外部研究費採択

今年も伊藤記念財団の研究費をいただけることになりました。大変ありがたいことです。研究費については、研究テーマごとにあれこれ申請していますが、総額がたとえそれなりにあったとしても、それぞれのテーマで別々にいただけていないと、そのテーマはできないということになるので、毎年苦労しています。とくに単年度の研究費でやっているものは、来年もできるかどうか全くわかりませんので、いつも綱渡りです。

特に、今年は非常に困った問題が起きました。年度始めに使える状態の研究費がほとんどなかったのです。その時期は学部生が就活をしていますので、どうしてもラボの動きは落ちるのですが、今年はお金がないので本当に何もできませんでした。7月からはやっと旅費等も出せるようになるのですが、6月までの研究会等の参加のための移動（交通費）をどうしようかとかなり悩みました。

先に書いたように、そのテーマの研究費が動かせなければそのテーマでの出費はできません。4月の年度初めから使えるのが理想、というかそうでなければならないと思うんですけども、本当に参りました、、、。伊藤記念もたぶん7月末まで使えないと思うんですが、それでも使える額がはっきりしたのは大変ありがたいことです。出遅れた分、加速してやっていくぞ、と強く強く決意した今日です。

１年生の地域フィールドワーク

ちょっと日にちが経ってしまいましたが、、、、。

６月５日に１年生の地域フィールドワーク、現地での活動がありました。私は白石市に行くグループに同行しました。白石市では、学生は一人一人テーマを設定し、歴史的建造物、地場産の食材や食品、福祉政策などさまざまな観点から視察を行いました。わたしは昨年に続いての白石訪問でしたが、今年は新しいスポットとして、おもしろいし市場とこじゅうろうキッズランドがありました。「しろいしサンパーク」の中にあります。市場にはおいしそうなものがたくさん。キッズランドはちっちゃい子どもがいたら絶対通いたいなと思う施設です。とくに雨の時は最高でしょうね。わたしも子どもが小さい時は屋内パークによく通っていました。ちょっと遠くて、近いともっといいのになあと思ってましたが、まだ歩けないような下の子がいるとき、本当に助かりましたね。きっと地域のみなさんの集まる場所になると思います！

【おもしろいし市場】

自販機がカワイイ。

説明を聞く学生たち。

いろいろ売ってます。

　

キッズランドの屋内遊具。ビッグです。

お昼はうーめんを食べ、その後武家屋敷あたりをうろうろ。白石は水の流れの音がすごくいいんですよね。癒されます。

その後すまる屋敷↓などを見学し、

最後は市役所にて職員さんのお話しを聞いたり、見学のまとめをしたりしたあと、大学へ戻りました。毎年お世話になっていますが、白石市の皆様今年も一日ありがとうございました。

わたしの働き方改革

この間も書いたと思いますが、今年になってから、朝早く出勤することにし、その分早く帰ることにしています。それが思いのほか調子よくて、もっと早くこうすればよかったと思っています。朝、９時になるまでは「文章を書く」ことに時間を使うと決め、論文を進めたり、学会抄録を書いたりしています。毎日少しずつしか書いていませんが、それでも毎日書けば目に見えて積み重なって進んでゆくのでびっくりです。日中はどうしても人との関わりがあって集中して文章を書くのは難しいのです。でも、朝一番に少しでも書いておけば、「今日はもう書いた」という気持ちの余裕が生まれます。前は「今日も１行も書けなかった、、」という後悔とともに帰宅することが多かったのですが、最近は精神的にすごく満足感があります。

朝早く来るために気をつけなきゃいけないことが一つあります。それは当然ですが朝早く起きるので、前の晩きちんと寝るということです。私の場合は若い時から朝４時に起きてまず英語の勉強をし、それから家事をし、お弁当も夕食の下ごしらえもしてから出勤してましたが、最近はすっきり起きれず、英語とお弁当はかろうじて続けているものの、「起きられない」というストレスがすごくありました。でも、もう睡眠時間を６時間以下にしない、と決めて、２２時に寝るんだ、と決めたらだいたいスムーズにいくようになりました。前はね、何時に寝ても４時に起きたんですよ。だけどもうそれはやめました。睡眠負債ってこともあるし、健康第一で。

朝きちんと起きている。英語の勉強もできている。お弁当も作っている。朝早くから仕事を始められている。論文もかけている。そういうわけで夜は１８時を過ぎれば終わりモード。以前の私からは考えられませんが、一日しっかりがんばった満足感とともに、さっさと帰れます。前は、夕方になると焦ってきて、そこからいろいろやり始め、疲れすぎて帰りたくなくなるので余計帰りが遅くなるという悪循環。毎日すごく仕事してるつもりでしたけども。

アメリカにいたころに近いかな。あの頃も夜はさっさと帰ってました。帰ってから家で過ごす時間も長かった。土日は絶対仕事に行かなかった。でも論文はがんがん出てました。まあ生産性の高いラボだったということも、講義等学生対応がなかったということもあるんですけれど。日本に帰って１４年。やっと自分の生活を見直すことができました。そしてもちろん成果も出していく、つもりです。