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アウトプットとインプットのアンバランス

2013年06月28日 | 仕事・研究

アウトプットとインプットのアンバランス状態について書きかけていたところ、ちょっと気になる本があり、読んでみました。

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる
ちきりん
文藝春秋


その前に著者のブログで「人生を無駄にするための10の方法」というのを見かけ、本もおもしろいかもと思って読んだんですが、、、

一言でいうと、期待していたので、ちょっとつまらなかったかな。
大企業に入って安定に暮らす、って以外の生き方を提案しているのですが、なるほどそういうのもありねとは思いましたが、うちの学生に勧めるかと考えたらやっぱり勧めない、、、。まずはがむしゃらにやってみて、そののちこういう生き方にシフトするのはありかと思います。でも著者はそれでは若い時を無駄にしてしまうということをブログ「将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ」の中で指摘しています。

能力が十分高い人は組織につぶされるより自由に生きる方がより力を発揮できるし、社会にも貢献できるかもしれないんですが、ごく普通の人の場合、やはり組織の中で能力を伸ばしてもらうという部分が大きい気がします。

私自身は同じところにずうっと勤めた経験はないし、どこでも自由にやらせてもらって、ほとんど窮屈に過ごしたことがないのですが、それでも若い時はやや負荷のかかる環境で過ごす方がいいという意見です。人間は元来なまけものですから、ゆるくすればいくらでもゆるくなりますし、そんなに稼がなくても生きていけるとはいえ、「誰かの役に立っている」という自覚なしに生き生きと生きていくというのはなかなか難しいもんです。

上記は著者の主張にまるごと沿って反論してるんじゃないんで、興味を持たれた方は一度読んで見られるといいと思います。

さて最初の話にもどってアウトプットとインプットのアンバランスについて。
私自身は今アウトプットが強くて、インプットする時間がないので非常につらい日々を送っています。上に書いたのとちょっと反するところですが、組織の中にいるとこのバランスを取るのはかなり難しいことがあります。というのは、アウトプットで飯を食ってるわけなんで、インプットは別んとこでやってかないと、、、というのがあるんですね。しかし今のところ、別んとこ、という時間がほぼないわけなので、息切れ状態です。

「なにをやらないか」というやらないリストを作る必要がありそうです。



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松島へ行ってきました。

2013年06月27日 | その他もろもろ
週の真ん中なんですが、松島へ行ってきました。ここのところ週末全部仕事だったので、代休です。が、結局会議などが入ってしまい、昨日の午後だけ休んで行ってきました。

松島って観光名所ですが、うちから1時間もかからずに行け、翌朝そのまま出勤も可なのでプチ休暇にぴったり。とはいえ、今朝は4時からサッカーを見て(コンフェデ杯)、温泉に泊まった割に全然ゆっくりはしていないという、、、。







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週末ダウン

2013年06月24日 | その他もろもろ
ちょっと忙しすぎ、日曜日完全ダウンしていました。
今日は気仙沼方面へ出張。
明日からまた平常通り、のつもりですが、ダウンしていたせいで日曜日にやろうと思ってた仕事3つがまったくできず。一つ(河北新報の原稿書き)は気仙沼から帰ってきてからやりましたけど、あと案件二つ。しかも急ぎ。明日はできるだけ早く起きて早く大学に行こう、、、。

健康って大事ですね、いうまでもないですが。
がああああっとガッツで仕事を片づけられるのも体力あってこそ。
ダウンしてしまうまえにうまいこと折り合いつけなきゃならないんです、ホントは。でないとかえって非効率だもの。まあそういう意味で、どんなに忙しくてもジムに通ってるわけですが。

まあ今月はちょっと無謀でした。
出張は帰ってから後の始末も時間とられるので、よく考えて組まないといけませんね。
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あすと長町仮設住宅支援活動~6月~

2013年06月23日 | 震災・災害関連
6月19日、あすと長町仮設住宅支援活動6月編ということでポット苗づくりをしました。5月にまいた種が順調に育ったので、それをポットにあげます。これをさらに育て、次回は寄せ植えや定植にチャレンジ。

成長著しい苗。







一本ずつ抜いて、土を入れたポットに入れていきます。



学生ボランティアたちがお手伝い。



どうですか、うまく植えられましたね!



