こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

今金の思い出

2005-09-13 22:31:09 | ひとり言
きのう「月10万円で暮らせる町」というTV番組を見ていたら、なつかしい場所がとりあげられていた。函館から車で約3時間走らせたところに、今金という町がある。函館在住の友人が、今金にもバレエ教室を持っていたので、二度ほど一緒に行かせてもらったことがあった。夜はお寺に泊めていただいた。が、いざ夜、床に付こうという時に、友人が言う。
「あなた、ちゃんといっぱい飲んだよね(←もちろんお酒のこと)。しっかり熟睡するのよ!じゃないとこの部屋出るんだからね…」
もちろん、私は彼女が私をからかっていると思った。お寺だからサ。
「またぁ~」。
ところが、まんざら嘘でもないような話なのである。友人はさんざん私を脅しておいて、
「でも、初心者には出ないから大丈夫よ」
と言い残し、グーグー寝息をたて始めた。だが、こちらは怖くて怖くて一睡も出来なくなってしまった。そこのお寺は何宗なのかは知らないが、知っている限りのお経を頭の中で繰り返す。いつ、足や髪の毛を引っ張られるか(友人曰く、寝ていると引っ張ってくるんだそうだ)、おのずと身体を縮めて布団の中に…。人を脅すだけ脅しておいた友人は隣で爆睡!やっぱりあの話は嘘だったのか?と思ってみたり…でも怖い!恐怖に怯えながら長~い夜を耐えに耐えた後、やっと窓の外が白み始めた。
朝、「どう?寝られた?」と爆睡からさわやかに目覚めた友人。
寝られるわけないじゃな~い!!
やっぱり彼女、私を騙したのね!…と思って、日を改めてまた例の話を持ち出してみたけど、やっぱり嘘じゃないらしい。彼女、マジで怖がっている。どうやらお寺から霊を車や家に連れて帰ってしまったようで、お寺でお札をもらってきたと、私にそのお札の置いているところを指差す。なんかよく分からん!なのに何故、爆睡!?

翌年、また同じ部屋に泊まらされた。その時は事前に泊まることを知っていたので、お守りを持って行った。その日はとりあえず眠れた。

TV番組では今金出身の女優サンの実家がお寺で…とやっている。函館の友人にメールすると、「よくお世話になったお寺」とのこと。ってゆーことは…??例の??