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新しいことを見つけるって楽しい!

機械が壊れて情けない

2020年05月30日 | 仕事・研究
昨日はせっかく朝7時から実験をしたのに
さて解析と思ったらPCが立ち上がらなかった―――!!!
まあはじめてのことではない。
実をいうとこの実験には2つの機器が必要で、
1つはそもそも壊れて新しいサンプルは取れない。
保存していたサンプルで実験して
2つ目の機器で解析しようとしていたんだけど
その2つ目も壊れた。
本当に情けない。
でも地方国公立大学あるあるじゃないかと思う。

せっかく実験したのに、、、と思いながら20年前のことを思い出した。
その頃わたしはアメリカの農務省にいて、
膨大な数のサンプルをフローサイトにかけようとしていた。
サンプルの準備だけでも大変だったが、
さて機械にかけようと思ったら動かない。
サービスに電話したら
「東海岸に行けるのは早くて来週」といわれ(メーカーは西海岸)
結局山のようなサンプルは測定できなかった。

アメリカ人は(とまとめてはいけないけれど)そういうときの
あきらめが早い人が多い。
できないものはできないししょうがないね、ってすぐ
切り替える。私はもったいない、何とかできないの?と
あきらめきれずに考えてしまう。

クライオスタットが壊れた時も、ちょっと離れたラボの人が
もってるというので、車ででかけて訪ねた。
行くって言って行ったのに担当の人がいない!
同じラボの人が「機械はこれだよ。使っていいよ。」
と言ってくれたけど、めちゃ古いタイプの機種で
ものすごく設定が大変だった。
でも頑張ってなんとか使えるようになった。

そんな感じでいつも何とかならないか、何とかしよう、でやってきたけど
今回はちょっと特殊な「色」を使っていたため
学内の他の機械ではどうにもならなかった。
残念以上にマジで困ってるんだけど、
さてどうしたものか。

今日は細胞の世話と研究費申請書の書き直しのため出勤。
でもあまり根を詰めず、もうすぐ帰る予定。
明日も細胞があるから来る。
2週間は毎日世話しないといけないので
しばらく休みはない。

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朝7時から仕事していたら午前中が長い

2020年05月29日 | 仕事・研究
今日は朝7時に免染を始めました。
そしたら午前中に仕上がったのはもちろん
細胞の継代とマウスの世話まで午前中に
終了できてしまい、驚いています。
やはり朝早く来るのは正解だな。

そんなわけで洗い物までやってしまって
ラボの作業はだいたい終了。
この後業者さんに来てもらって
顕微鏡を見てもらうのがあり
その後会議。
なんとかなりそうです。

昨日始めた培養は、まだよくわかりません。
うまくいけばいいけど
これまでちゃんと生えたことのない
細胞だから。
動物って不思議だなと思います。
マウスでうまくいく条件でも
他の動物には当てはまらない。
今回の培養がもしうまくいったら
すごいことだけど
あまり期待せず淡々と培養していきます。

北九州や東京の様子を見てコロナの再燃、ちょっと心配が増してきました。
まだまだ気を許してはいけませんね。
でもこうやって「出たら対応」「出たら対応」でやっていくしか
ないのでしょう。完全にゼロにはできないのでしょうから。
ワクチンができないこともありえますし
長期戦の構えでいかないといけませんね。
ただ、リスクゼロを求めると社会は成り立ちません。
業との折り合いをつけながら
感染症とつきあっていくしかないと思います。
今後も新規感染症は必ず出てきます。
薬・ワクチン・免疫ができるまでの期間は
困難な時間になりますが、避けることはできない試練だと思います。
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何とかぎりぎり、、、

2020年05月28日 | 仕事・研究
今日は打ち合わせがいろいろあった上にゼミもあったので
本当にぎりぎりの綱渡りでしたが
何とか組織の培養を始めることができました。
明日も早朝から実験(免染)予定。
午後の打ち合わせまでに何とか終わらせるつもり。

そんなに作業工程がややこしいわけではないから
どうってことはないけれど
一日の予定に実験を組み込むと
やっぱり時間の算段はシビアになります。
この作業は何分以内でできるか、というのを
考えてやらないと(そんなの当たり前ですが)
うまくいきません。

いろんなことをやらないといけないから
常に作業時間を考えて準備しないといけないという
ことで思い出しました。
リモートワークで家で仕事していると
家事をしたり子どものことがあって
集中できず効率が下がるというような
記事をみましたが
むしろ家事と子どものことを常に
頭に置きながら仕事してきたことが
自分を鍛えてきたよなと思うし
逆に家事に救われてきたこともあって
結局頭のいろんな部分を使うことが
究極的には一番よいのだと
私は思っています。

とはいえ今日は疲れた、、、。
明日もあるから早く帰ろう。

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実験できるかな?

