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外部講師の講義

2023年10月20日 | 実習と講義
今日の【肉の生産科学】は外部講師の特別講義でした。
私自身も大変勉強になりましたし
英語の講義なのに学生が次々と質問して感心しました。



これからも時々こういう
講義があるといいなと思います。
粗飼料の輸入って話だったんですが
印象に残ったのは
大きな商社の担当者はたいていウシのことや農家のことを
ほとんど知らないという話です。

だからこそうちの卒業生がそういうシーンに必要なのだ
と思います。生産・加工からビジネスまで学ぶのが
うちの「売り」です。

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疑問を持つ、調べて答えを探す。

2021年10月13日 | 実習と講義
2年生の講義で「動物生理学」を教えてます。生理学とはいいますが、一部形態学も含まれます。この科目は基礎科目なので、覚えることがたくさんあります。私が学生時代も、とにかくまず覚えるというところからスタートしたのですが、今年からもう少し「考えて理解し説明できる」ということを重視しようと思って、やり方を変えました。

講義の最後に振り返りのクイズをやります。
その中で、「今日の講義テーマの中であなたが不思議だな~どうしてだろう」と思ったことは何ですか、という設問を一つ置いています。学生はあまり深く考えずに「どうして○○は△△なんだろう?」とか書いてきます。

それを翌週までに調べてきて、小テストとして解答してもらいます。

今日はこの講義の3回目。「自分の疑問に自分で答える」という答案を初めて回収しました。見て驚きましたが、さぼった人はいないようです。つまり、みんなちゃんと調べてきましたね。答えが見つからない疑問を挙げた人もいるので、必ずしも「□□だからです」と答えられた人ばかりじゃありませんが、それぞれ自分なりの答えを書いていました。

この「設問を自分で立てて自分で答える」は毎回やるつもりです。自分で立てた問いだからこそ調べようという気になるんじゃないかなと思いますし、これまでの知識詰め込みよりずっと今後の役に立ちそうだなと思います。ただ基礎知識なしに情報に当たると何が正しくて何が間違っているのかも判断できませんから、基礎は必要だと思います。疑問の答えを探す中で、基礎知識を覚えていけるといいなと思っています。
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遠隔授業zoom vs teams

2020年05月14日 | 実習と講義
まだ使いこなせていないから真ではないかもしれませんが

zoom
モニターに学生の顔がたくさん並ぶので楽しい。
反応もわかりやすいし、雰囲気が楽しくなる。
画面共有した時に自分の映像が確認しやすい。

teams
講義後の課題を出したりアンケートを取れるのが便利。
多人数の講義で学生の反応を見たい場合はむずかしい。
画面共有した時に、話している自分の見え方が確認しにくい。
画面が4分割しかできないのが改善されたらteamsの方が
講義向きだとは思うけど、4分割がやっぱり残念過ぎる。

teamsのメンバーにメールすると届かない人がいて
困っていたけれど、SharePointを使ってメールアドレスを
取得して送ったらうまくいった模様。
teamsのチームを管理の設定から取得したメールアドレス
に送っただけでは届かないメンバーがいて
その理由がわからず困りました。

WEBで検索してみたところ、teamsがアクティブになっていると
(つまり開いていると)
メールが行かずにポップアップの通知だけになるようです。
これはまだ私もそうだと言い切れないところがあるんですが
他に理由が見当たらず。

でもとりあえずSharePointが使えたのでやれやれ。
講義の履修者だと大学のポータルからメールすることが
できるので困らないのですが、teamsには講義以外の
teamもあり、しかも人数が多いのに一斉メールが
打てないと致命的。

今日までの備忘録でした。

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遠隔授業進捗備忘録

2020年05月03日 | 実習と講義
(FBに書いたものを自分の記録のため転記)

