Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

「表現の自由」の域を超えた主張でしかない

2014年05月13日 23時59分59秒 | Weblog


美味しんぼ「表現の自由は大事だが」太田国交相(朝日新聞) - goo ニュース

「美味しんぼ」に福島知事が不快感 「風評を助長する」(朝日新聞) - goo ニュース

美味しんぼ 復興相「誠に遺憾」(NHKニュース&スポーツ) - goo ニュース


オレにとって、久々に超ド級のスーパーあきれたニュースになった。
もうある意味国民的な漫画ともいえよう「美味しんぼ」が、なぜ突然こんな表現を行ったのか?


この作者は、わずかな一部の偏った意見を収集して、その実態を紹介するというテイで発信したのか、
もしくは、ただ漠然と起こった事象を報告したのか、その意図は勿論知る由もない。


ただ、これはひどすぎる。
こんなの超偏見団体とか、間違った解釈しか出来ない人たち、もしくは穿った考えの持つ活動家しか喜ばない表現にすぎない。


どうしてこんなことしたのだろうか。
被災地への配慮や風評うんぬんも勿論そうだけど、もっと大事なことが忘れられているとオレはこの表現を見て思う。


今、日本(全体)がどういう取り組みで復興を目指しているかを考えれば、すぐ答えも出よう。
まず、震災がれきの処理では、悪臭などの劣悪な生活環境に多くの人が苦しんだという事実を知っているのだろうか?


こうしたごみ処理の問題だけ切り取っても、これでメシを食べていた多くの生活者が仕事を失って苦しみ、ごみ処理の世界では会社が回らなくなってしまったところも数多くあるというのに。


なにより、現時点でさえ指定廃棄物の処理についても決着していないのに、これでは益々、こうしたごみ処理問題が前に進まなくなるだろう。


もっと日本全体の人々が放射能の理解を一人一人深めていかなければならない時期なのに、この作品を見て偏った思想者を新たに生んでしまい、それが遠くなるような気がしてならない。


あとは、多くの日本人がこんな表現に惑わされないまともな人たちであることをオレは信じたい。



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