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新しいことを見つけるって楽しい!

3月の復興支援活動

2017年03月28日 | 震災・災害関連
3月24日に、復興支援活動を行いました。
今回は「甘酒、粕漬をつくろう!」がテーマ。
しかし甘酒はちょっと時間がかかるので、前日に学生が仕込みました。
今回はお持ち帰りのおみやげもたくさん。
麹につけたお肉は風味がまし、柔らかく、とてもおいしくなりました。
試食もあっという間になくなりました。







次回は4月26日水曜日13時より。
餃子を作ります。
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親の目で見たキセキ、教員の目で見たチアダン

2017年03月22日 | その他もろもろ
3月11日やら卒業式やら細菌学会やら書くことはいっぱいあるのですが、徐々に書くとして、今日は映画の話。
毎月一本くらいは映画を見に行こうとがんばっていて(時間を作り出すことに)、最近はキセキチアダンを見ました。

キセキはGReeeeNの話。
ストーリーはサイトを見てもらえばわかるしよく知れた話だからそこはおいといて。
わたしは親の立場で、自分の子ども達に見てきた心情をこの映画に重ねて見ました。
主人公は浪人していて、受験勉強に打ち込んでたんですが、合格発表をネットで見たら「不合格」。
もう一年頑張ったけど模擬試験の結果がどうにもならず、志望校を変更する。受験後、ネットで合格発表を見るんだけど、そのときの緊張感。これは現役生とは別次元の緊張感なんですよね(うちの長男の時がそうだった)。それで、やっと合格して、解放されて学校でバスケする。解放されて解放されてすごい自由を感じる。
そこらへんがすごく実感あって、この主人公の子が(GReeeeNのヒデなわけですが)、まず本当によくがんばったなあと。
その後、やっと入ったんだから勉学がんばってくれよと親は思ってるんですが、子どもは音楽もやりたい。
この人たちがすごいのはどっちもやっちゃうことなんですが、でも親としては、「せっかく入れたのに勉強してくれよ」と思うよなあと。
うちの子ども達も、すごく受験勉強大変で、やっと入れた志望校、大学生だからいろんなこと経験してほしいとも思う一方、やっぱり親としてはまずは勉強してよねと思うわけですね。うちの長男も留年してるし、次男の同級生にも「やりたいこと」に熱中して留年してる子もいたりして、まさに身につまされるという気がしたんですよ。だからね、この映画、若い人が見たら主人公が音楽も歯科医師になる目標もどちらも捨てずに真っ向勝負ですごい励まされる映画なんだろうと思うんですが、親の世代が見たらね、きっとちょっと違う印象の映画じゃないかなと思いました。さらに、うちの次男が最初に夢中になって聴いたのがGReeeeNで(だから私のiPhoneにも彼らの楽曲はたくさん入ってるんですが)、たしかにいいけど、なにがそこまで夢中にさせるのかちょっと私にはわからなかった。それが今回少しはわかった気がしました。

次はチアダン。
これは福井の高校生がチアダンスで全米で優勝した実話に基づいた映画。
この中に出てくる指導教員が厳しくて厳しくて、生徒には全然理解してもらえないんですが、でもただひたすら生徒たちに「違う風景」を見せようとしているということが、わたしの考えてることと全く同じでした。私も研究室の学生に厳しくて、学生は毎年泣いてますが、でも学生たちが思いもしていない次元に成長できるって知ってますからね。だからそこを目指さずゆるりと楽しく研究室生活、、はうちではありえません。でもこの映画を見て思ったのは、全米制覇に邁進できた生徒たちがいた一方、やめてった子たちもいるわけで、わたしの研究室も、学生が卒論の最後の最後で発揮するあの力は、わたしが引き出したんじゃなくて、厳しい指導にめげずに、泣きながらもやってきたあの子たちの努力の成果だと、改めて思いましたねえ。ただ、高い目標を掲げない限り到達しえない場所があって、その目標を掲げてぶれずに指導するのがわたしの役目なのだろうと思います。そこに行けるか行けないかは、やるかやらないかだけ。今年の4人はどうだったかな。そしてその4人は無事卒業し、研究室は代替わりで、またゼロから走り出します。



