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新しいことを見つけるって楽しい!

文章を書く

2013年08月17日 | 仕事・研究
4月から9月まで、地元の地方紙河北新報に紙面センサーという記事を書いています。これは新聞を読んで感想を述べたり、批評したりするものなのですが、だいたい1300字くらいの作文です。記事を読んで書くことになってますから、書く前にまずひたすら読みます。半月分を担当しているので約2週間分の朝刊と夕刊が対象になります。

1300字、どのくらいの時間をかけて書いてますか?と聞かれたりします。内容によりますが、今回は2時間くらいかな(読む時間は含みませんが、書きながらまた読んだり、、、は含まれます。)。ただ、文章はいつも一度寝かせるので、2時間でばあっと書いてそのまま送付、にはなりません。寝かせると必ず修正点が浮かび上がってきます。これはどんな文章を書くときも同じです。学会の抄録も必ずいったん寝かせます。

わたしは子どものころから文章を書くのが好きでした。今も言葉にすることで思考が整理されるので書くことが好きで、毎日なにかしら書いています。ブログも、忙しいのによく書きますねと言われますが、書くのが好きだし、書くことで前に進めるのです。私にとって、文章を書くことは力なのです。

だけど最近の学生さんは書くのが苦手な人が多いです。
ちょっと困るのは「あまりよくない文章」と「それを直した文章」を並べて見せても「ああなるほど!」とならないことが時々あるんです。良い例と悪い例を見せて、違いが判らない、、、というのは指導のしようがないので、難しいんですね。よい文章、のインプットが足りないからじゃないかと思います。以前ならライトノベルズと言われたような本さえ読まない人が増えています。子どものころは「読み聞かせ」などでたっぷり親しんできた人が多い世代のはずですが、小学生後半あたりから読まない方向に進んだ子どもは徹底的に「読まない人」になっていきます。中学高校時代、勉強だけじゃなく、もすこし楽しく文章を読んだり書いたりして、抵抗感を持たないようにしてほしいなとおもっています。



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家で仕事するメリット

2013年08月16日 | 仕事・研究
Yahoo CEOのマリッサ・メイヤーさんが仕事は会社でやるのよという通達を出して大騒ぎになっているらしい、、、ですが、今週の私はかなりの時間を自宅勤務で過ごしています。大学が今サーバダウン中でネットが使えない→ポケットWiFiで仕事する、というのを一日やってみて、これは家でやってもいいなと思ったので、今週の後半は主に家で仕事しています。

家で仕事するメリットは、

*通勤時間がかからないので時間が有効に使える。
*息抜きに家事ができる。

ってことですが、今週に限って言えば家でできる仕事だったので非常に効率的に仕事できたなと感じています。まあ朝昼晩とご飯つくるのは大変なんですが、それも気分転換ということで。家の中も片付いたし、よかったです。

とはいえ、普段はなかなかこういうわけにはいきません。
大学に行かないとできないことが多いですから。

*会議
*学生対応
*講義
*実習

まあ普通の日はほぼこれで一日が終わってますからねえ。
そういう意味では天国の1週間でした。




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休みの日に仕事するということ

2013年08月15日 | 仕事・研究
この間、M先生と「休みの日に仕事する」ことについて話す機会がありました。

M先生はちょっと前まで有給休暇を残さないというポリシーをつらぬいていらしたんですが、今年は特命があってまったく生活が変わっちゃったんですね。人生楽しまなくちゃというのが合言葉で、これまではよくワインなどご一緒させてもらってたんですが、今年は責任の重い仕事が降ってきてそれどころじゃなくなってます。

そのM先生が「休みの日に仕事したら進むに決まってるじゃないの。」というのでああそうだよな~と大事なことに気が付きました。仕事があまりにも多いので休みの日も仕事してなんとかつないでるのが多くの大学教員の現状なんですが、休みの日まで仕事して「仕事できます」「進んでます」というのは自慢にはならない。仕事すべき日に仕事してきちんと成果を上げるべきであって、休日返上は恥ずかしいくらいに思わないといけないなと思いました。

わたしは普段家事があるから残業もできないんで、残業して片づけたいなあ~という願望が強いんですが、ホントはより効率的に仕事すればいいだけの話なんです。

この夏季休暇、わたしはきちんと休むつもりでした。
ミラノに行く準備もしようと思ってたし。
でも結局積み残しがあって、家でも仕事してます。ミラノに行く前に片づけたい、、、。

積み残った原因は、やっぱり集中が足りなかったということなんです。
やる気が出なくて急がない仕事を先にやってみたり、調べ物のついでにこれまた急がない案件まで興味のままに調べたり。

もっと意識をもたなきゃいけないな。
休むということに。仕事する時間帯はもっと強く集中する。


しかし今やってる締め切り仕事、相手先のサーバがダウンしちゃったみたいで続きができなくなったから、せめて明日は完全休暇と思ってたけどもはや今日中に終わらせる、というのは無理みたい、、、。



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積み重ね

2013年08月09日 | その他もろもろ
自分っていうものはすべて積み重ねでできてきたもんじゃないかと思います。だからこれまでやってきたこと、経験したことが一つも無駄にならず、糧になって、知識になって、知恵になって、自分を形作ってると思います。自分ひとりでできることではなくて、人とのかかわりの中であっちこっちが修正されていきます。