こんなにたくさんできたんですよ。



最後はイチゴの写真ですが、これはちょっと変わったいちごです。
色は薄桃色で、香りも桃の香り。桃薫という名前のいちごなんですよ。みなさん試食して大満足。




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この1週間のできごと

2013年06月21日 | 仕事・研究
えーと、今日は、今は大阪にいます。今朝仙台空港から伊丹に飛び、そこから三ノ宮へ。そして学園都市へ。兵庫県立大学の本部に行ってきました。9月に大学間連携事業でうちの学生たちを連れて兵庫に来るので、その打ち合わせです。で、それが終わったので大阪へ移動。明日は大阪で会合があり。(その前に今日は高校の同級生とミニ同窓会←これから)

月曜日に加美町のグリコに行った話を書いた後、全然時間がなくて更新できませんでした。で、まずグリコの話。学生の企業見学、工場見学をお願いすべく、まずは私が行ってみて見学をさせていただきました。仙台グリコさんの厳しい衛生管理は素晴らしいです。学生にはぜひ見せたいけど、衛生管理上、大勢はとても無理。ゼミ単位などでぜひお願いしたいとお話ししてきました。大学でも食品加工実習などをやってますが、プロの技を見せていただくことはとても大事です。スキル的にというより、メンタル、こころがまえとして。

学生には社会経験をできるだけたくさん積んでほしいと思っています。アルバイトだけでなく、幅広く。それが卒業後の進路にも影響してきます。

今週はあすと長町仮設住宅支援の園芸実習もありました。5月にまいた種が育ったので、ポットあげ。写真もアップしたいけど、ちょっと時間切れなので後で帰ってきてから追加します。

とりあえず、ミニ同窓会に行ってきます!!
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被災動物のケア

2013年06月17日 | 仕事・研究
出張中、いただいたみやぎ獣医師会報を読んでいました。2011年3月、被災動物をさがして避難所を日々まわっていた獣医さんによる、震災後の動物たちの記録が載っていて大変ためになりました。あの深刻な時代の中、毎日のように避難所をまわって動物たちを診察し、投薬し、状態の悪い動物は連れて帰って入院させ、そしてその記録を残す。大変な活動であったことがよくわかります。同時にこの号には福島原発の事故についても記事が載っており、大変勉強になりました。かつ、思いを新たにしました。風化させない、そしてこの記憶を次の世代に残す。

今日は朝から加美町の仙台グリコへ。
こちらも大変勉強になりました。詳しくは明日また書きます。

今日は帰ってきてから持ち帰り仕事で疲労困憊。もはや起きていることは不可能、、、zzz。
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前向きのこころがまえ

2013年06月15日 | 仕事・研究
忙しい忙しいと言わないように、書かないようにと気を付けていたら話題が限定的になってきまして、記事の中身も当たり障りのないことばかりになってきて、自分でもつまらないので、ちょっと微修正。いくら忙しくても身体は元気にしてますので、このくらいは自分的には許容範囲なのでありましょう。

ここのところやたらと淡路島・神戸の話題が出ていますが、わたしは宮城大学と兵庫県立大学の連携事業の中で、ボランティア活動の部分の責任者ということになっています。もともと仮設住宅の支援などをしていて、学生のボラグループの結成・マネジメントをやってた関係で指名されました。やり始めてみると、園芸療法というのがキーワードでありまして、看護の方々と「グリーンを使ったケア」という領域の仕事を進めることになり、ボラ部会だけでなくケア部会の班員も兼ね、結果として新しいカリキュラム作りにもかかわることになりました。そのため、今月は3回も関西に出張するのですが(うち一回は別の仕事ですが)、それ以外に兵庫の先生方をこちらにお迎えしての会議、その会議の準備のための会議、と4月以降会議の時間がものすごく増えました。新しい領域の仕事ですので、自分の引き出しが一気に増えた感があります。人脈も広がりました。この事業はあと3年くらいかかわることになりそうです。

