豪連邦科学産業研究機構(CSIRO)による研究
発表では、海などに流出したプラスチック
ごみが紫外線や波の影響を受け、5㎜以下の
断片に分解されたマイクロプラスチック片が
世界の海底には約1440万トン堆積している。
研究チームは、2017年3~4月にかけて無人
潜水艇を使い、豪州南方沖380㎞までの計6
地点で、深さ1655~3062mの海底から計51
ヶ所の試料を採取し、1g当たり平均1・26片と
従来の深海研究で報告された量の25倍に相当
するマイクロプラスチックを検出した。
このデータを基にした計算で、世界の海底には
約1440万トンが溜まっていると推計した。
中国は世界最大の海洋プラスチックごみの
排出国であり、2017年に100万トンものプ
ラスチック廃棄物を海に放出したとされる。
海に流されたそれらの廃棄物は毎年、海洋・
漁業・観光産業に年間数十億ドルの損失を
与え、また食の安全や公衆衛生をも脅かす。
APEC(アジア太平洋経済協力)の2020年の
フォーラムの報告書によると、海洋ゴミが
同盟国へ与えた損失は2015年だけでも110億
ドル以上と推定されている。
2017年に、日本の沿岸で回収された自然物を
含む漂着ごみ量は約5・5万トンとなっている。
漂着ごみの内、大半がプラスチックごみであり
西日本の沿岸に漂着するプラごみの過半は
中国と韓国から来たものとされる。
また、漂着するごみは、全体の5%程度であり
殆どが海中にあり、マイクロ化される。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
健康と安心のメタボへの備えは?