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新しいことを見つけるって楽しい!

今日みかけた子どもたち

2007年09月29日 | その他もろもろ
世の中は少子化の嵐ですが、私の住んでいるあたりは小さい子がいっぱいいます。比較的若い世代が住んでいる地域だからだと思いますが、この辺の子どもは小さい子でもきちんと挨拶をする子が多くて、よそから来たばかりのときはびっくりしました。エレベーターに乗るときは、ちょっと向こうから歩いてくる私をちゃんと待ってくれますし、「何階ですか?」と聞いてくれたりします。ついにっこりしてしまうことの多い子どもたちです。

まあそういう日常なんですが、今日見かけた子どもたちは団地の敷地内の木にぶら下がって枝を折ってぼろぼろにしていました。こういうのはめずらしいんです。思わず「そんなことをしたら木がかわいそうだよ。」と注意すると、「高い木にぼくの飛行機がひっかかったの。木を折って、これで取るの」というので、「生きている木を折るのはだめだよ。枯れた枝なら下に落ちてるから、それを拾ったらいいし、それより箒とかなにか長い棒を持ってきた方がいいと思うけどなあ」というと、飛んでいって落ちた枝を捜していました。

本当は、長い棒を探してあげるか箒でも持ってきてあげて、取ってやれば親切だなとは思ったのですが、それ以上のおせっかいはやきませんでした。飛行機はとれたかなあ。植木を折っちゃいけないこともだけど、生木を折るってそんなに簡単じゃないって、わかったかな。
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人生やりたいことを全部やるには?

2007年09月27日 | 仕事・研究
私は欲張りな人間で、したいことがたくさんあります。仕事は大好きですが、家事も好きです。ぼんやりするのも好きで、でも動くことはもっと好きです。普段はいつもいかにやりたいことを全部やるか、というテーマに頭をしぼっています。「やりたいな」と思っているのにやらずにいるのは自分に言い訳をしているような気になります。どこか工夫をしたら時間がうまれるのではないか。それができないのはなまけているのではないか。などとよく考えます。しかし、人間、効率的にだけ生きるなどということはできません。いくら合理化したって、生身の人間ですから限界があります。

ほどほどにがんばって、あんまりがんばりすぎないで、したいことをそこそこやれて、何より自分が満足できるように、と考えると、あんまり大きなことをどーんと計画するより、こまめ&蓄積が結局は成功への道ではないか、と考えます。日々のやるべきことをためこまない。出したものは元の場所にしまう。今日使ったお金は今日管理する。メールが来たらすぐ返事を出す。なにかしてもらったらすぐお礼を言うあるいは礼状を出す。知り合った大切な人には間をおかずに連絡を取る。学会発表をしたり論文がでたりしたときにはすぐ業績集をアップデートする。

学生であれば、講義の復習はその日にやる。レポートは課題が出たら締め切りぎりぎりになるまで放置しないですぐ取り掛かる。先生が配った資料はその日のうちにファイルする。就職活動に向けて英語の勉強をしなくちゃな、、、と心のどこかにひっかけておかないで、今日いますぐTOEICの申し込みをする。などなど。

ためこむと物事が大きくなって、手に負えなくなってくるんです。日々の生活を丁寧に。それが「やりたいことを全部やる」鍵ではないかと思っています。









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親不知を抜いて仕事にならない一日

2007年09月26日 | その他もろもろ
昨日、もう一本残っていた親不知を抜きました。
6月にも経験しているので、抜歯のあとの痛さはわかっていましたから、今日は午後の会議以外はおとなしくしている予定でいました。それで、書きかけの論文の続きを書こうと思って手帳に書き込んでいました。

しかしちょっと具合が悪すぎて、まず朝出勤するのが至難の業でした。論文を書くなどとんでもないという感じで、午前中は出張の書類をまとめたり、比較的頭を使わない仕事ですごしました。昼食の後、やっぱりもう一度痛み止めを飲み、それで夕方以降は痛みもなく助かりましたが、左ほほはおたふくのように腫れています。

来週講義が始まる頃には腫れが引いてるといいのですが。
しゃべるのに困るわけではありませんが、この顔はおもしろすぎです。

書きかけの論文以外にも停滞している仕事がいくつかあり、最近やや低調です。早く元気になって遅れをとりもどしたいところです。
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寄生虫学会・衛生動物学会北日本支部合同大会にて

2007年09月25日 | 仕事・研究
大阪に行く前日、日本寄生虫学会・衛生動物学会北日本支部合同大会に参加しました。うちの大学で開催されたので、特別講演を依頼されたのです。支部大会なので参加者は少なかったですが、この業界にあまりなじみのない私には大変勉強になり、またいろいろな先生方とお話できて実りの多い会でした。