2020年05月27日 | 仕事・研究
急に2つ実験やらないといけなくなったけど
時間的に入るのかなあと手帳見ながら思案。
とりあえずどうあってもやるんですけどね。
今日なんか10時半から会議に講義に
全部遠隔で、さっきやっと終わったんですが
昼休みも会議だったので、7時間以上。

明日もゼミと会議で5時間以上遠隔だろうし
その合間を縫ってやらないといけない。

revisionやってる話は書いてましたが
作成中だった研究費の申請書も全面書き直しになることが
本日確定しましたし
時間いくらあっても足りないなあ。

来週になったら新しい研究補助員さんが来てくれるのですが
最初の2週間くらいはさすがにあてにはならないというか
むしろ付きっ切りで教えるようになるでしょうから
逆に時間を取られるでしょうし。

うーーーん。
出勤時間を早めるにしても
収まるかなああああ。
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いにしえの実験結果

2020年05月26日 | 仕事・研究
論文を書くのには時間がかかる。
まずデータが積みあがるのに時間がかかるし、
書き始めてから仕上がるまでに何度も中断するので、
投稿した時には最初の実験から何年もたっていることがある。
こういう進め方は本当はだめで、論文のデザインを考えてから
必要な実験をやっていくべきだ、と若い頃恩師に言われた。
そのようにしたいけれども、なかなかうまくはいかない。
あと、実験しながら、データが途中でも書き始めるべきだというのもわかっている。
けれども、そう簡単にはいかない。

今reviseしている論文は本当は論文になるかどうか怪しかった。
あともう少しデータを積みたかったのだが、その実験ができないまま、
他の論文を仕上げねばならず、後回しになった。
しかしこのままにしてしまうには惜しいデータがあったので、
足りないところがあることはわかっていたが論文にまとめた。

reviewerからの指摘を受けて改めてさまざま確認すると、
記憶がかなり怪しい。
過去のサンプリングノートを発掘し、
そのサンプルが残っているかどうか確認する。
なぜこの実験をしたとき、このサンプルをとっておかなかったのか。
というようなことはたびたび経験している。
だから念のため〇〇も取っておこうか、、と常に気を付けているのだが、
やはり「うわーーーっ取ってない!」ということも起こる。

今回も当時の組織スライドを何とか探し出し、
写真の撮り直しなどをしているが、見つかると本当にほっとする。
私は整理がよい方なので、見つからない時はそのサンプルを取ってないということを意味する。
今回も、やはりそういうのもある。

やはり時間を置かず、書かないといけない。




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これからのこと

2020年05月20日 | その他もろもろ
そろそろ今後のことを考えないといけないと思う。
コロナと共にある世界。
コロナ後じゃなくて。
それなりの期間つきあわないといけないという覚悟が必要なんだと思う。

*確認と報告の会議は基本的に遠隔で行う。
*ゼミも遠隔でよい。
*講義はグループワークとか双方向性志向のものは対面で。
 そうでないものは遠隔でもよい。
*資料はもう印刷はしない。
 (これまで印刷が本当に大変だった。)

*実験も生き物の世話も、今後は定期的に学生の作業を確認する。
 (学生が登校禁止になっている間、私がすべてやっていたために、
 伝言ゲームで間違ったことが伝承されていたことがいろいろわかった。)
*ディスカッションは遠隔でもいい。

*出張は減るだろう(遠隔で済むことが増えるだろう)。
*学会も遠隔でいいかもしれない。
→時間を効率的に使えるようになりそうだ。

*これまでやってきた「食」の提供は今後はできないかもしれない。
*学生ボランティアはそのあり方を再検討しないといけないかもしれない。
→残念ながら「みんなで食べる」こととコロナは相性が悪すぎる。
→コミュニティ形成に食を使うことがむずかしくなるかもしれない。

食のスマート化は大事なテーマだけれど
「誰かと一緒に食べること」が支えてきた「地域おこし」や
「コミュニティ形成」や「メンタルの安定」といったものは
リモートでは機能しない。
でもそこにもしかしたら新しいブレイクスルーがあるのかな。
ちょっと考えてみないといけない。






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ほととぎすが鳴いた

2020年05月18日 | 仕事・研究
今日、動物舎に行くためにキャンパス内を歩いていたら
ほととぎすが鳴きました。
季節がうつっていきますね。

今日は午前中に2つ講義(遠隔)。
午後はマウスと細胞と洗い物と研究費申請書書き。
講義はやはり疲れるので、午後あまり力が残っていない中、
revisionはしんどいので、マウス世話でまずリカバリー。
その後もラボで動いている間に元気回復し
研究費の申請書書きの続き。
ここまできてもまだrevisionやる元気ではなかったー。

学生がいないおかげで仕事にメリハリがあっていいのかも
とも思いますね。
2月までは私は毎日デスクワークで、書き物と会議ばかり
だったんです。
それに比べたら今は日々動き回っていますねえ。





