寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

デス・ゾーン

2021年08月27日 | レビュー
 
なんとなく気になって読んでみました。
栗城さんのことはあまり知らないんですが、遭難の時のニュースは覚えてました。登山を中継するということで話題を集めていた方ですが、遭難して亡くなりました。

楽しいことをしたい、みんなに楽しんでもらいたい、という人だったんでしょうね。だけど途中からは意地になってしまったのでしょうか。他の道もいくらでもあったと思うんですが、山に執着してしまったのかな、、、。

夢って難しいですね。
追いかけて、挑戦しないとかなわないけど、挑戦したからかなうわけでもない。どこで撤退するかというのは山に限らず大事で、でもその見極めはとてもむずかしい。ここでやめる、というのを見誤ると撤退も簡単じゃなくなってしまう。

挑戦してうまくいった話ばかり耳に入りがちです。やめた「後」の話がもっと聞けるといいでしょうね。挑戦し続けるのも人生だけど、それには意地だけじゃなくてもっと違う理由がほしいってことかな。

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デジタル・ミニマリスト

2021年08月20日 | レビュー
 
私は朝型の人間です。
中学生の時、定期試験であまりよい成績が取れなくてグチグチ言ってたら、母に「朝起きて勉強したら」と言われて、早朝勉強を始めました。それから40年。今も早朝に起きて、出勤前に勉強したり用事を片付けたりしています。しかし、起きるのはやっぱり大変で、インターネットが普及し始めた頃には、「起きたらまずPCを立ち上げてとあるサイトをチェックする」ということで目を覚ましていたんですが(ちなみにとあるサイトというのは知る人ぞ知る「ムギ畑」)、スマホを使うようになってからはすぐネットにアクセスできるため、「目を覚ます」どころかけっこう長い時間をメールやニュースをチェックすることに費やしてしまい、早朝の貴重な時間をかなり無駄にしている、というのが悩みの種になっていました。

この本にも書いてありますが、スマホは依存性が強く、多くの人がとりこになってしまい、一日何時間も画面を見ているという状況を生み出しています。わたしは、SNSを使って広報をしたり、情報収集をしたり、なかなか会えない人と連絡を取り合ったりというメリットは享受したいので、「完全に遮断」とかは考えてなくて、ただ、使用時間を極力減らしたいというのが希望でしたので、この本は非常に参考になりました。

最初は、単にデジタルデトックスの本かなと思って手に取ったんですが、実際はアナログの活動の重要性が示されていたり、その効用について様々なデータが紹介されていて、単にデジタルの時間を減らそうではなくて、減らした結果こんなに充実した時間を過ごせるんですよというのがイメージできてすごくよかったです。

具体的には、私はFBやツイッターなどをスマホの後ろの画面に移動させ、通知が出ないようにし、むやみにスマホを手に取らないようにするということにしました。ちょっとした工夫で、以前より時間を有効に使えている気がします。

ついでながら、わたしの早朝時間の使い方は、4時に起きたらまず英語(CNN English Expressを使っています)、その後前日の3行日記、そして台所家事を約30分(お弁当作り含む)、その後簡単な筋トレ。シャワーを浴びて洗濯。朝食後洗濯物干し。そして出勤です。学生はもちろん、先生方もまだほとんど来ていないので、すごく静か。そして仕事がはかどります。朝ネットに時間を取られると、出勤がその分遅くなる。すべてが後ろに影響するのでホントによくありません。せっかくよい本を読んだので、今後はきちんと意識してスマホを使っていきたいと思います。
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探求する精神

2021年08月11日 | レビュー
 
すごい本を読んでしまいました。
冒頭に、著者が小学生の時に展望レストランで食事をして、地平線までの
距離を計算で求められるのではないか、と考えた。
とあって血が沸き立ちました。こんな子どもいるのでしょうか?
そしてそこから繰り広げられる大栗先生の研究人生が本当に突き抜けてて
ワクワクしました。

語彙が足りないんですが、とにかく「すごいすごい!」と読み進んで
いるうちに最後の章にたどり着きました。科学を生業として
生きていくのは狭くて不安定な道です。レベルは全然違いますが、
私もその道を必死に生きてきました。最大限の努力をして
打てる手は全部打って、綱渡りで走ってきました。
ドキドキ、ワクワク。この本を読んでやっぱり科学の道は
すばらしいなと思いました。私ももっともっと努力していこうと
思います!




コメント (2)
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論文の話、つづき

2021年08月03日 | 仕事・研究
今日は朝から論文のつづき!と思っていたのですが、
その前に投稿していた別の論文の査読が終わって返ってきたので、
それを先にreviseしてしまおうと思ったら
結構時間がかかって(図表まで直すことになったので)、
午前中がつぶれてしまいました。

午後は試料の整理をすることにしていたので
もくもくと液体窒素と格闘し
その後他の用事も片付けていたらすっかり夕方に。

それでもとにかくこの論文を少しでも進めないといけないと思って
今しゃかりきに書いていました。
わかっているのですが、論文を書くと言ったって
何時間も没頭して書くのはけっこう大変で
時間があったってそんなにそればっかりはできないんですよ。
他の人は知らないけど、わたしはできない。
だからとにかく毎日「ちょっとだけでも」と念じつつ書き進める。

もしこの記事を「論文書かなきゃなあ。でも時間が、、、」と
言ってる人が読んでいたら2行でもいいから毎日書いてみて
と言いたい。そしたらそのうち出来上がるんですよ。
チリも積もれば山となる!

そんなわけで今日はもう精一杯やって疲れたので
論文仕事は終了して別の用事片付けます、、、。
あ、でもrevisionできたのはよかったな、重荷が一つ軽くなりました。
論文ってホント重荷。
でも研究者として書き続けなければならないんです。
使命です。



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