こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

「ダイヤモンドの恋」

2005-09-16 22:45:45 | ひとり言
たまたま「英語でしゃべらナイト」を見ようと思って、NHKに合わせておいたら、その前の番組がどうやら更年期障害絡みのドラマをやっているようなので、ついつい見てしまった。それからなんとなく連続して見るようになった。浅野温子演じる41歳の元ジュエリーデザイナーが、仕事をクビになる程の更年期に悩まされるという設定。これからまぁ、題名のように恋愛ものになっていくのであろうが…。
更年期障害は本当に人まちまち。全く症状の出ない人がいると思えば、好きな趣味も沢山あって、恋も現役!って言う人が、外出も出来ないくらいひどい症状に悩まされたりとか、いろいろあるようだ。浅野温子演じる主人公は、自分が更年期障害であることを女医に指摘されるが、それを俄に認められない。歳をとっていくこと、つまり加齢を受け入れられずジタバタする。その切ない女心、わかるような気がする。ましてここは、ロリコン社会の日本だもの。日本人は何故か若いことに価値を置く。何でかなァ~。だから子供天国の社会で、若年層の犯罪や諸問題から、軟弱で思い通りにならないとすぐ切れる若者が増えてきたんだろうなぁ、と思う。若いから許されるというような、無言の甘えがある社会。
歳を取ることがすばらしいと思える社会が一番いい社会だと思うけど。突き詰めてみればアフリカの少数民族の長老みたいな存在がある社会かな?

年齢を重ねるごとに、精神的にも肉体的にもいろんな障害や悲しみを乗り越えていく。その分、生きる知恵も魂の修練も得て…。更年期障害だって生きているからこそ。りっぱに生きてきた証だと、素直に受け入れられたらいいなぁ~。でもあくまで理想ですが…。現実はジタバタしてしまうのよねぇ~。私も更年期のシミュレーション中ですが、これが本番になると思うとチト憂鬱ですが…。まぁ、せめて明るく更年期障害を語れる場がいっぱいあればいいなぁ~、と思っております。今現在も、何かと「更年期なんです」と人にアピールしているんだけれど、誰も相手にしてくれません。そのうち「狼少年」ならぬ「狼ばばぁ」になってしまうかも…。

さて、このドラマ、これからどう展開するのでしょうか?安っぽい恋愛ドラマに留まって欲しくないです。