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科学者という仕事

2007年11月03日 | レビュー
科学者という仕事 独創性はどのように生まれるか
酒井邦嘉 著 中公新書

ニュートン、アインシュタイン、マリー・キュリー、朝永振一郎などのサイエンティストが残した言葉を紹介しながら、研究とはなにか、独創性とは、いかに個を磨くか、、、、という話が展開されます。大学生なら、研究者を目指す人でなくてもぜひ読んで欲しい一冊。

本文中、私が気に入ったのは次のような言葉。

「日々のトレーニングの積み重ねで筋力を維持するのと同じように、研究者としての頭脳力と体力を衰えさせてはいけない」p56

「『運』とは幸運(チャンス)のことであり、最後の神頼みでもある。『人事を尽くして天命を待つ』と言われるように、あらゆる智恵を動員することで、逆に人の力の及ばない運の部分も見えてくるようになる。中略、運が運であると分かることも実力のうちなのだ」p58

前にも書きましたが、科学者の発想の道のりを知るのは本当におもしろいですね。これからも先達の書き残したものや自伝なども読んでいきたいと思います。


コメント
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