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新しいことを見つけるって楽しい!

大学時代に考えること

2009年05月31日 | 大学でのひとこま
今年は就職活動がとても厳しいので、4年生は苦戦しています。ただ、もうこの時期になって4年生に何か言うことはもはや難しいので、今日はちょっともう少し下の年代の学生に向けて書いてみたいと思います。

就職活動には自己分析、自己分析とちまたでかまびすしく言われますが、だいたい、自分の中身ってのは一朝一夕にできるものではないと思います。小さいときからの積み重ねや、それぞれの年代でのさまざまな経験、その中で培ってきた自分の信念。そういうものを客観的に他人に伝えられるように考えるのが自己分析でしょうね。

で、大学の2年生くらいまでは、やっぱり自分を磨くというか、経験値を上げるというか、そういうことがとても大事になってきます。3,4年生の書くエントリーシートを見ると、ほとんどすべての人が「大学時代に力を入れたのはバイトで、、」と書いていて、正直私はうんざりしています。バイトも社会体験なんですから、大切なことには違いないけど、そこに書かれるエピソードというのが、だいたい職場で失敗した。だけどなぜ失敗したのかを考えて、改善できた。という類のものです。もっと他の人と違うことはできなかったのかなあ、と思います。

私は、効率効率とうるさくいって人生最短距離で合理的に走ろうというのは好きではないけど、大学の時くらいは、4年間という時間の中で、やっておくべきことというのを最初に考えてもよいのじゃないかと思うんですね。大学を卒業するときにこういう自分になっていたい、というようなことを考えてみてほしいんです。

で、やっぱり大学というのは学ぶ場所ですよ。
そして学ぶということを通して自分が変われる場所なんです。
それを最大限生かしてほしい。

自分の潜在能力というか,自分の持っているものを最大限に引き出すにはどうしたらいいか知ってますか?それはね、困難に当たることです。人間というのは、自分の能力の半分も使えません。しかし、大変な困難にあたったときには、必ず持っている力が引き出されます。その繰り返しで自分を成長させていくのです。だから一緒にいていやすい人とばかりつるんでちゃいけないんですよ。切磋琢磨できる相手を見つけてください。

大学の4年間って意外に短いんです。
こんなに自由な時間があるのはこのときだけ。
だから自分の中身を増やすことにもっと貪欲になりましょう。




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卒業生来る

2009年05月26日 | 大学でのひとこま
昨日、卒業生のT君が何の前触れもなくふらっとやってきました。彼は卒業して東京で仕事しているんですが、週末は休めないという業種です。かわりに月曜日火曜日が休みだということで、仙台に遊びにきたようです。廊下でにぎやかな声がして、どうも懐かしい声だなあと思ったら元気いっぱいに研究室に現れました。懐かしいと行ってもGWに会ったばっかりですから、今月は2回も顔を見てるんですけどね。卒業生が訪ねてきてくれるというのは私にとっては今年はじめての経験ですが、本当にうれしいですねえ。また来月、といって帰っていきましたが、次回はぜひ後輩の実験の指導もしてほしいわー。(よろしく>Tくん)

さて今日は1年生の基礎ゼミで、終了後パフェ作りをし(なぜかそういうことになり)、巨大パフェをみなで食べました。あんなにアイスクリームを食べたのは久しぶり。でもおいしかったです。ゼミのテーマは「ダイエット」だったんですが、どうも何の役にもたたなかったですね、最後にこんなにカロリーをとったんでは。でもプレゼンの作り方やレポートの書き方をきっちり勉強しましたから、こういう楽しい時間もなくてはね。
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今年はじめてKスタへ

2009年05月23日 | その他もろもろ
昨日、楽天x巨人の試合を見に行きました。今年はこれが初めてのKスタ。試合は散々で、ぼろ負けでしたが、こんなに気楽にプロ野球が見に行けるという仙台は、やはりすばらしい街であります。