私は免疫の研究をしていますが、そのツールとして寄生虫を使っています。寄生虫自体の研究というのは昔アメリカで少々やっただけで、研究のメインは宿主の免疫機構です。しかし、やはり寄生虫自体の研究発表を聞いたり、勉強したりすることは大切だと改めて思いました。まあ当たり前のことなんですが。

アメリカにいたときは感染モデルを作るとき、自分で虫を維持したりする必要はなく、共同研究者がすべてやってくれていました。私はサンプリング以降に集中していてよかったのです。日本に帰ってきてから、マウスを飼うこと、繁殖させること、虫を維持すること、感染させること、そしてもちろんそれ以降の解析をすべて自分でやっていますが、私はこの日本型の「なんでも自分でやらなければならない」スタイルを実は気に入っています。共同研究者との研究はいろいろな意味でスケールの大きい仕事につながり、非常に重要なのですが、それでもすべての過程を自分でもやれるということはかなり大きな力になります。そしてそういうスタイルの中では、やはり虫自体のことをきちんとわかっている、ということは不可欠。さらに新しいアイデアにつながっていくことも考えられます。これからもっともっと勉強していきたいと思います。

ところで先々週交配していたマウス。
性周期を細胞で確認せずにオスメス同居で膣栓確認、という方法で交配しましたが、どうもあんまりうまくいきませんでした(ホントの結果はまだわかりませんが)。10月に入れば3年生が研究室に配属になります。彼らが入ってきたら、まずは性周期の確認からやってみようと思っています。もちろん虫卵回収やその培養も。今年度後半はいよいよ研究も新しいことを始めます。
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大阪出張とルリマツリ

2007年09月23日 | その他もろもろ
土曜日に進学相談会があって大阪へ出張してきました。すごい暑さで、真夏と全然変わらない感じの焼けるような日差しにふらふらになりましたが、会場は凍るような涼しさでありました。

今月は5回土日がありますが、うち3回が出張という強行軍でした。しかもその前はアメリカでしたしね。もうしばらくは仙台からどこにも出かけたくないです。

大阪に行って気がついたことがいろいろ。
1、全然かわらない店が多い。ちっちゃな喫茶店がまだまだ健在。スタバに寄らずに済んでしまった。
2、環状線に乗ったらめっちゃ混んでいた。後から乗ろうとしたおじさんが「もうちょっと中につめたってや」と声をかける。←「なになにしたって」というのは「してください」ってことなんだけど、自分のために、、、じゃなくて誰か第三者のために、、、というニュアンスで使う。つまりあえていうなら「自分はまあいいんですけどね、他にも乗る人がいるわけだから。もっと中に詰めてあげてよ。」ということになるんだけど、でも実際は「おれが乗られへんやろ、もっと中にはいれよ!」ということなのです。これが大阪だなあと思ってひとり笑ってしまいました。
3、大阪のおばちゃんにはすっごいおしゃれな人がけっこういます。
4、大阪弁で「ありがとう」を言うのはとってもいいやすい。←これは私が大阪人だからかもしれませんが、仙台で標準語のアクセントで店員さんに「ありがとう」はいいにくく、ついきらいなのに「どうも」と言ってしまうのです。これは新発見でした。

久しぶりに実家に帰ったら、暑さのせいで(?)ルリマツリが満開でした。
 
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異文化交流*ノミュニケーション

2007年09月19日 | その他もろもろ
昨夜、当大学国際交流関係者が集って外国からのお客様のWelcome Partyがありました。実はあまり気が進まなかったのですが(よく知らない方がほとんどだったので)、委員をしている関係上出席することになり、出かけました。当然席上のお話は英語で進んだのですが、意外なことにとてもとても楽しい会でした。参加している人の国籍はさまざまで、「英語が話せるってやっぱりいいな」とあらためて思いました。私は日本で子どもを育てている外国の方に子どもの二言語習得についての話を聞けたのが大変有意義で、これからももっといろいろお話ししたいなあと思いました。フィンランドの習慣や気候についてのお話も知らないことばかりでとても興味深く聞きました。普段の委員会では議事が山のようにあるので、ゆっくり話すヒマなんてないんですよね。アルコールが入るとしゃべりやすくなるのは外国語でも同じで(あれっひょっとしてわたしだけ?)、たまには一緒に飲みに行くことにしましょう、なんてカナダ人のA先生と話して別れました。

日本にいると本当に「まったく」英語を使わない日の方が圧倒的に多いので、「英語のレッスンに行かなきゃだめかなあ」などと考えていたのですが、こういう楽しい時間がもっとあれば、英語もさび付かずにすむし、本当に願ったりかなったりなのになあと思います。