私たちは子どものころからいろいろなことに興味を持ち、学校で、家庭で、地域で学んでいきます。大学生ともなれば、だいたい生まれてから20年くらいたってるので、そのくらいの蓄積があるわけです。

だけど最近ちょっと「積み重ならない」現実にめんくらっています。
すごろくでいうとせっかく駒を進めていたのに、振出しに戻る、みたいな。
それもたびたび。

学んだことを前提に次に進んでいくはずが、進んでみたら前提となるその前のことが習得されていなかった。九九をきちんと覚えてなかったとか、分数の考え方がわかってなかったとか、そこまで戻ってやり直したらわかるようにできるようになった、、、、なんてことは確かにあるけれど、ちょっと今わたしが直面してるのとは次元が違うような。

学びが点でしかないという感じかな、、、
点はいっぱいあるけど、いっこうにつながっていかないという。
だから積み重ならないんじゃないかという気がします。

なぜなんだろう、、、。

分子生物学の試験でタンパク質の変性について聞いたら、1文字も書かない人がいるんだけど、そんなの家庭科で習ってこなかった?分子生物学で習うまでもなく。習ってなくてもゆで卵を食べたことあるし、ゆで卵が生卵にはもどらないってことも知ってる。20年間のどこかで、絶対に「それってタンパク質が変性してるんだよね」という会話があったと思うんだけど、ないのかなあ。

点をいくら増やしても役に立ちませんからね、忘れちゃうし。
大学に入ってきた最初のあたりでいくらか「自分をつくっていく」ってこと考えてみてはどうかなと思います。じゃないと大学生活にあんまり意義がなくなってしまいますからね。





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T for two

2013年08月06日 | レビュー
E
"中川英二郎、小曽根真、天野清継、 新澤健一郎"
キングレコード


ジムに行ってマシンで走るとき(正確には歩いてる速度だけど)、NHKで復興関連の番組を見ることが多いです。この間偶然聞いた被災地でのトロンボーンの二重奏が気になり、音源を探してみたものの見つからず。でも二人の走者のうち一人は中川英二郎だった、そして小曽根真のチームで被災地を訪問していた、、、というのをキーワードに探して買ったのがこれ。

あんまりジャズを聴かないもんですから、全然知らずに買ったんですが、小曽根真という人はとても有名な方なんですね?TV コマーシャルなんかでもよく知られてるとか。このアルバムもすごい素敵、、、今まで全く知らなかったのが本当に残念。でもこれから他のも聴こうっと。

この「e]を買ったときは、本来探していたT for twoは見つからなかったんだけど、あとでこれを見つけたのでさっそく注文。こっちはビッグバンド。

No Name Horses
"NO NAME HORSES、Samuel M. Lewis、小曽根真、中川英二郎、 三木俊雄"
ユニバーサル ミュージック クラシック
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アカデミックインターンシップ開講しました!

2013年08月04日 | 大学でのひとこま
昨日から始まったアカデミックインターンシップ。
今日も20人を超える高校生たちが集まってくれました。

途中、大きな地震があってあわてましたが、全員無事、被害はなくてほっとしました。

昨日のテーマは「食産業と確率・統計」「ゆで卵の科学」「食肉を科学する」「ランドスケープデザイン」。

昨日の受講生の集合写真↓




今日のテーマは「動物細胞へ有用遺伝子を導入する」「合成着色料を分析してみよう」「未利用バイオマスからのバイオエタノール生産」。

遺伝子導入班


合成着色料班



バイオエタノール班

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まちなかガーデニングにトライ!

2013年08月04日 | 大学でのひとこま
8月2,3日と兵庫県立大学との連携事業で「まちなかガーデニングにトライ!」という公開講座が開催されました。宮城大学食産業学部キャンパス内に2つの花壇を作ったのですが、土地の測量、デザイン、植え込みと2日かけての大作業。でも花壇づくりの工程のすべてを学べる講座となり、参加者の皆さんには大変喜んでいただけました。


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ポスターの準備

2013年08月04日 | 仕事・研究
20日から国際免疫学会(イタリア・ミラノ)に行きます。今、殺人的に忙しいので、ポスターの印刷はぎりぎりにする予定でした。が、大学のネットワークシステムが8月10日からダウンするため、その前に印刷しなければならなくなり(ポスタープリンターはネットワークプリンターなので)。忙しくて目が回りそうだけど9日に絶対に印刷するという決意でいました。ところで、今回の学会ではオンラインポスター登録というシステムがあり、7月31日までに登録すれば向こうで印刷して貼ってくれる、しかもポスターはオンラインで半年間公開されるというのでいいなあと思ってました。が、とても魅力的ですけど絶対間に合わないので最初から検討していなかったんです、、、。ところが登録の締め切りが8月12日まで延長されたので、これはこちらで印刷するよりいいではないかという気がしてきて、、、。費用は62ユーロ。しかもポスターの作り方、というページがあって、パワーポイントの使い方から書いてあるんですね。これにはびっくり。ちなみに、自分で印刷して持っていくが、オンライン登録だけする、という場合は無料です。
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