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新しいことを見つけるって楽しい!

混沌と

2016年11月29日 | その他もろもろ
今日は、4年生のため朝から皮膚サンプルからのRNA抽出をしていました。
データがあまりにもばらつくので、念のため私も同じサンプルを使って抽出をやり直すということにしたのです。
PCRやってみないと結果はわかりませんが、割ときれいに取れたと思いますから、うまくいくといいなあ。
大事なデータなので、、、。

今日はもう一人の4年生の卒論関係で外注していたデータも届き、分析がとても楽しみなのですが、これは4年生に預けました。
まずは自分で考えてもらおうと。
わたしも早く見たいのですが、抑えて。

午後、年末が近づいてきたので経理関係を遅滞なくやるようにというお達しがあり、支払関係の作業で忙殺されてる途中で、4年生から「卒アル写真撮ります」という声かけ。そうだった、そんな約束があった、、、と思いながら外へ。寒い。4年生の要望に応えて妙な写真を無事撮り終え、研究室に戻ってまたもや支払関係の作業していたら、電話。

鳥インフルの取材とな、、、。
今日は偶然午前中に大量の荷物を受け取り、研究室は段ボールの山なんだがー。と早速片付け。
そうこうしているうちに取材クルー到着、結局乱雑な机でインタビューになり、「変なもの出してないか」とめっちゃ心配に。
でももちろんもっと真剣に心配なのは高病原性鳥インフルエンザ。
登米市で発見されたマガンの死骸からウイルスが確認されたのです。
野鳥の死骸を見つけても、素手では絶対に触らないでください。
(もちろん一般的に野生動物には触らない、が大原則です。)
小さい生き物がウイルスを運ぶ可能性も指摘されています。
消毒もしっかりしたいですね。

5時半に撮影終わり、それが6時台のニュースで流れます、と言われびっくり。はや~。でも見れない。
そういえば東北放送って近所なんだよな。

今週末から学会のため沖縄に行くので、片付けるべき仕事が山積みで、片っ端からしゃかりきにやっててぼろ雑巾のよう。今日も混沌の一日でした。





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復興支援活動(11月)

2016年11月28日 | 震災・災害関連
11月はいろいろありました。

11月3日(木)
学生があすと長町の復興住宅のみなさんとまち歩きに参加しました。
つなセンの活動の一環です。

11月16日(水)
大学でクリスマスリース作りをしました。
何度も参加されている皆さんはもうお手の物。
でも、毎回思いますが、同じ材料で作っているのに、出来上がりは一人ひとりまったく違います。個性的で素敵です。











11月19日(土)
つなセンの活動「コモンミール」に参加。
皆で一緒に食べながらおしゃべり、楽しい時間を過ごしましょう、という企画。
あすと長町の第1公営住宅の集会室にて行われました。@グリーンの学生は受付をつとめました。
当日参加できなかった学生たちも、テーブルの上に飾る花を用意してくれました。





11月25日(金)
大学で加工実習。本日のテーマはチャーシューで、だからラーメンも「麺から」作りました!
煮卵も半熟、おいしくできましたよ。







来月の予定は、12月7日13時よりフラワーアレンジメント、16日ローストビーフ作り、となっています。
初めての方もぜひご参加ください。

お問い合わせは宮城大学食産業学部 森本まで。
(リンク先にメールアドレス、代表電話番号などが載っています。)













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免疫学の初学者

2016年11月25日 | 仕事・研究
昨日書こうとしてたことと全然違う話を書きます。

私の研究室には3年生後半になると学生が研究室配属されます。
ここのところ大学院生がいないので、うちのラボは100%学部生で構成されます。
その子たちが最初に学ぶ免疫学の教科書。
それを選ぶのは毎年本当にやっかいな作業です。

わたしは最初からきちんとした本を読むべきだと思っています。
昔、ほんとに昔ですが、わたしが分子生物学を初めて自主的に学ぶ必要に迫られたとき、先輩にどの本を読めばいいですかと聞いたら、ワトソンを勧められました。その内容の細かさに呆然としましたが、結局最初にきちんとそれを読んだことで目が開かれました。その後も何度も見返し、非常に役に立ちました。この本です。

ワトソン遺伝子の分子生物学 第6版
クリエーター情報なし
東京電機大学出版局


その後、学生に教えるために初学者向けの本をものすごくたくさん検討しましたが、結局ワトソンが一番というのが私の結論です。
そういう意味で、免疫を学び始めようとする学部生に、とくに、農学系・食品系の学生たちになにを読ませるかとなったときに私が勧めるのはこの本です。この本は、もともとアメリカでは学部生の教科書として書かれていますから、非常にわかりやすい本です。

分子細胞免疫学 原著第7版
クリエーター情報なし
エルゼビア・ジャパン


しかし、ゼミでこの本を読むと学生からかなり強い抵抗を受けます。厚すぎる、難しすぎるというわけです。
そこで次には基礎免疫学を選びました。

基礎免疫学 アバス-リックマン-ピレ 免疫システムの機能とその異常 原著第4版
クリエーター情報なし
エルゼビア・ジャパン


翻訳の用語でつまずくことがあるため、英語版を使う方がわかりやすいかと思って英語版を使ったこともありますが、いずれにせよこの本でも難しいと言われ、今年はとうとうここまで来ました。

