寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

今年も一年ありがとうございました。

2008年12月31日 | その他もろもろ
今年もとうとう大晦日、今、紅白歌合戦を見ています。

昨日まで仕事していて、ようやくの休み、今日は仙台朝市に行ってみたいなと思っていたのですが、、、朝から大雪。断念して午前中はそうじ、午後は料理三昧で過ごしました。今年は炒り鳥と栗きんとんを作ったくらいですが、まあいいでしょう。寝る前にえびだけ煮ますが、あとは大阪の実家から送られてきた田作り、買ってきたかまぼこ、黒豆、昆布巻き、ぼうだらくらいかな。それでも、やっぱり私は料理が好きです。だしを取るだけで気分がよいのです。最近は忙しくて味噌汁を作るのにだしをとったりできませんから。

さて毎年年末に一年を振り返りますが、今年はこの一年の仕事で成果を得たというものはあまりなかったのですが、これまでの積み重ねの結果が出た年ではありました。4月に准教授に昇格し、夏には長く懸案だった論文がようやくまとまり、9月には研究室の学生が学部生ながら学会発表することができました。また、別の4年生の卒業研究でも非常におもしろい結果を得ていて、来年の国際学会に出してみようかなと思っているところです。しかし残念ながら、2008年は論文なしという結果に終わってしまいました。今もうひとつ書いていますので、これもさっさと投稿したいものです。

また、今年は小学生や高校生に教える場面も何回かありましたが、私としてはこれからももっとこういう機会を増やしていきたいと考えています。一人でも多くの人に、サイエンスの楽しみを伝えたい。生きるということの不思議を考えるきっかけを作っていきたいです。幸い我が家には小学生も中学生もいますので、子どもの理科離れなどという問題も非常に身近な話なのです。

最後に今年読んだ本。
年の瀬になって初めて読んだ石田衣良。実はちょっと先入観でこれまで手に取らなかったのですが、、、、。気に入りました。来年はもうちょっと読んでみようと思います。それから、オバマ氏のスピーチ集(正確には聞いたんですが)。これはもう、超お勧めです。大統領になってからの今後のスピーチもぜひ聞きたい。とくに、2004年の演説がいいです。

それではまた。来年もよろしくお願いします。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フリーダム・ライターズ

2008年12月28日 | レビュー
以前から見てみたいと思っていたフリーダム・ライターズ、ようやくレンタルビデオで見ることができました。これはアメリカで実際にあった話を元に作られた映画です。本のほうもベストセラーだそうで、そちらも近々読んでみたいと思っています。

人種差別や貧困の中で命さえ危うい日々に絶望し、教師にも見捨てられている生徒たちに、新米高校教師であるエリンが真摯に向き合います。理想に燃えるエリン、でも現実はとんでもなく厳しく悲しいのです。しかし希望を失わず、どこまでも真剣に生徒に対します。初めて信頼できる人に出会えた生徒たちはだんだん『変化』していきますが、その過程が本当に感動的です。エリンの父親は、彼女が教師になることに反対でした。しかし、生徒の変化を目の当たりにし、「おまえは仕事に祝福されている。幸せなことだ。そしてそれは誰にでも与えられるものじゃない」と語るシーンがありました。エリンには家庭の中にいろんな挫折や犠牲があり、同じような困難の中にある私にはこのシーンがとても励みになりました。私も仕事の達成感は何にも代えがたいと思いますし、自分の仕事に誇りを持っていますが、しかし一方、家庭人として子どもたちを育てていくという責任もきちんと果たしたいと、日々葛藤の中にあるのです。

私も教職にある身なのですが、この仕事はとても重い仕事だと思っています。教師とは、関わった生徒、学生の生き方を左右する存在です。少なくともそうでなければ教師とは言えません。教育とは生き方を変えること。そのことをあらためて考えさせられた映画でした。お勧めです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これから社会に出る人にお薦めする本

2008年12月24日 | レビュー
今年後半はいわゆるビジネス本、自己啓発本をけっこう読んでみたんですが、あんまり今の自分にすぐ役に立つという本はありませんでした。ただ、これから社会に出る人たちには、おいおい読んでもらうとよいかもしれないなあと思った本があります。そうそう、帯に「勝間和代氏推薦!!」とありました。

スマイルズの「自助論」です。

本当に基本的なことが書かれているのですが、こんな具合です。

「学校教育は、真の教育のほんの手始めにすぎず、精神を鍛え勉強の習慣をつけるという意味でのみ価値がある。」p197

「われわれは成功ではなく失敗からむしろ多くの知恵を学ぶ。『何を行うべきか』に気づくのは、『何を行ってはいけないか』を悟るときだ。過ちを犯さなければ、いつまでたってもそこに気づくことはない。」p223

「立派な人格は人間の最良の特性である。人格者は社会の良心であり、同時に国家の原動力となる。」「国家の力、産業、文明ーこれらの盛衰は国民一人一人の人間性にかかっているといえよう」p262

