寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

JSTトライアウトに採択されました。

2020年09月29日 | 仕事・研究
春先、申請していたJSTのトライアウトが採択になりました。
832件応募があって、259件採択されたそうです。
この助成金は、たいてい工業系の研究者が応募されているのでは
ないかと思います。ですがたまにバイオ系の方もいますので
当たって砕けろ的に応募したところ
採択していただけました。

ホントにうれしいです。
1年半の短い期間ですが、がんばります。
わたしのテーマはイヌの細胞系樹立。
大きな目標としてはイヌの皮膚疾患の創薬をめざしているんですが
評価するための細胞がないので
そこからやらないといけないというわけです。

獣医療の研究開発は、ツールがない、じゃあ作らないと、
っていうことが多くて
医療分野の研究のようにはなかなかいきません。
だけど一歩ずつ進めていきます。
動物の病気の研究は、私達獣医がやらないと
他にやってくれる人いませんから。
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明日のための今日ではない

2020年09月27日 | 仕事・研究
最近いろいろ考えることがあって、その結果得た結論が
表題のように「明日のための今日ではない」ということ。

若い頃、受験のために猛烈に勉強していて
それは獣医学を学ぶためだったのですが、
入学したら今度はまた膨大な学習が待っていて
最後は国家試験のために勉強漬けでした。
その後就職したら、これまた新しい分野の研究をするため
ひたすらに勉強する日々となり

「わたしはいったいいつまで勉強するのか?」

とある日呆然としたのですが、その答えは「いつまでも」なのでした。
しかしうっかりすると目標達成のためにその日その日は通過点となり、
積み上げの一部分となって、その日一日に「生きた」実感があったのか
という疑問が出てきました。

「明日のために」今日を犠牲にするということがずっと続くと
これはちょっとしんどいわけです。でもそうやってずっと
やってきたような気がします。

しかし私は気が付きました。
今日一日を幸せに生きることが何よりも大事だと。
何かを達成するための過程であるとしても過程を楽しまなければ意味がないと。
そういう意識で一日を始めると
一日がとても楽しくなってきて
明日のために我慢なんかしないぞー!みたいな勢いが生まれてくるんです。
そして大事なことが
「のんびりすることに罪悪感を持たない。」

↑これ、わたしにはすごく重要なんですが
うっかりするとなんでも前倒しにやって安心しようとするから
「何にもしない」時間を持てない。

なんでも後回しにする人から見たらびっくりされるでしょうが
私はなんでも前倒し。休む暇があったら次のことをやる。
おかげで締め切りを過ぎたりすることは皆無だし
忘れ物もないですが
それはやりすぎちゃいかんのですよね。

まあそんなことに今更に気が付いて
今めちゃくちゃ忙しい時期でホントに休んでないんですが
でも今日という一日をホントに大事にしようとしています。




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自分のマインドセット

2020年09月19日 | 仕事・研究
忙しすぎてどうにもならない状況に突入しています。
この時期はこうなることは毎年決まっています。
後期が始まる、科研費は書かなきゃならない。
今回はそれに加え、原稿書きと動画づくりで
ものすごく時間を取られていたところへ
研究助成金の書類作成がどーんと降ってきました。

9月に入ってから
「わたしは心を入れ替え、土日も仕事します」と
宣言してやっているのですが
毎日毎日ぼろ雑巾のようになっています。

この連休は、本当なら4連勤で仕事しようと思っていましたが
この調子でいくと体に良くない、と思い、
月曜日火曜日だけは休むことにしました。
無理やりにでも休む方が
効率が上がると考えています。
本当は締め切りを考えると胃が痛いけれど。

ここのところ、水産の勉強をずっと続けています。
私は経歴としてウイルス、そして寄生虫の仕事をしてきたので
魚病学のe-learningにはかなり親和性が高く
違和感なく勉強できています。
周りからはこれから魚病?と驚かれてますが
素地はあるんだし
きっと大丈夫!と思ってがんばっています。
何事も新しいことを勉強するのは楽しいのよ。
だけど、そうはいっても
本業が忙しすぎますからね。
優先順位で苦労はしています。

この間ポジティブ心理学の講義を受けて
自分のマインドについて考えてみたんですが
私が得意なこと、好きなこと、満足できることというのは
「きちっと終わらせていく」ということだと
改めてわかりました。

小さいことでもとにかくきちっと最後まで仕上げる。
そうでないと気持ちが悪いんですね。
それは強みでもあり弱点でもある。
途中であきらめず、最後までやり抜くということがいい場合もあるし
早期撤退が傷を浅く済ませるという場合もある。
だけどだいたい、始めたら続けるし、最後までやろうとしてしまいますね。
ただ、完成度より「終わらせた」ことに意義を見いだしがちなのは
気を付けないといけないと思います。

きちっと終わらせようとする気持ちから
毎年論文を書いて出してこれた。
助成金を継続して取れている。
ということがあると思うので、一応成果は出ていると思いますが
今後はもう少し優先順位をきちんとつけて
出せる成果はもっと精度を求め、そうでないことは
途中で捨てることも考えないといけないのでしょう。




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睡眠こそ最強の解決策である

2020年09月03日 | レビュー
 
睡眠が重要だということはよくわかっているのですが
忙しすぎて睡眠時間を削る日々を送ってきました。
とくに子どもが小さかったときは
どうやって日々回していたのかと思うくらい
ぎりぎりの綱渡りをやっていました。
だから睡眠時間を削るしかなかったのですが、
当時は割と平気でした。
しかし最近、以前のように朝きちんと起きられないという
ことが多く、困っていました。

私は朝4時に起きます。
仕事に早めに行くために、朝家事を早く始めたいのです。
でも、ここのところ目覚まし一回で起きられず
スヌーズ機能を使って何度も何度も鳴らして
やっと起きていました。

この本を読んで、
もう少し寝てみるか、と思い、とにかく早めに寝て
目覚ましをかけずに寝る。というのをしばらく
やってみました。

そしたら8時間でも9時間でも寝てしまい
何となく時間を無駄にしてしまった気になっていましたが
だんだんまた目覚まし1回で起きられるように
なりました。もっというと目覚ましが鳴る前に
起きられるようになりました。

やはり睡眠不足だったのでしょう。
この本には、睡眠不足が引き起こす様々な体の異常が
指摘されており、やはり睡眠をおろそかにしてはいけないなと
改めて思わされました。

この本は世界中でベストセラーになっているようです。
睡眠時間の短さ(忙しさ)を競うような世の中ですから
ちょっと勇気も要りますが、寝たいだけ寝るというのを
やってみる価値はあると思います。

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