そういうわけで6月は対外的に忙しいなと思っていたのですが、日本のとある学会の学会誌に総説を書くという仕事の依頼を受けており、その締切が6月末で、5月末からしゃかりきになって書いていました。まあ日本語なのでなんとかなるだろうとは思ってたのですが、合間に3年生5人のインターンシップのES直しなどがまったなしで舞い込んで、細切れ時間も必死になって文章を書いて直しての繰り返し。その総説が昨日やっとある程度の形になりました。締切が6月末なのに、これくらい余裕をもって仕上げたのにはわけがあります。

6月下旬(末日ではない)締切で、とある仕事を引き受けており、こちらは「読み仕事」ですがかなり難度の高い仕事で、時間がかかることが予想されました。出張中も持ち歩き、5分でも10分でもとにかく読んでコメントを付箋に書いてはり、今日明日でなんとか仕上げる予定にしています。

ちなみに、今年は科研費の最終報告書もありまして、学内締切が6月14日でした。それは6月上旬にだいたい書き上げて寝かせてましたが、今週最終チェックして無事送付しました。

さらに9月の獣医学会(岐阜大)に4年生がエントリーしたいというので、その抄録の締め切りが17日。これについては学生がまず書いて、それを私が直してという形で、さっき完成して登録しました。これも2,3日寝かせて再度チェックします。が、とりあえず登録したのであとはもし万が一忙しくて手が付けられなくてももう大丈夫。

ここまででだいたい6月の予定はほぼ片付いてきたので、あとは後回しにした書きかけ論文の仕上げとまだ手を付けてない新しい論文に手を付けるというのを引き続きやって、目標は書きかけ論文の6月末日までの完成です。これでいったんこういう「デスクワーク」から足を洗って、7月は実験をやる予定。本来は並列でやるべきですが、集中してデスクワークを終わらせた方がよいと判断しました。

大きなラボと違って、ここでは私は一人で何役もこなします。でもだから時間管理が非常に大事だし、へたれない精神力が要求されます。アメリカ時代はよかったな、と思います。研究に没頭できましたから。だけど今はより複雑に自己管理が必要。研究のスピードは落ちてますが、自分の能力のさまざまな部分がより広く深く伸びつつあることを感じます。自分に負けないぞ。その気持ちを強く持っています。

昨日、総説の完成のために必死になってたら、帰宅したら日付が変わってて、それから夕食をとって寝ましたが、久しぶりに6時間寝た今朝は絶好調。ジムにも出かけ、午後からまた大学にやってきました。土曜日の朝、休みののんびり感を満喫し、仕事の完成の爽快感もあって、身体がのびのびしました。この達成感は何にも代えがたいです。限界まで頑張った時にしか得られない快感。だから今日もがんばる。

さて明日は大阪へ日帰り出張です。
明日は天王寺経由だからみたらし団子でも買って帰るかな。





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農場実習その2

2013年06月14日 | 大学でのひとこま
今日はフードビジネス学科1年生の農場実習。
わたしは別の用事があって遅れていきましたが、ウシの聴診をやってみました。聴診器ってさわるだけでちょっと楽しいでしょ。まずは自分の心音を聞いて、それからウシのおなか(腸)の音を聞いて、最後に心音。みんな喜んで聞いておりました。前肢の付け根から聴診器をつっこまないと聞こえないので、ウシに寄り添わないといけないんだけど、ちょっとこわごわの1年生は遠めの位置に立って緊張しながらの聴音。緊張は動物にも伝わるので、まずは大きな生き物に近づくことに慣れるのが大事ですね~。

今日は私が指導していたから写真を撮れず。残念。
↓こんな感じの教育用聴診器を使って、わたしが聞いて場所を確認してから学生と一緒に聞けるので、便利です。

KENZMEDICO(ケンツメディコ) 教育用聴診器(二人用)No.164 YAMASU
クリエーター情報なし
KENZMEDICO(ケンツメディコ)


