寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

プリンターがボトルネックに

2008年11月30日 | 仕事・研究
火曜日から京都に行きます。戻ってきた直後に講義、出前授業などが続くので、今日のうちに資料を印刷しておきたいと思いました。そこで、学会のポスターを印刷しながら別の階のプリンターにランで打ち出し。同時平行で行ってさっさと終わらせようと思ったのですが、、、。最近のプリンターは賢いので、ホッチキスまでやってくれるのですが、そこがどうも弱くて、紙詰まりを連発。あっちのプリンターもこっちのプリンターも詰まるので、ほとんどつきっきり。しかも、そろそろ終わってるかな~♪と見に行ったポスタープリンターはなんと途中で「紙切れ」。

今日は日曜日だからもともとそんなに遅くなりたくないし、子どもを散髪に連れて行く予定にしていたので、しゃかりきに仕事してたのですが、結局プリンターがボトルネックになって計画は頓挫。

機械がね、きっちり働いてくれたら。ってことは実験でもよくあることですけど、ホントがっかりしますねえ。印刷なんて、自室のPCで「印刷」をクリックすれば、必要部数きっちりそろって印刷機から吐き出され、時間のあるとき取りにいけばいいや~ってならないと、効率化にはほど遠いです、、、。

まあとにかく、とりあえずポスターは完成(しかしたぶん明日修正が入ってもう一度印刷)。獣医学会抄録はWEBに登録(しかしたぶん明日一部修正する)。あとひとつ持ち帰り仕事(明日締め切り)を終わらせたら今日はもう終わりにして、寝ます。
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運動不足を痛感

2008年11月29日 | その他もろもろ
ジムに通っているという話は以前も書きましたが、最近めっきり仕事が忙しい&家族の事情(受験生を抱えている)があって週2回通うのは完全にあきらめました。しかしそうこうしているうちに、週1もなかなか確保できにくくなってきて(土曜日に仕事が入ることが多い)、最近運動不足でやばいなーと感じていました。今日はちょっと無理をして(だって火曜日早朝に京都に発つ前に絶対完成していなければならない免疫学会のポスターと獣医学会の抄録がまだ仕上がっていない)、午前中にジムに行き、ほんとーに久しぶりにエアロのクラスに出てみました。そうしたら、やっぱりマジでしんどくて、これではいけない、と思いを新たにしたんですが、でも、そうはいっても今はジムに行く時間を作るのは至難の業です。

やることが多すぎるのは確かなのですが、ながーい目で自分のことを考えなければねえ。まあとにかく、今は目の前のことをきちんと片付けていかなければ。明日こそはポスターを印刷にかけます、、、。そして来週も土曜日は仕事(宮城野高校への出前授業)ですから、他にジムに行ける日を捻出しなければ、、、。
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推薦入試が無事終了、インフルワクチン、そして免疫学会

2008年11月26日 | 仕事・研究
本日、推薦入試でした。
ものすごく寒かったけど、雪がなくて助かりました。
しかし天候のせいではありませんが仙山線がちょっと遅れていたんですよね。
さいわい遅刻者はありませんでしたが。でも電車の遅れのためタクシーに切り替えた人などはいたかもしれません。まあとにかく入試は無事終了したので、よかったです。今朝は7時半集合だったので、入試本部解散後速攻で帰宅。子どもを医者に連れて行き、インフルエンザのワクチンを受けさせました。(私はインフルエンザには感染しにくいHLAに違いないと思われるので、いつもワクチンは受けません。←この解釈は経験的なもので、エビデンスはありません、あしからず)医者はワクチンを打つ人でごった返していました。受付嬢によると「はやく予約しないとワクチンがもうなくなるかも」とのことです。予定している人、受験生は急いで。