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3月10日

2017年03月10日 | 震災・災害関連
2011年3月10日、私は尚絅学院高校の入試説明会で日中出かけていた。明るい間に外を車で走る事は珍しいし、ちょうどガソリンが減っていたので、大学に戻る前にガソリンを満タンに入れた。その日は木曜日だった。次の日つまり金曜日は、ちょうど生協の灯油の宅配日だから、タンクに残っていた灯油を全部ストーブに入れ、タンクをからにした。普通の日だった。だけどたまたま、ガソリンを入れた。そして翌朝、空になった灯油タンクを2つ、給油場所に出した。生協はいつもお昼までに灯油を入れてくれる。

だから私は、3月11日、ガソリンは満タンで、灯油タンクも2つとも満タンだった。

もしどっちもからだったら。
それから1ヶ月、どんな被災生活になったことだろう。でも3月10日に、私はまったく、次の日のことを予想してはいなかった。

3月11日がまた来る。
私のようなほとんど被害を受けていない者でも、震災の番組をまともに見る事はまだできない。

ただ1つ言える事は、その時がいつかと言う事は誰も知らない。備えをするかどうか。その意識があるかどうか。生死を分けることもある。命に関わる被害を受けなかった場合でも、食べ物やガソリンや電気やガスの供給が全くない中1ヵ月暮らせるのかということを、考えなければいけない。

私たちは普段多くの情報をインターネットからえている。だけどそのとき、インターネットが使えなくなる。使えるのはアナログなものだけだ。アナログなものを古いからといって全部捨て去ってはいけない。

一方で、その時を避けることはだれもできない。だからそれに怯えてひたすら守って暮らす事は、正しくない。毎日の日常を大事に生きていくという事、今できることを今やっていく、それしかない。
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春から○○大生2

2017年03月06日 | 大学でのひとこま
昨日の続き。

大学生になったら、社会の仕組みをよく知ってほしい。
そのためには、新聞や本を読んでほしいし、社会人と話してほしい。
横のつながりだけでなく、縦のつながりをもっと求めてほしい。

とわたしは常々思っています。当たり前なことを書いてるようですが、今の大学生はあまりにも物を知らなさすぎ。
自分の持ってる引き出しも少なすぎるので、考えの幅がめっちゃ狭いです。
わたしはいつも「この子はもっとできる」と思って学生と接していますが、器を広げる努力を知らないと、簡単に行き詰ってしまいます。

モノを知らないってつまんないでしょう。
もっと楽しいおもしろいことがいっぱいあるのに、知らないってホントもったいないと思うんですが、視野狭すぎです。

一方、学生の発想ってすばらしいんです。
あるいは、その存在だけでもすばらしいの。
世の中の人に喜ばれる存在。
この力にはなにも勝てないと思えるほど。
若い人には可能性だけしかないんだけど、可能性を持ってる人がいてくれることは希望なんですよ。
だからね、自分の存在を生かしてほしいです。
そのままでもすばらしいけど、もっとできるんだから。
もっとできたら、もっと楽しいしね。

世界をどんどん広げましょうね。
そのためにどうしたらいいか、まず考えてみましょう。



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春から○○大生

2017年03月05日 | 大学でのひとこま
そろそろ受験シーズンが終わります。実際はまだ国公立後期が残ってるけれど、高校3年生あるいは浪人生の大部分が4月からの進路を大体決めつつある所じゃないかと思います。受験生は、大学に入ったらいろんなことをやってみたいと思って、すごく楽しみにしているとおもいます。だけど、大学ってみんながみんないわゆる「いろんなこと」ができるわけでもない。実は、大学生がいろいろなことをやるために、自分を律すると言うのは、なかなか難しい。4年間自由な時間があるから、なんでもできると思いがちだけど、実際はそんなに時間があるわけじゃない。研究室で学部学生の指導をしている私は、いつも50メートル走の伴走をしているというような気がしています。大学の4年間て、50メートル走と思ってちょうどいい、んですよ。

そしてね、いろんなこと、と言うのは大体抽象的過ぎるんですよね。何かを見つけたいとかね。何かって何よ。てよく思います。

だけどじっとしてても、何も見つからない。やっぱり動かないといけません。そしてね、その動くということを、明日に延ばしてはいけないんです。私は18歳からの4年間てすごく大事だと思っています。だから、よく考えてみて欲しいんです。

具体的には、もう今から夏のことを考えてみて欲しいんです。夏になったら冬のことを考えて欲しいんです。ちょっと先のことを考えとけば、今何をしなければいけないのかということが自ずとわかるんです。

なんで今の時期にこんなことをわざわざ書くかと言うと、1年生に入って最初の時期がとっても大事だからです。新一年生へのメッセージ、まだ続きあるので、また書きます。
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