、前月比で主要70都市の
うち56都市に達し、80%にまで高まった。
例年、中国では9月と10月は不動産取引が
最盛期となり、[金九銀十]と呼ばれるほど
だが、今年は価格が上昇したのは11都市のみ。
地方都市を中心に下落が広がっているが、
首都の北京市や直轄市の重慶市、南部の経済
都市の広東省広州市や深圳市も下落した。
中国国家統計局の発表では、1~10月の不動産
開発投資は累計で前年同期比9・3%減と不振。
10月26日には、世界の主要な金融機関で
構成する委員会が、不動産開発最大手の
碧桂園のドル建て社債をデフォルトと判定。
中国の不動産会社が発行したドル建て社債
1750億ドル(約26兆円)のうち、1245億ドル
(約19兆円)がデフォルトしたとの推計もある。
不動産市況の早期回復は見込めず、今や
不動産業界は死屍累々の状態になっている。
だが、習近平は有効な抜本的対策を打ち出す
気配もなく、成り行きに任せる姿勢を貫く。
10月末には、経済政策の責任者を劉鶴前
副首相から、何立峰副首相に交代させている。
不動産バブルの破裂、経済悪化の責任を
転嫁しての交代劇とすれば、今後、どれだけ
多くの首が必要になるのか計り知れない。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?