さてさて、そんなこんなで時間のないところではありますが、いよいよ来週に迫った免疫学会のポスターを作らなくてはならないんです。細切れ時間に作業していますが、明日は何とか形にしなくては、と焦っています。今年の免疫学会は京都。久しぶりに大阪の実家に帰ったり、母校の府大を訪ねようかと考えています。実は大阪府大の獣医はりんくうタウンに移転するんですよね。だから、見納めにと。まあ他の学科はこれまでどおりあそこに残るわけで、別に母校や建物がなくなるわけではありませんが、、、。

そうそう、最近府大の獣医はだんだん私のすぐ上の先輩たちが准教授、教授になって戻ってきていて、立ち寄る楽しみが増えました。獣医学会で毎回しゃべるSさん(内科教授)、同級生のNちゃん(すいません、すでに准教授なのにちゃんづけ)、いっこ上のKさん、三つ上のSさん、Mさん、そして私が学生時代にお世話になった先生方もまだ数名は残っていらっしゃいますから、そのうち何人かにでもお目にかかれればと考えているところです。

ああでもとにかくまずはポスターです!
がんばらなくては。

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フェルメール展と絵を見る日常

2008年11月24日 | その他もろもろ
東京に出張した帰り、上野によってフェルメール展に行ってきました(金曜日は8時まで開いているのです)。うわさどおり、入場制限で20分待ち。場内も大変な混雑でしたが、「絵に近寄れない」という悪評ほどではなく、きちんと、しっかり、見ることができました。というより、あまりにも人が多いので、そろそろこの絵の前から動きたい、と思ってもなかなか抜けられないという感じで、おかげで本当にじっくり見ました。

私はワシントンDC近郊に住んでいたので、ナショナルギャラリーでフェルメールを数点見ていますし、NYのメットでも数点見ています。今回の東京で7点でしたか、見ることができたわけで、地球上で見られる全フェルメールの約三分の一を見たことになるのでしょうか。これはなかなかすごいことです。世の中にはフェルメールを全部見るために行脚される方も大勢いらっしゃるのですから。

しかしやはり、あれだけの混雑の中では絵の余韻を楽しむのは難しいですね。先週仙台で行ったウィーン美術史美術館展でも書きましたが、美術展ではひたすらに静かな時間を堪能したいのです。それが全然かないません。ワシントンのナショナルギャラリーは数え切れないくらい行きましたが、いつも、好きな絵はいくらでもゆっくり見られて、静かでひたすら広い空間を楽しめました。絵を見ることが日常である環境が、うらやましいなあといつも思っていました。さらに、NYのメットはもっとすごい規模で、NYに住む人がうらやましいとよく思いました。

ウィーン美術史美術館の入館者数を調べると、第二位が日本人だそうです。日本人は絵を見るのが好きなのは間違いありません。しかし、これだけの人が同じところにいっせいに集う、というのはちょっと他の国ではないことかもしれません。フェルメールも、好きな人は好きだろうし、全然興味のない人もきっと大勢いるんです。でも、日本人はこれだけ話題のフェルメールなら、やっぱりみんな見に行ってしまうのかもしれない。TVでも大々的にやっていたそうですね、私は見ていないのですが。

さて、本論のフェルメール。
私は「マルタとマリアの家のキリスト」と「手紙を書く婦人と召使い」がもっともフェルメールらしくて(というのは変ですね、みんなフェルメールなんですから)、とてもよいと思いました。マリヤとマルタはもともとフェルメールの作とは認められていなかったという話もあるのですが、でも、美しいドレープの描き方が、まさにフェルメールで、やわらかくて本当にきれいでしたよ。

Vermeer-Lady_Writing_a_Letter-Dublin-G
手紙を書く婦人と召使い


マルタとマリアの家のキリスト





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腸内細菌と腸管免疫

2008年11月22日 | 仕事・研究
私は腸管免疫を専門としているのですが、腸内細菌については素人に近いです。腸内細菌というのは、免疫に限らず、生理学の分野の先生でも手を出しかねる人の多いブラックボックスの領域だと思うんですが、今回はこの腸内細菌のシンポジウムで東京に行ってきました。