私は大阪育ちですから、野球といえば甲子園、だけではなくて、大阪球場、西宮球場、藤井寺球場、日生球場になじみがありました。ですから、阪神以外にも近鉄・阪急・南海の試合も見に行っています。また、熱狂的に高校野球を見ていましたから、甲子園というとタイガース、よりも過去の高校球児が思い浮かびます。それにしても、どの球場もKスタのような近さではなく、自宅近くからバスに乗って電車を乗り換えて見に行くものでした。しかも昔の野球場は今よりずっと貧相で、甲子園の外野はコンクリの長い腰掛に並んで座るという感じだし、食べるものといえばカレーかうどん。それに比べたらKスタで野球を見るというのは全然違うエンタテイメントという感じですね。

ところで先週はものすごくハードな一週間だったので、野球は楽しみでしたが帰ったらもうダウン寸前でした。で、今日はごろごろしたいところでしたが、こういうときこそ動いて回復。というわけで朝からジムに行き(でもやっぱりハードで死にそうになり)、その後髪を切りに行って、最後に買い物に行き、ついでに花苗を買いに行って、ベランダのプランターを全部植え替えました。今回はブルーを中心に。すっきりきれいな花壇になりました。

さて来週も私は野球に出かけます。今度は広島戦。そしてその翌週はいよいよ阪神戦!!

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宮城県農業高校へ

2009年05月21日 | 仕事・研究
昨日、大学の広報のために宮城県農業高校に伺いました。生徒さん4人くらいとお話しし、学部の説明や大学の講義ってどんなの?みたいな話をしました。昨年も同じ時期に伺ったのですが、今回はあまりにも周囲が変貌を遂げていて、道に迷ってしまいました。

宮城県農業高校は名取にあります。
空港線ができ、住宅地がどんどん広がり、ちょっと前の地図はもう全然役に立たない感じですね。あともう少しで到着というあたりになってからホントに全くわからなくなり、途方にくれましたが、高校のごく周囲だけは以前と同じだったので、その限定的な「風景」を頼りにようやくたどり着きました。

名取というと見渡す限り水田で、はじめて宮城に来たとき、その光景に圧倒されましたが、今やぴかぴかの住宅が建ち並ぶ別世界ですねー。(いやもちろん相変わらず水田も見事なんですが。)

高校訪問の方は、今年も生徒さんと直接お話ししてなかなか楽しい時間でした。進路指導の先生が「宝物」と表現されてましたが、まさにこれから成長して花開く、宝の原石のような存在ですね。目的意識のしっかりした生徒さんが多いというのが印象。がんばってほしいです。
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ラジオ英会話のその後

2009年05月19日 | 英語
急にラジオ英会話を聞こうと思い立ってMDラジカセを購入した話を前に書きました。その後、意外にもうまく続けて聞けています。それというのも、やはりタイマー録音が簡単で、メモリーに直接録音できるというのがいいのですね。車で聞くためにMDに落とすのも簡単だし、車で聞く分量としても一回分15分は実に適量です。

オーディオブックなどもいいのですが、自分のレベルに合ってるのかどうかは、たいてい聞くまでわかりません。しかしラジオは適当にいくつかプログラムを聞いて、レベルを確かめたら後は継続的に聞きさえすればプログラムはエンドレスだから本当に素晴らしいシステムです。

英語の勉強ってがんばらなきゃいけなかったり、おっくうだと続きませんけど、機械がお利口ですからねえ。ほんと、こんなにいいならもっと早く買えばよかったです、メモリー付きラジカセ。でね、英語が好きな人ならみんな同意してくれると思うんですが、英語ってリズムが快いでしょう。毎日やってるとすごく気分がよくなってくるんですよね。車だとあんまり難しいプログラムに集中してると安全運転に支障が出そうですが、ラジオ英会話はほんとに気楽に聞けるので、そういう心配もなし。