最初はあまり気乗りがせずに出席したけれど、大収穫の夜でした。これからはあまり馴染みがない場所でも積極的に参加していかなければと思ったりしています。
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国際交流・留学

2007年09月18日 | 大学でのひとこま
今日は大学の国際センターの運営委員会がありました。昨今はどの大学でも大学間協定による学生の交流プログラムがあれこれあると思いますが、うちの大学にももちろんそういうものがあって、学生の留学のサポートをしています。

私自身は学生時代にショートステイさえ体験がないのですが、20歳前後に数週間でも外国で暮らせば、その後の自分の生き方に大きな影響があるだろうなあと思います。私が所属していたメリーランド大学でも、毎年多くの日本人留学生が入学してきました。若い人は英語の習得も早いです。語学学校のプログラムなどであまりにも短期だとそれほど効果はあがらないかもしれませんが、でも、モチベーションにはなると思いますから、ぜひトライしてみてほしいです。

ただ、だいたいこういうプログラムは自己負担もけっこうあるんですよね。だからそういう目標のある人はこつこつとでもお金を貯めましょう。英語に限らず、夢を実現するときにはある程度資金が必要になります。時間や経済の無駄を見直し、少し遠くも見て、計画を立てられるといいですね。

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英語を日本語に直すと

2007年09月17日 | 仕事・研究
夕食後、金曜日の学会でしゃべる講演のスライドを作っていました。その中に、アメリカでプレゼンテーションに使ったスライドを10枚くらい入れているのですが、中身を日本語に直すのにうんざりしています。

学会ですから、英語でも全然かまわないと思うんです。実際、日本免疫学会などは抄録も英語、ポスターに使用する言語も英語と決まっています。ですが、やっぱり短い時間で得られる情報は、やはり日本人にとっては日本語が一番早くて確実と感じるんですね。聞く方でもそうです。アメリカでとあるレストランに入ったら、日本人がいる、とわかりました。混んだレストランで、日本人の顔が見えたんじゃないんです。人々の話し声の中、日本語は本当に小さなボリュームでしたが、はっきりと私の耳に入ってきました。母国語ってそういうものですよね。

で、やっぱりスライドの英文も日本語に直すことにしたのですが、直訳したらくどくて意味がとれないため、「イメージでまとめる感じ」でやるんですが、それがやたら面倒。まだ半分くらいしかできていません。明日は午前中会議で時間がないのですが、午後なんとかがんばって夜までには完成までもっていきたいところです。
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少子化の本とムギ畑

2007年09月15日 | その他もろもろ
昨日の記事に書くのを忘れたので追加です。

「猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか」の本文中に、私の例(子連れ海外赴任)が紹介されています。勝間さんはムギ畑というワーキングマザーとその予備軍のためのサイトを主催されているのですが、私は97年くらいからそこに参加していて、私がアメリカに行ったとき、また向こうに残る決心をしたとき、そして日本にポジションを得て帰国したとき、いつもムギ畑の存在が私の支えでした。私以外にも子どもをつれて留学された方や単身赴任された方は何人もいて、その方たちの話もこの本で紹介されています。私は「自分の限界を自分で決めない」という姿勢をムギ畑で身につけたといってもいいと思っています。97年と言えば10年前なのですが、その頃私の周りには女性研究者・教官は一人もおらず、子どもをつれて一人で海外で仕事するなど、とうてい想像もできない時代だったのです。でも、私が向こうにいる間に、私と同じような子連れ海外赴任をたくさん見るようになりました。だんだん世の中は変わってきますね。これから社会に出る女子学生の皆さんにはやりたいことを全部やっていいんだよ、と言いたいです。あきらめないで、チャレンジしてください。必ず道は開けます。
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猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?

2007年09月14日 | レビュー
猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか? 猪口邦子×勝間和代 ディスカバー

勝間和代さんが猪口邦子元大臣との対談形式でまとめた本です。
少子化の問題があるということはもう誰しも知ってるわけですが、しかし実際に具体的に近い将来どういう状況が起こってくるのか、ということを説明できる人は少ないと思います。この本では少子化問題の現状と将来像が非常に論理的に示されており、誰しもが納得できるように解説されています。少子化の問題を解決するということは、我々日本国民全てが豊かに生きる社会を実現することと同義です。年金の問題や女性の社会進出に関わる問題という視野の狭い議論ではなく、人間の生き方の問題と言ってもいいくらいなのです。これから子どもを産む年齢の方だけでなく、広く社会一般に読まれてほしい一冊です。

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