遠隔授業のスキルが毎日アップする。奥が深い。もっと早く修得しておれば、もっといろんなことに使えただろうと思い、先延ばしにしてきたことを悔やむ。必要に迫られて使わざるを得ない状況になったのは本当によかった。対面授業ができるようになっても、このツールは相当使えると思う。 

現在は、teamsとzoomを使い分ける日々。teamsではstreamやformsを使って見せたい動画やアンケートを簡単に提供できる。また、メンバーはコードで参加するため、登録の手間がない。メンバーへのメール配信も簡単。zoomはゼミで活躍。学生主体で開催できるのも良い。多人数の講義でもチャットで臆せず発言できるので、遠隔授業はメリットが大きい。

一方、通信環境により一部動画が見られないなどのトラブルは必ず発生。時間内に処理するのはかなり大変。 

個人的にはstreamがやたら気に入って愛用中。teamsにはYouTubeも簡単に貼り付けらるので、講義後にこれ見ておいて、等宿題も簡単に。理解度テストもformsで作って、エクセルで出力すれば怖いくらい簡単に講義の成果がわかる上に、個人のレベルも確認できるので、わかってない人や困っている人に個人対応できる。 

いただいたレスポンスから、Moodleのフォーラムの活用、zoomでグループディスカッションというのが次にやってみようと思うこと。
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遠隔授業始まりました。

2020年04月27日 | 実習と講義
宮城大学では今朝から遠隔授業が始まりました。
わたしも、さっそく2コマありました。
とりあえずは無事に終了。
まだ確認しないといけないことがありますが。

今日はteamsで行いました。
スマホでモニターしながら。

課題提出もやってみました。
すでにちらほら提出してくれた学生がいますので
とりあえず使えているということでしょう。

遠隔にはいくつかツールがあるので
もう少し色々試していきたいと思います。
とくに課題の管理はteamsは一括管理はむずかしいのかも、、、。
わたしがわかってないだけかもしれませんが。

コメント (2)
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ウイルスと消毒について

2020年03月17日 | 実習と講義
衛生学の講義で、消毒について1コマ教えています。
消毒について学ぶには、微生物学の知識が必要です。
どんな消毒液が効果があるのかというのは
対象によって変わるからです。

今回社会問題になっているコロナウイルスには
エタノールが効きます。
これはこのウイルスがエンベロープとよばれる
外側の層を持っているからです。
通常、何か物体があって、その外側を覆う物質があるとしたら
なんとなく「ないやつよりは強そう」と思われがちですが
ウイルスに関しては、このエンベロープを持つものの方が
持たないものより制御しやすいのです。

今回はエンベロープを持つウイルスだったので
エタノールが効きます。
ノロウイルスにはエタノールは効かないといわれますよね。
ノロウイルスはエンベロープを持ちません。
では何が効くかというと次亜塩素酸ナトリウム、
家庭では「キッチンハイター」などがその例ですが、それが効きます。
しかし次亜塩素酸ナトリウムには欠点があって
金属の腐食性があるということと
手指や粘膜に使用するには刺激が強すぎて不適切。
ですから吐しゃ物があるようなトイレなどを
消毒するにはいいですが、日常の手指消毒には向きません。

このように、消毒薬には向き不向きや効果のあるなしがあって
なんでもいいというわけにはいかないのです。
学生には細菌・ウイルス・真菌・寄生虫の特徴を教え、
それに合わせて消毒薬を選ぶということを知ってもらいます。

ウイルスは目に見えませんし、生き物でもありませんので
性状について理解するのはなかなか難しいです。
でもそれを知らずに対策はできません。
今日はフランスで「これはウイルスとの戦争だ」との発言があったそうですが
戦争に勝つには相手を知らなけばなりません。

食産業学群で学ぶ学生は食品や食資源について学ぶ中で
微生物についても学び、病気から身を守るにはどうしたらいいか
ということも学びます。
せっかく学んだ知識を社会のために役立ててほしいと思って
教えています。消毒について、ウイルスについて
講義で教えたことを覚えていて、正しい知識で正しく怖がり
適切な対処ができていたらいいなと思います。