これです。写真は会場であった東大・安田講堂。

今回は、阪大微研の審良先生の講演が大変勉強になり、きっちり頭が整理されました。また、他にもいろいろヒントを得ました。しかし、やはりブラックボックスという印象はあまり変わりません。乳酸菌については山のように論文があるわけですが、まだまだ明確になっていないところがたくさんあります。私の個人的な好き嫌いで言えば、TLRのシグナル伝達系のように、きっちり分子メカニズムがおさえられているところのほうがやっぱり気持ちよく聞けるわけです。(TLR:トールライクレセプターとは、自然免疫の要になる分子。体の中に入ってくる病原体を認識するための受容体。詳しくは免疫学の本で!)

東京に行ったついでに、友人と一緒にご飯を食べに行きましたが、そこで「ヨーグルトは体にいいけど、一回食べたからといって乳酸菌が腸管に定着してそこで増殖してくれるわけじゃないからネ」というと、「知らなかった!!」とびっくりされましたが、まあ普通はそう思っちゃいますね。ヨーグルト食べると腸内の細菌そうが善玉にそっくり入れ替わってくれるような印象を持っている人が多いかもしれません。しかし、菌の定着というのはそんな簡単にはいかないんですよね。






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東京出張中

2008年11月20日 | その他もろもろ
今週、忙しくてまったく書けませんでした。
今日明日は東京出張で、今、新宿のホテルで書いています。

今朝の仙台は雪でした。朝5時半くらいの電車に乗ったので、凍えて死にそうでした。8時20分くらいに東京に到着。東大に行きましたが、まだいちょうが青くて、けっこう寒いように思うのに、この差はいったい何なんだ。と思いました。

ところで、東大は食堂やカフェテリアがいっぱいあっていいですねえ。スタバやドトールが学内にあるの、うらやましい。やっぱり大学はこうでなくちゃ。

安田講堂の周囲はスケッチをする人やベビーカーを押す人などもいて、なごやかな雰囲気。東北大にもこれに近い雰囲気がありますが、やはり歴史ある大学はいいですねえ。うちの大学は新しくてきれいで、それはそれで自慢できるものなんですけどね。

明日も朝からシンポジウムを聞きます。夜には仙台に戻ります。



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そろそろ日曜日もみな大学へ

2008年11月16日 | 大学でのひとこま
今日は午後大学へ行きましたが、さすがに周辺の研究室は皆フル活動中。そろそろ卒論もたけなわですからねえ。

私はというと。

締め切り間際の査読の仕上げ→up load
研究費の計算
たまっていたメールの返事
本の発注

などなど、こまごまとした用事をいくつか片付けましたが、途中で他の先生に急に依頼された仕事などが入り、机の上を片付ける時間がありませんでした。さらに、水曜日までに仕上げなければならない大学広報の編集作業、、、。今週は木金と東京出張で全然時間がないというのに、どうしたもんでしょう。

事務作業だけでも手伝ってくれる秘書さん的アルバイトを探した方がいいかもしれない、という気になってきました。限界を超える事務量なのです、、、。今週末は土日とも仕事してましたが、それでも終わらないんですよね。

そんなに時間がないのも、実は懸案のウィーン美術史美術館展に行ってきた、というのがひとつの理由です。でも仙台に来て初めて美術展に行ったんですよ。ばちは当たらないと思うなあ。やはり絵をゆっくり見るのはいいですね。日ごろの多忙を反省しました。こういう時間は絶対に必要です。しかしちょっと残念だったのは、県立美術館がけっこう「にぎやか」だったこと。見に来ている人たちが、割と声高におしゃべりされるんですねえ。びっくりしました。絵の話ならともかく、井戸端会議のような感じで延々と。「あのーすいません。絵の前をどいていただけませんか」と声をかけなければならないのではと思うくらい、絵も見ないで絵の前に陣取って話し込んでいる女性グループ、、、がひとつではない、のでありました。できれば、しんしんと静かな時間を、過ごしたいのが美術館であります。ともあれ、絵はすばらしかったです。はってある解説もていねいで。12月までやっていますから、まだの人はぜひ。おすすめです。
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ヤギが生まれました&紅葉の学内

