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新しいことを見つけるって楽しい!

吉祥寺でランチ

2019年07月30日 | 日々の暮らしを楽しく
用事があって東京・吉祥寺に出かけました。せっかくだからカフェランチしようと思って検索し、とあるカフェに立ち寄りました。雑貨も売ってるお店で、雰囲気もとてもよかったし、さすが吉祥寺だなあ、と思ったんですが、、、。ランチプレートが出てきて、写真を撮ってここにupと思ったんだけど、カメラを向けたらあんまりキラキラしてなくて、撮りませんでした。おいしかったし、ボリュームもあって、けして悪くなかったと思うんです。でも野菜がキラキラしてなかった。

地方に住んでいて、普段の普通の食事がすばらしくおいしくて、それはほとんど食材の良さに尽きるんですけれども、日々がそうですからそんじょそこらのものでは「おいしい!!!」ってならないんですよね。ほんとすいませんて感じなんですけれども、都会に行くと地方の食の威力をしばしば感じます。

それにしてもカメラってすごいですね、食材の生命力がちゃんと映るんだな。今回ちょっとびっくりしました。でもね、お店が悪いんじゃありません。生産地から遠くなればなるほど食材の元気は失われます。いくら流通が発達したってそこはしょうがない。やはり生産地で食べることが一番おいしいのです。おしゃれ度ゼロ、地味な毎日であっても、三食がおいしいことはつくづく人生の幸せだよなと、都会のカフェで再確認したランチタイムでした。


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君の未来創造論

2019年07月24日 | 実習と講義
産学連携講座ということで毎回企業の方をお招きし、「君の未来創造論」という講義をもっています。先日も少し紹介しましたが、今年から始めた企画です。学生が、大学での学びがどう社会につながっているのかを知り、将来の自分のイメージを持って、積極的・主体的な学び・行動を始めていく、ということをめざしています。毎回とても有意義な話を聞くことができ、かつ非常に楽しい講義です。「食」のもつ力は実に多方面に広がるのだなと実感します。食べることは生きること。個人としての命・健康に係わるのはもちろん、地域や産業にも結び付く。景観や文化にも結び付く。「食」というキーワードにはいくつもの顔があります。わたしはずっと「健康」という面から食を見てきましたが、その守備範囲内だけでも実に興味深く楽しい領域ですけれども、そこを超えてもっともっと関わりたいという気持ちになっています。講義の中で、未来型農業や地域活性化の姿がどんどん見えてきていて、本当にワクワクします。やりたいことがいっぱい出てきて、活力がわいてくる感じ。しかしこれを現実に落とし込むのが一番むずかしいところです。がんばらないと。とりあえず今週の土曜日、学生4人を連れて秋保ツアーに行ってきます(梅雨明けを期待していたけど、はてさて)。


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動物愛護・動物の同行避難

2019年07月09日 | 震災・災害関連
2012年、震災の翌年に入学してきたYくんという学生がいました。彼は動物愛護に興味があり、1年生の基礎演習で動物愛護について取り上げたい、と希望しました。わたしは獣医師ですから動物愛護の考え方やその法律を学生に教えたりすることはありましたが、学生の卒論の研究テーマとして取り組んだりしたことはそれまでありませんでしたし、愛護センターとの関係も持っていませんでした。しかしYくんが愛護センターに見学に行きたいというので、あちこちに連絡を取り、年が明けた2013年2月に、1年生数名と初めて県の動物愛護センターに出かけました。

【当時の写真】

その後、愛護センターの獣医さんから電話がかかってきて、獣医師会に入り、動物愛護の委員をすることになり、学生の卒論で動物愛護のテーマをとりあげて調査をしたりするようにもなりました。Yくんの卒論のテーマは同行避難についてでした。復興住宅ができた頃で、ペットを連れて入居できる復興住宅を訪ね、住民の方にアンケートを取らせていただきました。本当に大変な調査で、まとめきれない部分もありました。

そうこうしていたら、最近になって自治体の総合防災計画に動物との同行避難についても計画に入れるということになり、獣医師会でもそのことについてさらに深く取り組むという話が出てきました。

あの頃1年生だったYくんが、動物愛護についてやりたいと言ってこなかったら、私がこの件に携わることはなかったかもしれないと思うと不思議な縁だなと思います。今日はYくんが取ったアンケートのコメント欄をあらためてまとめなおしました。動物の同行避難って本当にむずかしいです。でも向き合わなければ次の災害のときに同じ問題が起きてきます。解決のためにはいろんな人のネットワークが重要です。それが宮城でできたらいいな。震災を経験したこの地で、モデルを提案できるようになれるといいなと思います。
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