備えよ常に! 備えあれば憂いなし
中国の上場企業の2023年12月期の約5200社の
純利益が前期比で3%減と業績が悪化が表面化。
減益は5年ぶりとなり、不況の続く不動産が
赤字に転落し、これが鉄鋼や建材などに波及。
好調な業種は、習近平の掲げる[三種の神器]
関連企業の自動車など一部に止まった。
また、中国企業の自己資本利益率(ROE)は、
7・7%と0・7ポイント悪化し、9%台の日本や
18%超の米国より低い水準に止まる。
こうした企業の営業利益水準の悪化は、銀行の
業績にも大きく影響を与えており、特に
地方銀行の利ザヤが1・69%と危険ラインの
1・8%を大きく割り込んでいる。
2023年12月末の不動産向け不良債権は、1年前
より約3割増となり、総貸出に占める不良債権
比率は、平均6・5%と2ポイントも上昇。
融資平台を通じてなど、不動産向けの融資
比率が高い地方銀行には破綻リスクが高まる。
不動産開発事業を中心に、インフラ投資を
主軸とした政策の破綻の後始末は、当然
ながら政府の財政支援で行うべきだが、
財政赤字を恐れる習近平は、責任を地方
政府に押し付けて知らんぷり。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?