好きになる免疫学 (KS好きになるシリーズ)
クリエーター情報なし
講談社


しかし、この本は、わたしは好きじゃありません。はっきり言って「まんが」です。
漫画が悪いというわけではありませんが、これは一般の人が免疫ってなに?ってなったときに読むにはいいでしょうが、少なくとも学問として学ぶ人が読む本としては全然足りません。
それに、正しくないことも書いてあります。初学者には間違ってるとかわかりませんから、余計困ります。
生体の、恐ろしいほどうまくできてるエレガントなシステムをざっくりまるく伝えてしまい、その魅力に気が付く余裕を与えません。

じゃあもっとちゃんとした本を選べば?と言われそうですが、はっきり言って初学者に「これだ!」と勧められる本が見つからないんです。きちんと詳細に書いてあって、しかもわかりやすい、とっつきやすいというような本が。学生が最初から上記の本を読んでくれれば一番なんですが、、、。難しい本も、読んでるうちにそれなりに読めるようになるはずなんです。とにかく挑戦すれば。なにかいい方法はないものか。毎年悩みながら、ゼミをやっています。

とりあえず次回の担当は私なんで、改めて「好きになる免疫学」を読んで久しぶりにサプレッサーT細胞に巡り合ってしまい、がっくりきたところでつい書いてしまいました。



コメント (2)
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今日こそは

2016年11月24日 | その他もろもろ
今日こそはブログを書こう、と思っていたのですが。
書くことがいっぱいたまっているのですが。

でもちょっと時間切れ。
明日こそは書きたい。

書こうと思っているのは

*復興支援活動(リース作り)
*コモンミール(復興住宅)
*山寺へ行ったこと
*エンドレスだった月曜日の解剖実習のこと

などなどです。
明日はまた復興支援活動で、チャーシューを作ります。
記事たまると書けなくなるからな~~。
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マニャーナの法則

2016年11月17日 | レビュー
この間、キンドルの話を書きましたが、そのキンドルで最初に購入して読んでるのがこれ。

仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版
マーク・フォースター
ディスカヴァー・トゥエンティワン


まだ全部読んでませんが、ちょっと感想。

*キンドルについて
iPadで使うのに特に問題はないけど、ページを繰るときに作動しないことがある。
移動中でも読みやすく、ちょっとした空き時間にさっと読めるのはgood.
すでに書いたけど、線を引いたりが気楽でvery good.

*マニャーナの法則について
いやはや、まったくその通り!ってことがいっぱい書いてあります。
私の仕事に当てはめて言えば、「朝出勤したらまず書きかけの論文のファイルをあけろ」さもなくば「その日は決して論文の続きを書けないだろう」ってことになるんですが、まさにその通り!だから今日は朝きたら最初に論文の続きをやりたかったんですが、1限から講義だった→そのままゼミ→そのまま移動して学外で会議、でしたのでやはりまったく手が付けられませんでした。もっと朝早く来たらいいんですが、今日はこれませんでした。だいたい私は8時前に来るようにしているんですが、昨日は帰りが遅かったので、、、、っていうのが悪循環のもとなんですね。朝きちんと早く来て、まだ誰も訪ねてこないうちに論文を書く。そのようにしないといけないんです。わかってます。ええ。あとは実行するだけ。

あとは、「忙しいだけの仕事」に逃避して「本当の仕事」をしない言い訳にしてしまう、というのが本当に注意しなければならないことだと肝に銘じました。

今はこの本以外に紙の本も同時並行で読んでます。これ。

広島大学は世界トップ100に入れるのか (PHP新書)
クリエーター情報なし
PHP研究所


これもおもしろいです!
ちょっと普遍的な大学論に流れてる部分が多すぎるとは思うけど、非常に参考になります。
小さな地方大学はこれからどのような方角をめざしていけばいいのか?
私は日々考えてます。

それから、これらが読めたら読もうと思って図書館で借りてきてまだ手を付けられていないのがこれ。

聖の青春 (講談社文庫)
大崎善生
講談社


映画の予告編を見て、見に行きたい!と思いましたがまだ公開していなくて、図書館に本があったので。でも今調べたらもうこの土曜日から映画も始まりますね。主題歌は秦君ではないですか、こりゃやっぱり映画も見に行かなきゃな~。



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キンドル

2016年11月14日 | その他もろもろ
こないだから初めてキンドルを使ってみてるんです。
iPhoneを買ったせいでiPadの利用頻度が下がっていて、なにかいい使い方はないかなと思って、やっとキンドル始めました。
本は紙の方が好きなんですが、キンドル版が安いし、持ち運ぶにも軽いし、とりあえず導入だけはしてみようと。
そしたら、本に線を引いたりするのは抵抗あるけど、キンドルなら全然気にせずラインを引けるし、メモもできるので、ちょっと気に入りました。
アマゾンでクリックしたらすぐ読めるという利点も。
買い過ぎないように注意しないといけませんが。

