メキシコからの豚インフルエンザウィルスによる2次感染
の発生が伝えられて以来、日に日に感染者数が増え続け
20日ほどの間で34カ国、6000人超まで拡大しました。
幸い日本では3次感染者は出ていませんが、今日明日に
発生しても不思議ではないとさえ思える感染力です。
既に、各国はパンデミックに備えた態勢を敷くようにWHO
からは勧告が出ており、日本の対策本部の委員からも
日本独自の規制に向けた行動が在り得る発言も出ています。
鎖国などという大げさな対策は不可能だとしても、スペイン
風邪の時にオーストラリアが取った鎖国策は、島国の
日本には、安全度の高い魅力のある防衛策なのですが。
人の移動に次いで規制対象になるのが「豚さん」ですが
日本では繁殖用に輸入している年間500頭ほどの生きた
豚については、既に全頭検査を実施しています。
4月末現在、米通商代表部(USTR)の発表では、中国など
10カ国がアメリカからの豚肉の輸入も停止しています。
日本の専門家は、豚肉の安全性について生肉で食べる
習慣が無い上、仮に肉に付いたウィルスが口に入っても
胃腸内にはウィルスに対する受容体が無いので、感染する
ことはないと言っています。
消毒されている上、過熱して食べる限りは何の心配も無い
のでしょうが、風評などで豚肉の輸入停止なってしまえば
日本の食生活は、非常に寂しいものになります。
豚肉の国内消費量160万トンのうち、輸入が50%を
占めています。
輸入量のうち70%を新型インフルエンザが猛威を振るって
いるアメリカ、カナダ、メキシコ産に依存しているのです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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