夕方の閣議開催のため、天皇陛下の夜のご執務が相次いでいる問題について、宮内庁の羽毛田信吾長官は12日の定例会見で、問題発覚後に内閣側から時間連絡などの面で配慮があるという認識を示し、「もう少し様子を見たい」とする考えを示した。……「夜のご執務は望ましくはないが、大事な国事行為のご公務との兼ね合いを考えなければならない」とした。平野博文官房長官は4日の記者会見で「陛下の負担にならないよう宮内庁と相談して対応したい」とし、10日には、閣議開催時間について連絡を早めるよう努力するという考えを示していた。閣議は毎週火、金曜に開かれる。通常国会が開会した1月18日以降は夕方の開催が相次ぎ、陛下は1月22日▽同26日▽2月2日▽同5日▽同9日に計5回の夜間執務を行われた。12日の閣議は午前中に開催された。
2010年2月12日 産経新聞
■何だか朝青(暴)龍の左手問題みたいな具合になって来ましたぞ。元横綱は親方などの言う事を聞かず自己流で型を壊して軍配上の懸賞金を受け取っていたのに、天覧相撲の時だけはちゃっかり右手で行儀よく受け取ったものでした。陛下の健康を気遣った宮内庁長官を小役人扱いして「文句があるなら辞表を出せ!」と凄んで見せた人民解放軍の野戦司令官を兼務する民主党の幹事長を筆頭に、朝はお勉強会で忙しくて閣議を開いている暇が無い素人閣僚が集まる鳩山サセテイタダク内閣も、国民から顰蹙を買ってばかりいると選挙が心配になったとて、少しはものを考えるようになったのかも知れませんが……。折角、午前中に開いた閣議でトンデモないことが確認されていたそうですぞ。
菅直人副総理・財務相と松野頼久官房副長官が、昨年11月に挙行された政府主催の「天皇陛下ご在位20年記念式典」の最中に居眠りしていた疑惑が、政府が12日に閣議決定した答弁書で“暴露”された。自民党の木村太郎氏が質問主意書で「(式典の)実行委員会副委員長である菅副総理は、天皇陛下のご臨席で、首を何度も何度もこっくりこっくりとし、居眠りをしていた」と指摘。松野氏に関しても「数回、これまた居眠りをして隣の席の松井(孝治)副長官から注意を受けていた」として、「式典に臨む姿勢としていかが」と鳩山内閣の見解をただした。……答弁書は「政府の参列者は天皇陛下のご在位20年を慶祝する気持ちで臨んだ」「鳩山内閣は天皇陛下をはじめとする皇室の方々に、尊崇の念を持って対応している」としつつも、2人の居眠りについては否定も肯定もしていない。
2月12日 産経新聞
■「慶祝する気持ち」「尊崇の念」などと、当たり前過ぎて開いた口が塞がらないことしか答弁できないのは残念なことであります。もしも、その気持ちを持たずに参列していたらエライことではありますが……。天皇陛下がご臨席の場で居眠り出来るとは、なかなか図太い神経を持った人物だ、とは誰も思ってくれないでしょうなあ。式典が挙行された昨年11月といえば菅副総理は看板だけの国家戦略室に押し込められて、一部では暇を持て余しているなどと揶揄されていた頃でありましょう。財務大臣に起用されて役人からレクチャー攻めに遭い、膨大な資料と格闘するようになる前のことですから、毎日の激務で疲れ切っていたとは言い難い時期でした。
■松野官房副長官の方は、アホな官房長官の分まで仕事をさせられて心身ともに草臥れていた可能性はありそうですが、それでも長大なオペラ観劇でもあるまいし、場所柄も弁えずに居眠りするのは如何なものか?隣に座っていた同じ副官房長官に起こして貰っていたのなら猶更、政治家個人として見過ごせない失点だったと言えそうですなあ。
■同じく12日午前の閣議では、在日外国人参政権問題と沖縄基地問題に直結しそうな重大事も話し合われていたそうです。
政府は12日の閣議で、日韓両国が領有権を主張する竹島について「現在の竹島は現実にわが国が施政を行い得ない状態にある」として、日米安全保障条約の適用外とする答弁書を決定した。国民新党の亀井亜紀子氏の質問主意書に答えた。答弁書は、日米が共同で防衛にあたる、日米安保条約第5条が規定する範囲を「わが国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が発生した場合」と説明。竹島では米国の防衛義務が生じないとした。
2月12日21時28分配信 毎日新聞
■「施政を行い得ない状態」のまま放置していたのは前政権の重大な責任ですが、連立与党である国民新党からの質問に対して、「何かあっても指を銜(くわ)えて見ています」とも解せる答弁を作るとは……クラッシャー小沢の「普通の国」は何処へ行ったのでしょう?日米安保の規定外だとしても日本が領有権を主張している大事な島なのですから、勿論、万が一の場合は自衛権によって防衛活動はするのでしょうな?小沢流の票田開拓戦術を突き進めて変な参政権を認めてしまうと、人口の少ない島根県に突如として「竹島放棄」を公約とする政治勢力が現われるかも知れません。
■「トラスト・ミー」「ゼロベース」「沖縄県民の声」「5月に結論」と発言がころころ変わる鳩山サセテイタダク首相ですから、日米安保の規定から外れる島がもっと増えて行くのも心配です。約束を守らない報復として米国が台湾以北の東シナ海西半分にも出て行かないかも?などと言い出したらガス田問題はあっと言う間にチャイナの思惑通りに進んで行ってしまいそうです。一体、鳩山サセテイタダク首相は何処の誰の「命を守りたい」のでしょうなあ。まさか、自分が「まったく知らない」うちに毎月15000万円ずつ与えてくれた母親のことばかり考えているわけでもないのでしょうが……。