易しすぎるんじゃないのという声も聞こえそうですが、いえいえ。この程度でも毎日聞いて毎日声だししていたら、全くしないのとは雲泥の差ですよ。自分でよくわかります。とりあえず最近になくうまく機能した新システムなので、うれしいです。仕事を効率的にこなそうとTo Do listの作り方とかね、資料の整理の仕方とかね、日々いろいろ工夫してみても、そう簡単に自分のくせや「怠け心」を克服するのは難しいんですよ。勉強もそうで、やった方がいいなとわかってても、そう簡単には取り組めません。人が勧める方法を試してみても、全然「習慣」にならないもんです。だからこそ、自分に合った方法が見つかるとうれしいですね。








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新幹線がとまって

2009年05月14日 | その他もろもろ
東京から帰仙。
研究費申請のヒアリングは順調に終わったのですが、終了後、会場近くの慈恵医大に寄り、I先生と実験のことでしばし歓談したので東京駅到着が18時半頃。でもすぐはやてに乗れたんですが、宇都宮の直前あたりでいきなり新幹線が臨時停車。強風のためまったく動かなくなってしまいました。

ようやく動き出したのが40分後で、帰宅したら10時になってしまいました。やれやれ。

ところで東京は珈琲店が多いですね。
うらやましいです。今日は短時間の間に2軒のカフェで珈琲を飲みましたが、どっちもおいしかったな。

さて、こんなタイトなスケジュールなのに、上野経由だったものですから、ついというかやっぱりというか、ルーヴル美術館展に行ってしまいました。しかし平日なのにすごい人。びっくりです。わたしは、フェルメールとルーベンスが見れたので満足。フェルメール特集の美術雑誌を買いました。

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明日は東京

2009年05月13日 | 仕事・研究
超多忙モードに入っていて、何にもかけませんが、明日は東京です。研究費申請のヒアリング、、、がんばりまーす。

せっかく東京に行くので、友人の誰かとランチでもと思いましたが、連絡する時間もなく(涙)。新幹線も取ってないのですが、まあとにかく何もかも明日の朝に送って、今日は寝ます。
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靴は手入れできもちよく

2009年05月10日 | 日々の暮らしを楽しく
ももせいづみさんの「願いごと手帖の作り方」という本を紹介したことがあります。日常の小さな願いを言葉にしていくことで、日々幸せが見つかりますよ、という本なのですが、私もももせさんを見習って、いろんなことをノートに書いてみています。その中のひとつに、「がんがん歩けてしかも素敵な靴を厳選して持てる」、っていうようなことがありました。実は、私は普通のおしゃれな靴は全然履けない足なんです。いったん職場についたらずうっとデスクワーク、みたいな人ならいいんでしょうけど、学内をほとんど走り回っている私としては、痛い靴にがまんは難しい。でも、なかなか合う靴にめぐり合えないんです。オーダーで作ってみたこともあるんですが、最近はここでも紹介したアシックスウォーキングショップ歩人館という店のおかげで、相当がんがん歩いても走っても全然足が痛くならない靴を手に入れることができるようになりました。また、数少ないながらデパートなんかでようやく足に合うのを見つけて履いている靴、というのもあります。

それらの快適な靴がだんだん靴箱に増えてきて、とうとう、「我慢シューズ」があと2足(しかしこいつらはデザインが気に入ってるのであえて我慢、でも長時間履くことは不可能)というところまで来ました。靴箱を開けるだけで楽しい気分です♪

私は足元がだらんとしているのはいやなので、靴の手入れも気になります。かかとが減ってくると、これまではデパートに持っていき、修理をしてもらっていました。でも、持ち歩くのが面倒だったり、その場で待つのも面倒だったりして、なんとかならんかな~といつも思っていました。

そうしたら、最近、近所に「プラスワン」のお店ができたんです。季節モノで、しまう前にかかとを直したかったブーツなどを持っていってみました。そしたら、ほんとーにきれいになって帰ってきて。かかとだけじゃなくて、靴全体をきれいにしてくれて、ほんとにうれしくなりました。で、さて履こうと思って出したサンダルが、「あれ、かかとなおさなきゃ」という状態だったんで、また持っていったんですが、それで教訓。季節モノはしまうまえにぜひ修理に。そしたらきれいに保存できますし、次の季節になったらすぐはけます。