これから入学してくる人にも教えます。
ぜひ動物衛生学を履修してください。

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君の未来創造論

2019年07月24日 | 実習と講義
産学連携講座ということで毎回企業の方をお招きし、「君の未来創造論」という講義をもっています。先日も少し紹介しましたが、今年から始めた企画です。学生が、大学での学びがどう社会につながっているのかを知り、将来の自分のイメージを持って、積極的・主体的な学び・行動を始めていく、ということをめざしています。毎回とても有意義な話を聞くことができ、かつ非常に楽しい講義です。「食」のもつ力は実に多方面に広がるのだなと実感します。食べることは生きること。個人としての命・健康に係わるのはもちろん、地域や産業にも結び付く。景観や文化にも結び付く。「食」というキーワードにはいくつもの顔があります。わたしはずっと「健康」という面から食を見てきましたが、その守備範囲内だけでも実に興味深く楽しい領域ですけれども、そこを超えてもっともっと関わりたいという気持ちになっています。講義の中で、未来型農業や地域活性化の姿がどんどん見えてきていて、本当にワクワクします。やりたいことがいっぱい出てきて、活力がわいてくる感じ。しかしこれを現実に落とし込むのが一番むずかしいところです。がんばらないと。とりあえず今週の土曜日、学生4人を連れて秋保ツアーに行ってきます(梅雨明けを期待していたけど、はてさて)。


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家畜審査の実習

2018年11月01日 | 実習と講義
今日は坪沼農場で家畜審査の実習でした。
外部講師の先生方から、牛の「見方」を習います。

まず和牛。



そして乳牛。



お天気が良くて、農場はとても気持ちよかったです!
わたしは獣医学科を卒業していますが、当時この実習はなかったなー。これは畜産系学科では必ずやるんですかね。でも獣医は意外に畜産の勉強しませんからなあ。わたしは若いころ牛にかかわる仕事がしたいと思って、でも門戸が開かずあきらめましたが、今にしてこういう時間が与えられるとは、あのころまったく想像もしていませんでしたねー。有意義な時間でした。
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1年生の農場実習

2016年07月11日 | 実習と講義
7月になりまして、1年生の農場実習もやっと終わりが見えてきました。
学生さんは週に一回ですが、教員は週に2回実習をやっております。二つの学科で同じ実習があるからです。さらに、これは必修の実習なので人数が多く、班分けしてローテーションで行っていますので、個々の教員は同じ内容を10回教えるということになっています。付属農場はキャンパスから10キロほど離れたところにあるので、移動にも時間がかかりますから、前期のこの時期は実は毎週本当に大変なのです。けれども食材生産の現場を知るということは非常に重要なことですから、やはり少人数のグループでローテでやっていくのが一番いい方法だろうと思います。

【草地・牧草の実習】







【乳牛の実習】



【牛の聴診】



このほか、肉牛の実習、ブタの実習もあります。今週は牛乳の飲み比べがあり、それで一連の実習は完了。
これが終わると、試験期間がやってきて、その後大学は夏休みに入ります。
1年生には初めての試験。高校の時とは違って、なにをやったらいいのかわからないこともあると思いますが、どんなことでも先生に聞きに来てくれるといいと思います。教員は教えるのが仕事ですから、遠慮はいりません。






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新入生の講義・実習が始まりました。

2015年04月13日 | 実習と講義
新入生の講義・実習が始まっています。
1週間のうち一回は附属坪沼農場で生産の実習を行います。

まずはファームビジネス学科から。
実習の説明を聞き、教員の紹介がありました。




牛舎にも入ってみました。


フードビジネス学科は月曜日午後に農場実習があります。
フードの方が人数が多いので、講義室はいっぱいです。




坪沼ではひっそりとカタクリが咲いていました。
この時期、とてもきれいに咲くのですが、見る人はほとんどおらず、、、。

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