実は学生時代に実習で使用した聴診器を後生大事に持ってたんですが、使う機会がなく、宮城大学に来てから使ってみたら、ろくに聞こえないの。で、新しく買いなおしました。やっぱり用具・器具・ツールは大事です。
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ヒラリーさんはこれから

2013年06月12日 | アメリカ生活
1999年の11月にアメリカに行ったとき、ちょうど翌年が大統領選ということで、アメリカ国内は大変盛り上がっていました。小学校に入ったばかりの長男が、学校で「ブッシュかゴアか、どちらを支持する?その理由は?」という宿題を出され、驚いたことを覚えています。長男はブッシュと答え、ブッシュ支持者に「小さいのにスマートだ。思慮深い。」と大真面目にほめられ、苦笑したこともありました。

この年の大統領選は荒れに荒れ、その後のアメリカの方向性を決める重要な選挙になりましたが、その後も選挙のたびに日本との違いを考えさせられることが多くありました。とくにブッシュ大統領が2期目も選ばれたとき、アメリカ人の保守性の強さを改めて感じ(正確には国の真ん中あたりの保守性の強さ:真ん中は赤色に染まり、沿岸部は青に染まる。)、テロ後のこの国はどうなっていくのだろう、と怖い思いにとらわれました。私が住んでたのは東海岸なので、選挙翌日の周囲の落胆ぶりも非常に印象に残っています。

ブッシュ2期目終了時、ヒラリーさんがオバマさんと戦っていたころ、わたしの周りの女性たちの多くはヒラリーを支持していませんでした。リベラルすぎるというのがその理由でした。わたしも同じように感じていました。保守性の強いこの国で、ヒラリーは勝てないと。しかし国務長官として世界中を駆け回っている彼女を見ていて、だんだん私は考えが変わりました。この人はリベラルだけど、すごく柔軟な人じゃないか。しかもこのタフさ。あのとき選挙に勝っていたら、どうなってたかなあ。

ヒラリーさんがツイッターを始めたら、ものすごい数のフォロワーが瞬時についたとニュースで見ました。次期大統領選への期待も高まっているようです。しばらく仕事を休んで第一線から退きますが、まだまだ元気ですね。今後の活動が非常に楽しみです。

自由の国、アメリカ合衆国。けれども今まで女性大統領は誕生していません。
ガラスの天井がけっこう堅固な、良妻賢母が尊ばれる保守の国、アメリカ。高い理想とその反動でおそろしくねじまがった矛盾を抱えた国。次の大統領はどうかじを取るのか。日本への影響も大きいです。日本の若い人たちにも関心をもって見てもらいたいですね。


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獣医師会にやっと入りました。

2013年06月11日 | 仕事・研究
宮城県に来て9年目。
入りなさいよ~と言われるたんびにはいはい、と言ってそのまま手続きしわすれてきたんですが、やっと、ようやく入会しました。宮城県獣医師会

先日、入会の依頼に来られた事務局の先生にお伺いしたところでは、県内の女性獣医師で、ばりばり働ける年齢層の方で無職って方が何人かいらっしゃるようで、もったいなーいと残念に思いました。育児家事介護などさまざま事情はあるでしょうが、せっかくの資格ですから何とか仕事に復帰していただけるといいなあと思います。まあでもお医者さんの世界でもお仕事されていない有資格者はたくさんいらっしゃるようですね。人手の足りない業界ですから活躍していただけるといいなあと思いますけれども、、、。

そうそう、なぜ女性獣医さんで仕事してない人がこのくらいいるなんてことがわかるかというと、獣医師は「今なにやってるか」っていうのを届け出る仕組みになってるからなんです。獣医師法第22条っていうのがありまして、臨床やってるんだとか大学に勤務してるんだとか届け出る義務があります。これまでそのデータはどうなってるんだろう、と思ってましたが、先日入会の時に初めて県内獣医師のデータというのを拝見し、なるほどこんなところに出てくるのか、と納得しました。

普段あんまり獣医師らしい仕事をしているとは言えない私ですが、それでも獣医師の先生方のネットワークにものすごーーーーく助けられています。ほんとに感謝です。というわけでやっと獣医師会に入りましたので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。






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