勤勉を勧める書なんですよ。
読んで窮屈に感じる人があるかもしれませんが、これから社会人になる人にはお勧めします。確かにヒントになることがあると思います。実はこの本、原著は140年も前に書かれていて、明治の志士たちがこぞって読んだということです。新しい世の中を作る意欲に燃えた若い先達がこの本によって志を新たにしたというわけです。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年最後の農場実習、寒かった~。

2008年12月23日 | 実習と講義
昨日は今年最後の農場実習でした。今年は暖冬だそうで、仙台も過ごしやすい日が続いていたのですが、昨日は本当に寒かった!私の担当する実習は豚舎の消毒だったんですが、水をまいたらそのまま凍りそうなくらい気温が下がってきてました。でも豚は気にせずぺったり寝ていて、感心するやらあきれるやら。それだけ皮下脂肪があるってことですよね。(ちなみに今飼育している豚は霜降りレッド。ころころと太った茶色のかわいい豚です。)

私の実習は2年生だと解剖+衛生の実習。3年生は血液検査や組織染色になってますが、その中ではこの衛生の実習が一番楽な時間かなと思います。どっちかというと「体を使う」実習なんですね。ただ、昨日は寒くてややつらい実習になりましたが、、、。しかし日々動物を世話されている畜産農家の方には本当に頭が下がりますね。産業動物の獣医さんは真冬でも半そでですし、ちょっと実習くらいで寒い寒い言ってたらいけないなあと思いました。

私は普段実験室にこもっていたり、机にかじりついていたりしますが、実験動物の世話をしたり、農場に実習に行ったり、という時間があるのは大変恵まれていると思います。頭というのは同じところばかり使っていてはいけないんです。私は家に帰れば家事に追われて時間がないなあと嘆くことしきりですが、でも、そうやっていろんなことをやれる環境だからこそよいのだろうという気がします。

さて次の実習は年明け。今度は骨格標本を観察してスケッチしてもらいます。今度は部屋の中だから楽チンですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本気になるとかやる気を出すとか

2008年12月21日 | 大学でのひとこま
忘年会で学生さんとあれこれしゃべった中に「もっと本気にならなきゃ」とか「意欲が足りない」とかっていう話があったんですが。

私は普段から学生の皆さんによく言ってますが、とことん徹底的に、これ以上できない、というくらい「やる」という体験がすごく大事で、だけど普通はなかなかそこまでいけないように思うんですよ。徹底的にやるにはやっぱり「やらなきゃ。やりたい。」という意欲がないとだめなんですが、そこまで強く思えない、という。

後がないと切羽詰ったり、失敗したらまじで取り返しがつかない、そういう状況になれば意欲が出るんですかね。そういう状況に追い込むにはどうしたらいいのかな。まあ少なくとも今現在の環境は恵まれすぎていて、そこまで追い込まれることはなかなか難しいのでしょう。しかし、一度そういうとことん体験をしたら、それを乗り越えることの達成感を知ったら、次はもっと高いところを目指せるんですが。

あとね、お互いに甘やかす関係の中に身をおくと伸びませんよ。切磋琢磨できる環境がよいです。それから、本を読むのもよいです。励みになるような本を読むことですね。

卒論の締め切りまであと一ヶ月ちょっと。
最後までとことん、がんばりましょう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよいよ年末。卒論の追い込みです。

2008年12月18日 | その他もろもろ
うちの学部は平成17年に新しくできたので、今の4年生が一期生です。ですから、昨年の就職活動も、今年の卒論も、学生だけでなく教員にとっても初めての取り組みです。論文の締め切りは1月末日。今、4年生は実験と論文書きに格闘しています。おかげで、もちろん私もきりきり舞いをしています。

それに加え、年末に向け、たまっていた用事を全部終わらせることを目標に、今週はあちこち動き回っています。郵便局に行って学会費を振り込んだり、事務局に書類を提出したり、図書館に行ったり。独楽鼠のように動いていて、文字通り走り回っているので、先生方に「廊下を走らないように~!」と注意されたり、階段を駆け上がっていて上にいた先生に「若いですなあ」と笑われたり。考えてみると、普段から私は移動のときに走っていることが多いのですが、これって大人の落ち着いた女性とはとうてい言えませんね。まあ私のことを「落ち着いた、、、」という形容詞で形容してくださる方はどこにもいないでしょうが。

しかしおかげで今日は相当片付きました。
精神的にすっきりしてきました。年末は、とにかく集中して勉強したいと思ってます。例年、年末は集中して勉強だ、論文書きだと思っても、片づけが終わらなくてそこまで到達できないのですが、今年は違いますよ。ちゃくちゃくと片付けてますからね。

さて先日書いた【睡眠時間】の件ですが、あのあと測定した心拍も血圧もまったく通常通りでした。しかし、4時間半睡眠は、続けているとやっぱりかなりしんどいです。ナチュラルハイ状態になるので仕事ははかどるし眠くもならないんですが、寝るときのどーんとくる感じが、すごく重いです。