それに、始めるまでは紙の本にすごく愛着がありましたが、ジャンルによっては電子書籍の方がいいかもという気はしますね。
もうちょっと使いこなして読書メモとかまとめられるようになったらかなりいいでしょうね。
これまでもどの本のどの辺に何が載っているかというのはだいたい引き当てられたけど、仕事の書籍なら必要なところを抽出してまとめておけたらかなり役に立つはずです。
しばらくいろいろ遊んでみます。

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単語数を増やしたい

2016年11月14日 | 英語
英語の勉強は終わりがないんですが、ここのところとにかく切望しているのが「単語数を増やす」ということです。
もう長いこと悩んでいますが、これといってうまく行く方法がない。

教材は売るほど手元にあるし、それなりに英語ニュースも読んでいて、朝のTVもワールドニュース(BS)、オンライン英語でもWEBニュースを使っているし、CNN Englishの付録の語句Bookなんかも日々携えているし、洗面台には覚えていない単語のリストがはってあって日めくりカレンダー的にめくって覚えようとしているのですが、からっきし増えていきません。現状維持もできているかどうか?毎朝CNN Englishを15-20分くらいやっていて、もっと時間を取りたいと思うけど、忙しくてなかなかそれ以上の時間が取れない。単語なんかはわざわざ時間を取るより日々の生活時間の中に埋め込んでいく方がよい、それもひたすら繰り返すしかない、とわかってるんですが、とにかくできていません。

アプリがいいんじゃないかと思って、割と真剣に検討してみたんですが、どうも「これ!」というのが見つからない、、、。有料のはまだ試していませんが、自分のレベルにあったものかどうかが購入前の段階ではわかりにくいです。無料のアプリではmikanというのと究極英単語というのをDLしてみてちょっと試して気に入らず速攻削除してしまい、アルクのプレミアムパスというのをDLして単語力検定をやってみたらレベル11の12000語と判定されていますが正解率60%です。無料の範囲だとこのレベルでの「今日の英単語」というのを学習できますが、例文とか見ようとすると有料コースに、、、。有料にすれば私の考えてるような使い方ができるのかなあ。ちょっとしばらく検討してみよう、、、。

さて今日は新しく入った3年生と研究テーマについて一人ずつ話しました。
なんとなく今年も私のやりたいテーマを選んでくれる気配が薄い(怖)。
しかもマウスじゃなく家畜をやりたい人がいるので、お金をどーするか。
わたしも家畜はやりたいんですが、やる気だけでは研究はできないので~~。
こちらもしばらく悩むことになりそうです。



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北海道は秋と冬が同居

2016年11月08日 | 仕事・研究
先週末、講演のため札幌へ行ってきました。
雪のため飛行機が条件付き飛行となり、どうしてもその日のうちに到着する必要があったので、急きょ陸路に変更し、新幹線→特急で札幌入りしました。ついてみたら雪は積もっておらず、大通公園の紅葉が素晴らしく、大変喜んだんですが、翌日起きてみたら雪。紅葉に雪ですごくきれいでしたが、この季節であれほどの積雪は大変珍しいそうです。

【青函トンネルに入ります】


【大通公園はとてもきれいでした】


【研究会の発表も無事終了】


【そして翌日は雪】


研究会では北海道の寄生虫汚染状況の疫学的調査の発表があり、その結果に驚愕しました。
駆虫プログラムをやっているはずなのに、非常に高い割合で寄生虫卵が検出されているのです。
いろいろな示唆があり、大変勉強になりました。
東北地方でも同じような調査をぜひやりたいと思いながら帰ってきました。
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プレゼン準備

2016年11月01日 | 仕事・研究
今週の基調講演、最後のチェック中。
通しで練習すべきだとわかっているけど、さすがに長すぎて挫折。
1時間45分も持ち時間があるトークというのは、普段の講義より長い。
聞く方の身になるとこの長さはマジで気の毒になるので、途中でなにかしらどうでもいい話もいれないといけないよな~とか、考えてます。
とはいえ、たぶん本番になるとしゃべりすぎ、結局時間ぎりぎりまでしゃべり倒すことになるのではないかと思います。
過去に時間が余ったためしがないので、、、。

札幌は久しぶりです。
去年の免疫学会以来かな?
札幌出張はいつも楽しみ。
呼んでいただけて感謝。

そして帰ってきたら次は免疫学会。
こっちは沖縄。
発表はポスターだから準備は楽だけど、これから卒論も佳境に入るし、オムニバスの実験実習も始まるしでしばらく忙しそうです、、、。

【プレゼンの真ん中で休憩代わりにしゃべろうかと思っているメリーランド大のラボメンバーの写真】


何年ごろやろ、みんな若いわー。
一番左はわたし、となりはボスのTerez。





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