うちの近所にできたプラスワンは、お店の人もとても親切。ついでにスペアキーも作りました。街中のデパートなんかよりずっと安いし、とてもありがたいです。

人は中身で勝負、でも外見も結構大事。
きちんとして見えるポイントは靴、バッグ、そして時計かな、と思ったりしています。だから私の願いごと手帖には、それもしっかり書いてあります。おかげで今年は気に入ったものが買えました。ほんと、願いごと手帖さまさまです
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悩む力

2009年05月07日 | レビュー
「悩む力」 姜尚中 著

75万部も売れているそうです。
気にはなっていたのですが、今頃ようやく読みました。沖縄から帰ってくるとき、那覇空港の書店で「なにか」と思って探したんですが、昨日も書きましたがせちがらい本ばかりたくさん並んでおり、手に取る気になりませんで、この本に目が留まりました。

自我とは、「わたし」とはなにか。その問いかけに対し、著者はこう答えています。
「自我というものは他者との関係の中でしか成立しない。すなわち、人とのつながりの中でしか、『私』というものはありえない。」

そして、他者とつながりたい、きちんと認め合いたいと思うとき、どうしたらいいのでしょうか、というさらなる問に対し、漱石の教えとして「真面目であれ」と答えています。

これはとても大事な示唆だと思います。
やはり何事に対しても真摯な姿勢が大切です。ごまかさない。いい加減にしない。真っ向勝負で行くときに答が見つかるのです。



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休暇で立ち止まり仕事と日常を振り返る

2009年05月06日 | その他もろもろ
(美ら海のくまのみ)

今年のGWはあまり仕事を持ち込まず、ゆっくりと休みましたが、今日は細々とした片づけものや研究費申請の打ち合わせなどのために大学に出てきました。昨夜は卒業生が3人そろって帰ってきてくれて、研究室のみんなで飲みに行き、現在の仕事の話や、大学時代を振り返っての話を聞きました。そんなこんなで、今朝からあらためて自分の仕事について、あるいは日常について、ついあれこれと思いを巡らせました。

連休中、3,4冊の本を読み、また本屋にも数回立ち寄りましたが、今という時代は「効率」や「スキル」が求められ、成果を上げたい人であふれているということが、並べられている本を見るとよくわかります。私もそういった本を読みますし、効率のよい仕事の進め方を自分自身も求めてはいるのですが、しかし、スキルだけが目的のようになったり、あるいは(以前にも書きましたが)得を求めることに主眼がおかれるようになると、たいそう違和感があります。

やはり今の日本の社会は男性中心の社会で、女性であっても成功するためには男性と同様にあるいはそれ以上にやらなければならない、ということがあるように思います。たとえばこの連休中、「理系のための人生設計ガイド」(坪田一男 著)を読み、たしかにそうだとうなづくところがあり、自分でもこう修正していこうと参考になるところもあったのですが、やはり「これは男性の書いたものだなあ」と思わざるを得ないところもありました。それを一言で言うと「成果」ということになるのかなと思います。

成果は必要です。
しかし誰しもが必ず社会的に成功するわけではありません。私は、自分としての「満足」を得るということが大事だと思います。誰かと比べての幸せではなく、自分の「足る」を知るということをもう少し考えてみる必要があるのではないか、と思います。

昨夜卒業生と話していて、いろいろな意味で大変嬉しく思いました。私は彼らに会えて本当によかったと思います。成長していく希望の光、その塊のような若い彼らを間近に見ていられることは、私にとってもどれほど大きな希望でしょうか。そのことを改めて感じました。希望のなかに生きていけるということは、本当に幸せなことです。学生は毎年毎年卒業していき、私はここにいてまた別の学生を育てていくのですが、これからも、どの子も希望の中に生きていけるよう、私自身が日々精進せねばならないことを心に強く思いました。そういう強い思いを持って、日々の仕事や日常生活を送ることが、成果につながるのであればそれが一番よいなと思います。もっとも大切なのはそういう精神のベースではないかな、と、それが今日の結論です。


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