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2010年2月12日 産経新聞
■何だか朝青(暴)龍の左手問題みたいな具合になって来ましたぞ。元横綱は親方などの言う事を聞かず自己流で型を壊して軍配上の懸賞金を受け取っていたのに、天覧相撲の時だけはちゃっかり右手で行儀よく受け取ったものでした。陛下の健康を気遣った宮内庁長官を小役人扱いして「文句があるなら辞表を出せ!」と凄んで見せた人民解放軍の野戦司令官を兼務する民主党の幹事長を筆頭に、朝はお勉強会で忙しくて閣議を開いている暇が無い素人閣僚が集まる鳩山サセテイタダク内閣も、国民から顰蹙を買ってばかりいると選挙が心配になったとて、少しはものを考えるようになったのかも知れませんが……。折角、午前中に開いた閣議でトンデモないことが確認されていたそうですぞ。
菅直人副総理・財務相と松野頼久官房副長官が、昨年11月に挙行された政府主催の「天皇陛下ご在位20年記念式典」の最中に居眠りしていた疑惑が、政府が12日に閣議決定した答弁書で“暴露”された。自民党の木村太郎氏が質問主意書で「(式典の)実行委員会副委員長である菅副総理は、天皇陛下のご臨席で、首を何度も何度もこっくりこっくりとし、居眠りをしていた」と指摘。松野氏に関しても「数回、これまた居眠りをして隣の席の松井(孝治)副長官から注意を受けていた」として、「式典に臨む姿勢としていかが」と鳩山内閣の見解をただした。……答弁書は「政府の参列者は天皇陛下のご在位20年を慶祝する気持ちで臨んだ」「鳩山内閣は天皇陛下をはじめとする皇室の方々に、尊崇の念を持って対応している」としつつも、2人の居眠りについては否定も肯定もしていない。
2月12日 産経新聞
■「慶祝する気持ち」「尊崇の念」などと、当たり前過ぎて開いた口が塞がらないことしか答弁できないのは残念なことであります。もしも、その気持ちを持たずに参列していたらエライことではありますが……。天皇陛下がご臨席の場で居眠り出来るとは、なかなか図太い神経を持った人物だ、とは誰も思ってくれないでしょうなあ。式典が挙行された昨年11月といえば菅副総理は看板だけの国家戦略室に押し込められて、一部では暇を持て余しているなどと揶揄されていた頃でありましょう。財務大臣に起用されて役人からレクチャー攻めに遭い、膨大な資料と格闘するようになる前のことですから、毎日の激務で疲れ切っていたとは言い難い時期でした。
■松野官房副長官の方は、アホな官房長官の分まで仕事をさせられて心身ともに草臥れていた可能性はありそうですが、それでも長大なオペラ観劇でもあるまいし、場所柄も弁えずに居眠りするのは如何なものか?隣に座っていた同じ副官房長官に起こして貰っていたのなら猶更、政治家個人として見過ごせない失点だったと言えそうですなあ。
■同じく12日午前の閣議では、在日外国人参政権問題と沖縄基地問題に直結しそうな重大事も話し合われていたそうです。
政府は12日の閣議で、日韓両国が領有権を主張する竹島について「現在の竹島は現実にわが国が施政を行い得ない状態にある」として、日米安全保障条約の適用外とする答弁書を決定した。国民新党の亀井亜紀子氏の質問主意書に答えた。答弁書は、日米が共同で防衛にあたる、日米安保条約第5条が規定する範囲を「わが国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が発生した場合」と説明。竹島では米国の防衛義務が生じないとした。
2月12日21時28分配信 毎日新聞
■「施政を行い得ない状態」のまま放置していたのは前政権の重大な責任ですが、連立与党である国民新党からの質問に対して、「何かあっても指を銜(くわ)えて見ています」とも解せる答弁を作るとは……クラッシャー小沢の「普通の国」は何処へ行ったのでしょう?日米安保の規定外だとしても日本が領有権を主張している大事な島なのですから、勿論、万が一の場合は自衛権によって防衛活動はするのでしょうな?小沢流の票田開拓戦術を突き進めて変な参政権を認めてしまうと、人口の少ない島根県に突如として「竹島放棄」を公約とする政治勢力が現われるかも知れません。
■「トラスト・ミー」「ゼロベース」「沖縄県民の声」「5月に結論」と発言がころころ変わる鳩山サセテイタダク首相ですから、日米安保の規定から外れる島がもっと増えて行くのも心配です。約束を守らない報復として米国が台湾以北の東シナ海西半分にも出て行かないかも?などと言い出したらガス田問題はあっと言う間にチャイナの思惑通りに進んで行ってしまいそうです。一体、鳩山サセテイタダク首相は何処の誰の「命を守りたい」のでしょうなあ。まさか、自分が「まったく知らない」うちに毎月15000万円ずつ与えてくれた母親のことばかり考えているわけでもないのでしょうが……。
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