2008年11月15日 | 大学でのひとこま
ヤギにまた赤ちゃんが生まれました。
今回は3頭です。
前回4月に生まれた2頭がもうすっかり大きくなったのですが、またちっちゃなかわいい子達が仲間に加わりました。



仙台は紅葉の季節です。
今日は学内の写真を撮ってみました。





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大学図書館利用のすすめ

2008年11月13日 | 大学でのひとこま
今日も授業の視聴覚教材を借りるため、図書館へ行きました。何度も書いていますが、うちの図書館は次々に新しい本を入れてくれる上、雑誌などもいろいろあって刺激的です。が、いかんせん、興味のあるものを全部手に取る時間的余裕がないんですよねえ。しかしそれでも、図書館に行くとがぜん「やらなければ」という気になります。だって読まなければならない本が山のようにあるんですよ。うかうかのんびりしてはいられない、という気持ちになります。

英語もね、私はTOEIC930点を維持しようなどという大それた考えは持っていませんが、それでも、そこそこ力を落としたくないので、英語雑誌なども是非見たいんです。でも、やっぱりそこまで時間がない。視聴覚もね、いいものがいっぱいあるんですよ。時間があったらなあ、とほんとに思いますね。

だから、学生時代の、時間が山のようにあって、しかも自由になるときに、ぜひそのことを覚えて図書館に行ってみてほしいですね。あとになれば、もうそんな時間はないのですよ。社会人になり、家庭を持てば、あとは時間との戦い。

ちなみに、大学図書館は一般の方も利用できます。
仙台のご近所の方も、ぜひ足をお運びください。
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匠のわざとは。技術者として。

2008年11月11日 | 仕事・研究
今日もジムでウォーキングしながらTVを見てますと、またまたサイエンスチャンネルが入っていました。しかし今日のテーマはどっちかというと物理学で、私にはあんまりよくわからない世界のようでした。が、他に見たい番組もなかったので、しばしそのチャンネルを見ていました。

ものを削る、という技術者の人が出てきて、とにかく平坦にするんだと。限りなくフラットにするんだ、ということをやってるんですが、そのレベルがマイクロメートルの世界。0.15マイクロ削るとか、勾配の差を1マイクロ以下にするとか、とんでもない世界の話なのです。

で、詳しく引用できないのが残念なんですが、その人がこの間会社から「師匠」の称号をもらったというんですね。卓越した技術者に与えられる制度、だそうなのですが、その研究所の所長さんのおっしゃった言葉が大変心に残りました。この師匠に選ばれたKさんという方、技術がすばらしい、余人を持って変えがたいのは当然として、何より、「仕事に対する姿勢、考え方、とりくみ。そういうものが本当にすばらしい。それに対する師匠という称号なんです。」と。

そうなんですよね。スキルがすばらしい、だけじゃなく、そこに至るまでの取り組み、姿勢。それがあってこその技術なのです。Kさんがそこに至れたのは、ひたすら真実に誠実にこの仕事に取り組んできたから。それを、同じ会社の若い人が見ることができる。それがすばらしいですね。仕事とはいったい何なのか、ということがよくわかります。

さて、サイエンスチャンネルはその後、放医研の番組になり、放射線だの加速装置だのと、また物理の話オンパレード。でも、工学と医学の連携は、いまや非常に重要な領域なのです。私は阪大微研時代の同級生が放医研にいるので、「どこかにうつらないかな?」と楽しみに、興味深く見ました。

サイエンスチャンネル、なかなかよいです。

追加:記事を書いた後、インターネットでこの番組を見ることが可能であることがわかりました。これです。
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