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reviewersへのletter

2020年05月16日 | 仕事・研究
論文を投稿するとき、cover letterを書く。
これは、この研究でこんなに素晴らしいことが
わかったんですよとアピールするレターだ。
だから、まあ何とでも書ける。
しかも、最近は英語校閲会社がcover letterをサーヴィスで
(つまり無料で)書いてくれたりする。

いったん投稿すると複数の査読者が読んでくれて
コメントをくれる。
この雑誌には載せられないと評価を下された場合、
コメントなくrejectされるから
コメントがくるということは
直せば載せられるよという意味である。

わたしのアメリカのボスであるJoeなどはrevisionが来た段階で
Congratulations!!!!
と言ってくれたが、その後の過程はけっこうシビアなので
あまり急いでお祝い言われてもなあ、と私は思っていた。

さて、昨日も書いたがrevisionである。
本文を直しつつ、reviewersに丁寧にletterを書いていく。
reviewersの勘違いもあったりするので
それも丁寧に説明する。
これはタフな作業だけれども
英語が苦手といいながら
わたしは英語を書くのが好きだなと実感する。

たぶん上手には書けていないんだけど
英語はストレートに単純に書くからいいのかな。
最後は英文校閲に出すので、気楽に好きなように書く。

英語はむずかしい。
だから余計にやりがいがあるのかもしれない。
この論文の書き直しはすぐには終わらない。
図の書き直しもあるし
データの追加もある。
じっくりやっていくことにする。

editorからのメールには
「コロナだから締め切り守れなさそうだったら言ってね。延ばすから」
と書かれてあり、ちょっと安心した。
そうなんだ。
データを加えるには作業もしなきゃいけないんだけど
目下のところラボには私しかいないし
マウスも細胞もいるわけで
講義も会議もあるわけで
時間は本当にない。
今日は書き仕事だけでなく
後で試薬も作らないといけないし、洗い物もある。
まさか洗い物に試薬作りまでやることになるとは
想像もしてなかったけれど
誰もやってくれないからなあ。

とにかく集中してがんばる。






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論文のリバイス

2020年05月15日 | 仕事・研究
3月に投稿していた論文が返ってきた。
major revisionとはいうものの、たぶん修文でいけると思う。
できないことはできないので、正直に書くしかない。

すべての仕事のうちでrevisionが一番大変に感じる。
revisionのメールが来たらすぐ開けてみて読む。
でもそのまま閉じてしばらくおいて
落ち着いて集中できる時間を確保してから
再度きちんと読む。
指摘事項に全部対応できるか?
いつも読みながらドキドキする。

言われた通りに直せればいいけれど、
どうしてもできない時には説明しないといけない。
それには自分の能力を総動員しないといけない。
英語だしね。

アメリカに行く前に比べたら
ずいぶん簡単に書けるようにはなったと思うけど
日本語のレベルではとても書けない。
わたしはずっと英語が苦手で
これでもずいぶんできるようになったなと思うけど
やっぱり全然できていない。

明日は土曜日だけど
後回しにしないで書き直し始める。
後回しにしたらこの気分の重さをずっと
持ってないといけないから。
始めてしまえばちょっとは気が楽になるので
とにかく簡単に直せるところから始めるのだ。

今書いてる途中の研究費の申請書と依頼原稿はちょっと先に延ばす。
この論文を最後までもっていくことが最重要だ。

そうそう、この年になったら普通の先生は自分で全部書くのは
もうあんまりないんじゃないかと思う。
うちは学部生しかいないし、私はいつまでも自分で書かなきゃならない。
それはそれでいいことでもあるかもしれない、という気もする。




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遠隔授業zoom vs teams

2020年05月14日 | 実習と講義
まだ使いこなせていないから真ではないかもしれませんが

zoom
モニターに学生の顔がたくさん並ぶので楽しい。
反応もわかりやすいし、雰囲気が楽しくなる。
画面共有した時に自分の映像が確認しやすい。

teams
講義後の課題を出したりアンケートを取れるのが便利。
多人数の講義で学生の反応を見たい場合はむずかしい。
画面共有した時に、話している自分の見え方が確認しにくい。
画面が4分割しかできないのが改善されたらteamsの方が
講義向きだとは思うけど、4分割がやっぱり残念過ぎる。

teamsのメンバーにメールすると届かない人がいて
困っていたけれど、SharePointを使ってメールアドレスを
取得して送ったらうまくいった模様。
teamsのチームを管理の設定から取得したメールアドレス
に送っただけでは届かないメンバーがいて
その理由がわからず困りました。

WEBで検索してみたところ、teamsがアクティブになっていると
(つまり開いていると)
メールが行かずにポップアップの通知だけになるようです。
これはまだ私もそうだと言い切れないところがあるんですが
他に理由が見当たらず。

でもとりあえずSharePointが使えたのでやれやれ。
講義の履修者だと大学のポータルからメールすることが
できるので困らないのですが、teamsには講義以外の
teamもあり、しかも人数が多いのに一斉メールが
打てないと致命的。

今日までの備忘録でした。

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