トヨタは、7月末に08年度の販売計画を985万から
950万台に下方修正しました。
サブプライムローン問題による金融市場不安から、
消費市場の収縮と、流れは急激に逆流となって自動車
メーカーを襲っています。
小型化やハイブリッド化だけでは補いがつかない購入
台数そのものの大枠の縮小、販売総数の減少が予想
されているからです。
1ヵ月後の8月末には、2009年度の販売計画も、遂に
達成目標であった1000万台超の夢を諦めた数字を
発表しました。
1000万台超の販売台数達成目標に備えて、長年
態勢作りにまい進してきましたが、07年に国内販売の
思わぬ計画割れで夢を逃し、09年に1040万台の
夢の目標を掲げて再起を期しましたが、世界経済情勢
収縮には逆らえず、下方修正を余儀なくされました。
下方修正率はマイナス 7%ほどにもなりますが、それ
でも970万台と08年より、20万台増の強気の数字
目標を掲げています。
この発表で株価は、今年の最安値を記録しましたが、
電気自動車などの第三世代の車の投入予定の10年
には、1000万台達成の実現に備えた地盤造りに
取り掛かったようです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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