昨日は気分転換に、ようやくクリスマスツリーを飾りました!
これで「やってない」切迫感から開放です。さて明日は学科の4年生全員と先生全員そろっての大忘年会。楽しみでもあり、恐ろしくもあり。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海外で購入したクリスマスカード(定形外)を送るにつき

2008年12月15日 | 日々の暮らしを楽しく
昨日の話の続きなんですが。
私はアメリカから帰るとき、たくさんのカード類を持ち帰りました。向こうはちょっとしたことでもカードを送りあう習慣があるので、とてもきれいなカードがたくさん手に入るのです。が、帰ってきて愕然としたのは、アメリカのカードのほとんどが日本の定形外であるということ。帰ってきた年に出したクリスマスカードは、切手代がとんでもなく高くついてしまい、それからは日本で買った定型カードにしていました。でもそうすると、せっかく買ったカードに出番がない、、、。

ところが、今年は朗報を見つけました。
前からあったのかもしれませんが、私はつい最近知ったんです。
定形外のカードでも、クリスマスカードなどのGreeting cardに限り北米などの地域には、定型と同じ料金で送れるということ!くわしくは郵便局のサイトで。これで買ってきたカードを安価に送ることができます!というわけで、さっそく今日はこのシステムを利用して定形外を110円で発送してきました。

さてこれでひとつタスク終了。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスの準備

2008年12月14日 | 日々の暮らしを楽しく
今週末はクリスマスツリーを出すこととクリスマスカードを書くことを絶対にやろうと思っていましたが、やっぱりどっちもできませんでした。でも、カードは今から書きます。郵便局に持っていったら、きっと「間に合いませんよ」と言われるに違いないのですが(毎年必ず言われる)、それでもとにかく明日には発送しなくては。11月のうちに、カードだけは買っておいたのでまだよかった。

昨日、おとついと用事があって仙台の駅前付近に行ったら、ものすごい人ごみで。光のページェントが始まった、というのもあるんですが。「ああ年末なんだなあ。でも私ってば何の準備もしてないや」と急に焦りが。

来年の手帳のレフィルもやっと買ったのですが、本当に今年は何もかもが遅くて、後手後手です。だいたい、忙しいときほど「先取り」しなくちゃだめなんですよ。そうでないと、かえって非効率的になりますからねえ。

さて今年のクリスマスカードは仙台のしまぬきで和風のものを買いました。上品な日本画のものですが、アメリカのボスたちは気に入ってくれるかな。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

睡眠時間はどのくらい必要か

2008年12月13日 | その他もろもろ
レム睡眠、ノンレム睡眠の入れ替わる時間の関係で、一時間半ごとに「目覚めやすい」時間帯があると言われます。私もだいたいにおいて6時間程度寝ている日が多いです。ただ、私は最近前ほどすっきり起きあがれず、7時間くらい寝たいなという気がする時もあります。携帯のアラームをセットしているのに、一回じゃ起きれなくて、スヌーズをかけまくって起きているという状態なんですね。

私の仕事は時々本当に忙しいときがあります。今はまさにその時で、この間から4時間半睡眠の日が時々あります。前から思ってましたが、この、4時間半というのは非常に目覚めがよいのです。やはり1時間半きざみという話は本当なのか?と思うんですが、昨日とおとついは意識的に4時間半、4時間半、で起きてみました。睡眠時間としては絶対に足りていないと思うんですが、アラーム一回できっちり起きれます。

まあそうなると、その方が確かに助かるんですよね。その分仕事できるし。昨日は帰宅したら11時を過ぎていて、今朝は7時半までに大学に出勤しなければならない日だったんですが、1時に寝て5時半に難なく起きれましたし、、、。

で、今日はこれからジムに行こうと思ってますから、血圧や心拍も測ってみて、普段と変わりないか確認してみようと思っています。だいたい、ここ1週間は相当寝てませんから。でも別段眠くはならないし。ちゃんと寝てる日の方が、日中眠くなることがあったりして、睡眠ってよくわからんなあ、と思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出前授業その後、お礼と感想

2008年12月10日 | 仕事・研究
宮城野高校の先生が、生徒さんたちの感想とお礼の文章、そしてスケッチのコピーを送って下さいました。皆さん大変喜んでくださったようで、本当にうれしいです。スケッチも、とてもきっちり描けていました。

やはり生の試料を触って、自分の手で感覚を知るということは大切ですね。生き物の不思議・精巧さを目の当たりにし、感動し、本を読んだり授業を聞いて学んだことがストレートに身につく感じがします。腎臓の糸球体では血液をろ過し、尿細管では水を再吸収する、、、そういうことも、教科書で習っているんですが、実際に腎臓の割面を見ると、尿が生成されていく過程が頭に自然と浮かぶ気がします。

出張続きで忙しく、準備のためにあんまり寝ないで出かけた出前授業でしたが、疲れも吹き飛ぶうれしい感想文でした。私自身も、これをいかして、今後の地域貢献、公開講座、出前授業につなげたいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする